整理整頓は時間とお金の節約に超重要
整理整頓すれば家事が簡単になり、物の存在が明確になり管理が楽になる
私は整理整頓することを、節約の中で高い重要度の高い部類に位置付けています。
お金の節約でも時短においても言える事です。
何故かというと、簡単にいえば、何かを見つけたり数を数えたりするのに、色んなものがごちゃごちゃと散りばめられているより、必要な物だけが存在し、スッキリ整頓されている方がわかりやすいですよね。当たり前ですが。
たとえるならば、ひと昔前に流行った「ウォーリーを探せ」。もしご存知なければ、テレビでよくある間違い探しを思い浮かべてください。
イラストがゴチャゴチャしてなくてスッキリしてたら、一瞬でウォーリーや間違いが見つけることが出来ちゃいます。
だから、スッキリ整理整頓されているほど、物を探したり数えたりするのが楽になる。つまり勘定しやすくなる。それは結果的に無駄な買い物が減り、今ある物でこなせたりという所へ導いてくれます。ということは時間とお金の節約につながるわけです。
散らかりはムダの製造機
雑然と散らかり、ごちゃごちゃしていて目に入っただけでストレスがたまる状態。つまりは整理整頓していない状態。これはどんどんムダを生んで行ってしまいます。
- 労力のムダ。ムダな動き
- 時間のムダ
- ストレス(バカにできない位の大きさ)
こういうムダをどんどん生み出し、生活を悪循環に導きます。
労力のムダ
整理されていないとどういう事が起きるのか。
整理されていれば手をまっすぐ伸ばすだけで取れるものが、別の物をどかさないと取れない。どこにあるかわからず、引き出しを開けたり色々な物をひっくり返したりしてやっと見つかる。
こんな状態ではムダな動きが大半を占めてしまいます。きちんと整理されていれば10秒で済むことに、1、2分費やしたりしてしまうんですね。意外と思われるかもしれませんが、世の中の多くの人にこういう事が頻繁に起きているんです。
時間のムダ
上記の労力のムダとリンクしますが、整理されていないからその時欲しい物がどこにあるか見つけづらい。物をどかして取ったり、探すために当然余計に時間がかかってしまいます。
ストレス
上記の労力・時間のムダにしている事にイライラしたりでストレスを感じる。散らかっている状態を見るだけでもストレス。物をどかしたり探したりすること自体もストレス。
整理整頓されていれば全く感じる必要のないストレスを幾つも感じなければいけなくなるのです。
このように、整理せずに散らかった中で生活や仕事をすると、3つのムダが生まれてしまいます。
以前にテレビで、弁護士の方で自分の部屋が足の踏み場もない程散らかっている人がいました。
彼は、「整理する時間より、物を探す時間の方が少ないから、片づけはしない」と言ってたんです。その時は私も、そういう考えもあるのか。果たしてどうなんだろう・・・と思ったんですが、今にして思えばその人は愚の骨頂です。そしてヘンクツ人間。
整理されている方があらゆる行為・思考がやりやすくなる、つまりは効率化されるのに、たまたま必死で探して見つかるもんだから、探し物をする方がマシという錯覚に陥ってしまっただけ。しかも探す時は全神経を集中させて、汗かきながらせっせと動いて「ほら、ありました」なんて言ってました。
その弁護士の人じゃなくても、「今のちらかった状態が実は自分には一番理にかなってる」なんていう人がいますが、間違いです。整理しないで済む理屈を探してこじつけてるだけです。そのままにしておくか整理するかはその人の自由ですが、どちらが効率的かと言ったら整理した方になります。
整理方法
ここからは整理整頓を行う方法のコツと、具体的な手法のお話です。
- 道具の用意
- すぐ捨てられる物をどんどんゴミ袋に放り込む
- 残った物を仕分け
- 売れる物は売る
- 掃除
- ゴミ捨て
おおまかに言うとこんな段取りで進めると効率的です。
道具の用意
散らかり具合のレベルにもよりますが、整理の規模が大きいほどに道具は重要になります。道具と言っても特別な物ではなく普通の物です。
