部屋干しで生乾きの臭いをさせない干し方

部屋干しをしても生乾きのニオイを発生させない完ぺきな干し方を伝授します

無地の黄色、水色、白、ハート柄、ボーダーなどのシャツが数枚窓際に干されている斜から見た図

洗濯物を部屋干しして生乾きが発生するかどうかは洗い方よりも干し方・乾かし方に大きくかかっています。生乾きの臭いをさせないために必要なのは、ズバリ、可能な限り早く乾かす事に尽きます。

そのためには幾つか方法があり、そのすべてを行うことであなたはもう生乾き臭とは一生おさらば出来ます。では詳しくご説明していきますのでお読みください。

なお、この記事はより良い方法が見つかったり新しい方法があれば随時更新します。

 

洗濯物の干し方のポイント

洗濯物を干すときのポイントをあげます。

  • 洗濯が終わったらすぐに干す(超重要)
  • 洗濯物どうしの間隔をあけて干す
  • 外に干す
  • 風をあてる、または風の通り道を作る
  • エアコンの風を当てる
  • 扇風機で風をあてる
  • 換気をする(出来れば部屋の2か所を開ける)
  • 除湿機を使う

ではこれら洗濯の干し方を詳しくご説明していきます。

 

洗濯が終わったらすぐに干す

洗濯機から洗濯物を取り出す女性の腕

洗濯機が回り終わってメロディが鳴ったら、ただちに洗濯機から取り出して干すことが大切です。これが超重要です。

洗濯が終わって洗濯機に入ったままの時間が長いほど、もうどんどん菌の繁殖が進みます。なので洗濯が終わったらまずはすぐ取り出す事、そしてすぐさま干す事。これが大前提です。密閉された洗濯機の中に、濡れた洗濯物が固まった状態。温度がそこそこ高く水分が豊富で風通しが悪いという、菌が繁殖するためにあるような環境なのです。だから1秒でも早くその環境から取り出さないとなりません。

菌が繁殖する条件はこうです。

  • 湿気がある
  • 温度が高い
  • 菌のエサになる物がある

エサなんてないでしょ!?っていうプラスチックの上とかでも菌という物は繁殖できちゃう凄い生存能力の持ち主です。どんなとこにでも菌にとってはエサとなる物が存在してるんですよ。

地上から高度10000メートルの上空にもカビ菌は存在する程です。なので結局、湿気と温度、この2つの条件さえあれば、もう菌は発生しちゃうと言えます。

洗濯が終わって濡れたまま放置してる間ずっと、菌は繁殖し続けます。洗濯が終わったら、すぐさま取り出して干してしまいましょう。

 

間隔をあけて干す

パイプハンガーに10cm間隔くらいで部屋干しされた3枚のワイシャツ

洗濯物どうしの間隔をなるべく空けて干します。
衣服やタオルが触れ合っている状態は、空気が流れないので湿気が逃げていかず、乾きが悪くなります。

厚いバスタオルを干した時は乾きにくいですよね。洗濯物がくっついていれば、それと似たような状況です。

最低でも5cm以上、出来れば10cmくらい、本当の事言えば20~30cmくらい空けて、空気が通りやすい状態にする事が大切です。

20cmくらい空ければそれだけ乾きは早くなりますよ。密集してればしてるほど、その空間の湿気は多くなりますからね。

なるべく湿気が洗濯物から逃げれる空間を作ってあげれば、乾きが速くなります。

 

タオルはズラし干し

タオルを干す時にちょうど半分二つ折りになる長さで干すと、全体が2枚重ねの様になり空気の通りが悪く乾きが遅くなります。重なっている部分が多いほど湿気が逃げにくくなりますからね。

早く乾かすためには、真ん中から折れるように干すのではなく、7:3くらいの位置がタオルかけに来るようにズラして干すと、重なっている部分が減ってその分早く乾きます。横からみたらアルファベットのJをサカサマにしたような、傘の持つところのような形です。

 

外に干す

外に干す場所があるならそれに越したことはありません。外は室内より断然乾きが良いです。
その理由は、外は部屋のように区切られた空間じゃないからです。無限に広がる空間です。空気が幾らでも流れ放題だから、湿気の逃げ場が無限に用意されているんです。

