おとり物件って何?本当にあるの?などの疑問について考えてみた

2019-02-10

アパート探しをしていると、たまに耳にする「おとり物件」という言葉があります。

「実際に不動産屋に相談に行ったらおとり物件だったよ」などという話を耳にすることもあります。

おとり物件とは、実際には入居出来ない、好条件の物件を掲載し、それに興味を抱いてもらうことにより問い合わせや来店を促し、そこで他の物件を勧める、というものです。

新規開店のお店に行列を作って客寄せを行う「サクラ」なんていう言葉がありますが、それの物件バージョンがおとり物件ですね。

今回はそのおとり物件について解説したいと思います。

 

おとり物件は本当に存在するの?

今から20年も前の話ですが、私が東京で一人暮らしのアパートを探していた時に、実際におとり物件に遭遇した事があります。

まだ建築中のアパートがありまして、ある不動産屋からまだ完成していないのだけれどこういうのがあるよ、ということで紹介をされていたんです。とても素敵なアパートで、私はそこに入りたかったんですが、まだ完成まで日数がかかると言われ諦めていたんです。

その後、他の不動産屋にいったときに、そのアパートの間取り図がカウンターにデカデカと置いてあったんです。そこで私は、「このアパートは入居できるんですか?」と聞いてみました。

そしたらその不動産屋さんはなんと答えたかと言うと、「空き予定ならあります」とおっしゃいました。

「空き予定?まだ建築中なのに?」と心の中で思いましたが、「そうですか・・・」と流して終わりにしました。

もうそこでウソをついた事は明白です。その不動産屋は信用できませんので、適当に話を終わらせてお店を出ましたよ。

 

もう一つ。私の友人の話で、それも同じく20年ほど前のお話です。これも東京。

当時は賃貸物件は雑誌で探すか不動産屋に足を運ぶのが主流でした。友人は雑誌で見て気に入った物件が幾つかあったので、そこに書いてある不動産屋へ足を運びました。

そして目を付けているアパートがあることを伝え、詳しく知りたいので色々質問してみたそうです。そしたらなんとその不動産屋さんは、その話をスルーし、別の物件の話を始めたそうです。友人は驚きつつも、不動産屋さんの話を一通り聞いたんだそうです。

そして折をみて、持ってきた雑誌の気に入ったアパートのページを開いて質問します。するとまた無視。そしてすぐさま別の物件の話をまた始めたそうです。こんな事が何度か繰り返され、友人は諦めてその不動産屋を出たそうです。

今では信じられない話ですよね。ひと昔前は、こんな事がわりと普通にあったんです。それが不動産業界。でもご安心を。今そんな事をしていたらすぐに悪評が広まり、その不動産屋はやっていけなくなります。だからそうそう存在しない筈です。業界自体もより健全化する動きを見せていますし。

不動産公正取引協議会や、大手の賃貸探しサイトなどでもおとり物件の取り締まりは強化されています。おとり物件があってはそのサイトの評判が悪くなり、利用者が減ってしまいますからね。

ただ、全くゼロにはなっていないでしょうから、どこかにはおとり物件が存在するでしょう。私はここ数年で実際にお目にかかった事はないですけども。

 

おとり物件は今後どうなる?

不動産屋さんにとって、物件の情報を入力するのは膨大な労力と時間を取られてしまう作業だそう。確かに想像でも予想はつきます。

いららぶGROUPの調べでは、初めてその物件の情報を掲載した段階では、約3割の物件に何らかの情報の不備があるという調査結果が出ています。

それを考えると、情報の掲載内容が実際と異なっており、「思っていた物件と違った」ということは頻繁に起きていると思います。そういう、意図せずおとり物件のようになってしまっている物もある事を認識しておいた方が良さそうですね。

 

それに、ネット社会となった現在、「この不動産屋はおとり物件を掲載している」と利用者に思われてしまえば、すぐに噂が広まる可能性が高いです。

それに大手フランチャイズに属する不動産屋がほとんどですから、不正がバレたら上からお叱りやペナルティをくらう可能性もあります。

こんなリスクの大きいことをやる不動産屋はそうそうあるとは思えないです。ほとんどの不動産屋は「意図的におとり物件を掲載する」なんて事はしていないでしょう。

私も平均3年に1回くらい引越してますし、知人や親戚の部屋探しや引越しを手伝う機会も多いですが、見た記憶がありません。

20年くらい前に一度見たっきりで、ここ数年は全く見かけていません。今の時代となってはその程度のものなんですよ。

 

おとり物件に出くわしてしまったら

おとり物件に実際に遭遇してしまった場合についてお話しておきます。

結論から言うと、特に大きな問題はありません。狙っていたアパートがおとり物件だったという残念さはありますが・・・。

ご自分が気になって問い合わせたアパートがおとり物件だったとしても、実害はないですよね。ちょっと手間と時間をロスするだけです。その不動産屋とはすぐさよならすれば良いだけです。

賃貸物件というものは、どの不動産屋でも紹介できるんです。

だからそのおとり物件を掲載しているような不動産屋とはさよならしてOK。

このアパートはA不動産だけ、そしてこのアパートはB不動産だけ、などと決まっていたりはしません。

なので、「アパートはとても気に入ったけど、この不動産屋はなんかイヤだな」と思えば、そこでは契約せずにお店を出て、他の不動産屋でそのアパートを契約すればOK。

ただ1点慎重になって欲しいのは、そのアパートに住み続ける限り何かあった時の相談窓口となるので、契約する不動産屋選びは結構重要です。

 

いえらぶは好感度高い

「いえらぶ110番」という機能があり、各物件情報ページの問い合わせボタンの近くに、物件情報の記載間違いや成約済み物件の情報が掲載されているなどを知らせる機能を備えています。こうやって利用者に不利益な状況をなくす努力をしている点は高く評価出来ます。

いえらぶはこの他にも、おとり物件や掲載情報の間違いを極力減らそうという取り組みを多々行っており、その点はとても好感が持てます。

 

参考情報

おまけとして、おとり物件などに関わる情報を載せておきます。

都道府県の監督機関から行政処分を受けると、国土交通省ネガティブ情報等検索システムという所で公開されてしまいます。

2008年にエイブルがおとり物件を掲載していたとして公正取引委員会からは以上命令が出されたという経緯が、東洋経済ONLINEに掲載されています。

エイブル側は、データの入力ミスやシステム誤作動が原因としています。が、実のところはわからないですよね。本当かもしれないし。

 

まとめ

おとり物件という物が何か、存在するのか、今の時代のおとり物件の現状などをご説明させて頂きました。

ひとことで言えば、そう気にする必要はないということになります。

めったにないだろうし、仮に遭遇してもスルーし、その不動産屋とはさよならすれば良いだけ。

その不動産屋を利用できなくても、私たち消費者には困ることはありません。物件情報はどこでも手に入りますから、他の不動産屋から紹介してもらえば済む事です。

以上、おとり物件についてでした!

 

お気軽にご相談ください

当サイトは節約と一人暮らしの専門サイトとして長年運営しております。わたくし管理人も節約と一人暮らしには一定の自負を持って取り組んで来てますので、微力ながら何かしらお役に立てることはあると思います。

全てにお答え出来るかはわかりませんが、皆様と同じ消費者の目線から、お答え出来ることは何でも、時間の許す限りご相談にのります。

些細なことでも構いませんので、お気軽にご質問ください。あなたのご質問が、他のユーザーのお役に立ちます。現在お問い合わせはコメントのみとなっております。

 

お部屋探し特集