風が多少なりとも常にあり、必ず空気は流れてますから、洗濯物の水分の逃げ場が常にある状態な訳です。たとえ冬の寒い季節だとしても、外に干したほうが乾きが早いです。

今は部屋干しがテーマなので除外される方法ですが、一応記載しておきました。

 

風をあてて早く乾かす

白い部屋で、床置きの物干しに部屋干しされた洗濯物に扇風機の風が当たっている

エアコンや扇風機で風を当てましょう。
雨が降っている、虫が出やすい、洗濯物を人に見られたくないなど、外に干せない状況も多々あります。

そういう場合は部屋干しするしかないですが、風を当てることで空気をかき回し早く乾かせるという事です。エアコンを使うなら、なるべく温かい風を当てる方が当然乾きは良くなります。

干してある洗濯物の周りの空気は、洗濯物が乾いていく過程で出た水分により、水蒸気がいっぱいです。

洗濯物のすぐそばにある空気が、水蒸気をいっぱい含んだままでは、洗った洋服やタオルにいる水分が出ていく場所がない状態。まるで人でごった替えした部屋の様。それでは洗濯物が乾きにくいわけです。

なので、早く乾かすためには風をあてて、その水蒸気をいっぱい含んだ空気をどこかに追いやって、新鮮な空気を洗濯物のそばに置いてあげる。そうやって洗濯物の水分の逃げ場を新たに作ってあげる必要があるということ。そしてそれ常に繰り返す。そうすれば一番乾きやすい状態になるわけです。

 

換気をする

窓辺の網戸から風が程よく入りレースのカーテンを揺らしている

窓を開けて湿った空気を入れかえる事も重要です。

空気中に存在できる水蒸気の量は決まっているんです。飽和水蒸気量と言います。そして同じ量の空気でも、温度が高い方がたくさん水蒸気を受け入れられる、言い換えれば、洗濯物がより乾きやすいのです。

閉め切った部屋では空気の入れかえが起きません。
洗濯物を干している部屋では、どんどん空気中に水蒸気が増えて行き、いずれ満タンになってしまいます。こうなると洗濯物から水分が出ていけません。つまり乾きにくい状態です。

だから空気の入れ替えが洗濯物を乾かすのに重要なんです。

また、部屋の2か所を開けた方が良いです。

部屋の1ヵ所だけ開いていても、空気はいまいち流れません。
空気の入れ替えは、空気の入り口と出口が必要なんですよね。これ意外と知らない方が多いです。

確かに、窓が1か所だけしか開いてなくても、ゆっくり空気は入れ替わります。
でも、ゆっくりなんですよ。かなり。

2か所開放している時と1か所とでは非常に差が出ます。倍なんてもんじゃないですよ。私の体感的には、時間で言って5~10倍くらい変わってきてる感じです。

出来る限り、干している部屋のドアと窓などの2カ所を開け、空気の通り道を作るようにしましょう。

 

除湿機を使う

白壁のおしゃれな部屋で、床置きの物干しに洗濯物が干され、その傍らに残りの洗濯物と除湿器が置かれている

家電を使う方法、つまり電気代を使う方法なので、優先順位は下ですが、除湿機は洗濯物を乾かすのに非常に有効です。あるとないでは完全に乾くまでの時間に2、3時間の違いが出ます。

除湿器は空気中の水蒸気を集めて液体の水にして貯めてくれます。このおかげで空気の水蒸気が減って、洗濯物の水分の逃げ場がまた出来るという事。なので空気の入れ替えをしているのと同じ事になります。

私は家電を買うなどはめったにオススメしないのですが、除湿器だけは非常に便利なので、今お住まいの住居が洗濯物を乾かすのに向いてない場合は購入を検討してみても良いと思います。家電製品としては比較的安い方ですし。

窓を開けられないし扇風機も置きづらくて上手く風が当たらない、という状況でも除湿器があればかなり乾きが早くなります。私はこの状況なのですが、洗濯物が臭くなる事はほぼないです。夏でも冬でもです。使っているのは実家の物置きから出て来た20年前の除湿器(笑)。それでも効果絶大です。非常に長く使えるし、夏から冬までオールシーズン活躍します。長い目で見てかなりコストパフォーマンスは高いです。

 

除湿器選びのポイントが2つあるのでご紹介しておきます。それは音と臭いです。

除湿器の中には音が大きいものがあります。
部屋に置いておくと音が気になるし、テレビの音も聞こえづらいし、勉強や仕事などの作業をするのにも気が散ります。

そして臭いの方です。
これも除湿器によるのですが、薬品のような臭いが出るタイプがあるんですよね。

ここで除湿器の仕組みの話を少し。除湿器は以下の2種類にわかれます。

  • コンプレッサー方式
  • デシカント(ゼオライト)方式

コンプレッサー方式は比較的音が大きく、低温状況では能力が落ちます。デシカント方式は温度で能力の変化がないですが、変な臭いがします。ゼオライトという薬品を使っているからだそうです。

私はこのゼオライトの臭いが非常に苦手だし、人体に悪影響がないのか気になるので、私はコンプレッサー方式の方をオススメします。音がうるさいと言っても騒音まではいきません。扇風機の風の音くらいだと私は感じてます。

最近の除湿器は風が出る物も多くあり、しかもその風が少し暖かいです。その風を洗濯物に当てられるのでより乾きが早くて便利ですよ。

 

洗濯物を部屋干しする場所

部屋干しは場所で決まると言ってもいいくらい場所が重要です。ではどこにすればよいのかをご説明します。まずはかかせないポイントから。

部屋干しにかかせないポイント

  1. 風通しの良い場所
  2. 温度の高い場所
  3. 高い場所

これがポイントです。上から大事な順になっています。上から順に重要です。ただし2の温度は冬場は難しいですよね。高い場所が良いのは、湿気は下に溜まるからです。出来るだけ高い位置に干すようにすると良いのですが、これも一人暮らしのアパートなどでは難しいこともあります。そうすると大切なのは風と換気という事になります。

本当は理想を言えば、部屋干し専用のサンルームみたいな、暖かくて風通しが良い部屋が用意出来たら最高なんです。小さめの部屋をガンガン暖房で温め、2か所通気口を作っておき、扇風機で風を起こして部屋の中に空気の流れを作ることです。そこに除湿機もあれば文句なしです。

でも冬にそんな環境は難しいです。そんな部屋を作ることが出来るご家庭はそうそうないと思います。ではどうするか。

風通しさえ良ければ乾くまでにかかる時間は寒くても早くなります。真冬でも外に干せれば結構乾きがいいですからね。とにかく風通しをよくします。

洗濯物に風が当たり、干してある部屋の換気が良いことが大切です。

では、干す場所の選択肢の少ない一人暮らしを想定して、部屋干しの場所を考えてみます。一人暮らしでは部屋は1つか、ほとんどの方があっても居間とキッチンの2つでしょう。そういう状況で考えたとして、部屋干しに有効な場所は2つ考えられます。

 

居間のエアコンの真下

エアコンの斜め下にパイプハンガーで部屋干しされた数枚のシャツ

部屋干し場所として選ぶべき1つ目は、「居間のエアコンの真下」です。

  • エアコンの風
  • エアコンの暖かい温度

この2つが得られるのが利点です。最初にあげたポイントの1、2番が確保できています。

これで洗濯物の近くの温度と風通りは確保できるので、ある程度短い時間で乾かせます。部屋が狭くても、洗濯物周りの空間だけに限っていえば空気が流れている状態だから良いんです。でもいずれは部屋の空気の入れ替えはしないとダメですが。

具体的な方法としては、エアコンや扇風機で風を当てて、その部屋の2か所の扉か窓を開けて空気の入れ替えが常に行われている状態にすることです。

扇風機でも風は当てられますが、エアコンの暖房の風を当てられる方がいいですね。温度が高いことも洗濯物の乾きを良くしますから、エアコンの温かい風を当てた方が早く乾きます。

パイプハンガーなどを伸ばして高くして、エアコンの風が出るところに洗濯物を近づけるなどが出来れば、強い風が当たるのでなおさら良いです。よくニトリやホームセンターなどに売ってますよね。1本か2本のパイプでハンガーをたくさんかけられて、高さを調節できるやつです。とにかく洗濯物に風が当たっていれば乾きはだんぜん早くなります

さらに乾きをよくしたいのであれば、空気の入れ替えを行うことです。洗濯物を干してからの時間経過とともに、部屋の中は湿気の逃げ場がなくなり、乾きは悪くなっていきます。時折窓を2か所あけて空気の入れ替えをしましょう。

でも空気の入れ替えをすると部屋が寒くなりますよね。居間で過ごすのですから、寒いのは困ります。空気の通り道を作るのが難しい場合は、先ほどもご紹介した除湿器です。除湿器を買うお金がかかってしまいますが、除湿器の能力は洗濯物にはかなり有効で、購入金額に見合うだけの働きはしてくれるはずです。安い物だと1万円以下から、日本メーカーのそれなりの物でも12000円くらいで買えるものもあります。

 

キッチン換気扇の近く

キッチンの換気扇フード。黒くてツヤがあり結構オシャレ

換気扇のそばは既に空気の入れ替えが確保できています。

キッチンには居間のようにエアコンがないのが難点ですが、空気の入れ替えには困りません。キッチンとお風呂場の2つの換気扇(お風呂とトイレが別々のアパートなら3つの換気扇)により、窓を開けることなく常に空気の入れ替えが行えます。

一人暮らしのアパートのキッチンは居間より狭いのですぐ温まります。そこを灯油ヒーターなどの暖房器具で温めるとすぐに暖かい部屋が作れます。これで洗濯物が乾きやすい環境が作れます。

更に扇風機で洗濯物に風を当てればなお良しです。これで温度と風と換気のすべてがそろい放置できます。

もちろん、除湿器は有った方が良いです。除湿器は一年中役立つ便利なアイテムなので、買って損はないと思います。

余談ですが、除湿器は重要な家電製品ですが、加湿機という物はあまり必要ないと私は思います。わざわざ加湿するくらいなら、洗濯物を干して湿気を部屋に放出したいところです。全く部屋干しなんてしないし、家の中が乾燥して仕方ない、というご家庭なら必要かもしれないですが。

1つ注意点があり、お風呂に入ったばかりだとお風呂場からの湿気で洗濯物が乾きが悪くなります。お風呂から上がってある程度時間が経ってからの方が良いですね。

寒い時期に洗濯物を早く乾かすには、時として多少お金がかかってしまいますが、洗濯物が乾かなくて困る時はある程度仕方ないですね。この辺をいかに工夫して節約しながら早く乾かすかがポイントです。

 

洗濯物をしまう場所

脱衣所の上の方にある作り付けの戸棚が1つ相手色んな色のタオルが重ねてしまわれている

洗濯物をしまう場所ってほとんどの方があまり意識しておらず、生活する中でいつの間にか決まってしまってることが多いと思います。適切な場所にする事で、洗濯にかかる労力も減るし時短にもなるので、一度見直されることをオススメします。

洗濯物が乾いたら、取り込んでクローゼットや衣装ケースにしまうことになりますが、遠くにあったらしまうのが面倒です。できる限り、洗濯物を干す場所としまう場所が近くなるようにすると楽になります。

一人暮らしの場合などは、クローゼットに一番近い窓のそばなどが良いですね。しかし、これは基本的な考え方であり、理想という感じ。これよりも大事な事が1つあります。

それは「それを使う場所にしまう」ということです。

バスタオルは脱衣所またはお風呂場の近く、フェイスタオルは洗面所、手拭きタオルはトイレと流しのそばの棚、などです。そうすれば一番動きが少なくなり、体感的にも最も楽な配置です。

乾いた洗濯物をしまう時だけ、各々の配置場所に配るのが面倒ですが、面倒なのはこの1回だけ。あとは使いたい時にすぐ出せます。

朝の急いでる時に「タオル出し忘れた!」とか、お風呂入ろうと思って服を脱ぎ始めたのに「バスタオル用意してなかった!」なんて事がなくなります。使いたい時にすぐそこにあるのですから。

使いたい時に毎回用意するより、始めから使うべき場所に置かれている方が絶対楽ですよ。洗濯物をしまうのは日中や夕方から夜など、時間のある時に配って回ってしまい、使う時はすぐ近くにある。この状態の方が時間とストレスの面で効率的ですからね。

 

まとめ

以上ここまで、洗濯物の生乾きの臭いをさせないための干し方をかなり詳しくご説明しました。これだけでちゃんとやれば乾きは良くなるはずです。これでも生乾きの臭いがする、取れない場合は、既に衣類やタオルにある程度大量の菌がいる状態で、まず除菌が必要です。

詳しくは以下の記事にまとめてありますのでご覧ください。この方法なら強烈な生乾き臭で諦めていた洋服やタオルも復活しますよ。