- ゴミ袋(十分な量の)
- 紐
- ハサミ
- ガムテープ
- ダンボール箱
- 輪ゴム
- 軍手、手袋
- お掃除用洗剤やアルコールスプレー
- ぞうきんorキッチンペーパーなど破れにくい紙
ゴミ袋が十分にないと物を捨てることも出来ません。ヒモはいらない雑誌をしばるなど、何かしら必要な場面が出てきます。
ガムテープやダンボールは、取っておきたいけどすぐ使わない物をまとめるのに使います。輪ゴムも整理する時には物が散らばらない様にまとめたり、何かと便利です。捨てる物でも小さい物をまとめる時は、ヒモより楽です。
場合によっては軍手や滑らないラバー軍手とか、ゴム手袋などもあると便利でしょう。少し重い物を持ったり、棚を動かしたりする場合に、手をケガから守ってくれます。
それから、大々的に整理をすると、かなりの確率で掃除をする必要が出てきます。クローゼットの奥や棚の裏がごっそりホコリで汚れていたり。
まず使ってない物は捨てる
「整理」と名の付く行為をする場合、一番最初にすべきことは、「捨てられる物をじゃんじゃん捨てる」ことです。これが一番最優先。「物の絶対数を減らす」と言い換えても良いでしょう。
なくても良いのに取っておかれている物は何気にたくさんあります。
「こういう時が来たら必要だから一応取っておこう」みたいな物はほぼ捨てていいものです。整理整頓が苦手な人はこういう思考で物を取っておくことが多いようです。
昔スポーツしてた時のユニフォームや、3年前にジョギングを始めようと買ったけど1回しかはいてない古びたジャージとか。10年前に1度行ったきりのスノボ用の手袋とか。スノボって、10年やらなかったらこの先も多分やらないですよね。いつかまたやる機会がもし来たら、その時に道具を買うか、レンタルで良いと思います。多分やらないでしょうけど。
スノボに限らず、10年近く離れている体力を使う趣味の道具は、とって置く必要はありません。多分復活しないし、やるとなったらその時に考えれば済む事が多いです。そもそも10年プラスもう数年前に買った道具はあまり使いたくないでしょう。
整理の時には、まずは物の絶対数を減らすこと。これが何よりも効率を上げてくれます。
残った物を、さらにとって置くか捨てるか仕分ける
まず第一段階として、すぐに不要と判断できる物を捨てて物の絶対数を減らしました。
物が多すぎると、整理する作業自体が進みにくくなるのです。作業するスペースもないですし、物が邪魔になって動く導線も悪くなります。何かを捨てるのに行ったり来たり、よけたり飛び越えたり。そういう状況をなくすための第一段階です。
そしたら次は、もっと踏み込んで必要・不要の仕分けをしていきます。
- 何かに使える
- もったいない
この2つが頭に浮かんだら、「いらない物かもしれないサイン」です。
「何かに使える」と思ってる時点で、今使っていない物です。そしてもう1つの「もったいない」という感情。これが捨てることを妨げています。
今後もとって置いて使いたい物にはこの一連の感情の流れが起きることは少ないです。というかほとんどないハズです。
世の中にある物のほとんど、もしくは全てが「何かに使えるもの」です。だから、「何かに使える」は取っておく理由にならないのです。
そして、「もったいない」という理由だけで取っておいてるなら、それはもはや要らない物です。もったいないという感情は、物に対して理由なく抱く自然な感情。もったいない意外に残す理由がなかったら、それは不要な代物です。その物を置いているスペースや捨てるべきか悩んでいる思考力の方がもったいないと思うのですが、いかがでしょうか。
使わないけどどうしても取っておきたい物、理由はわからないけどどうしても捨てたくない物があるならば、そういう物をまとめておく専用の箱を用意して、そこにまとめて押し入れやクローゼットの奥の方にでもしまっておくと良いです。
但し、どうしても捨てられないものだけ。基本は必要かどうか判断して、極力捨てなければなりません。
もしそのためのスペースが多く必要になったなら、自分の心の問題です。考え方を変えない限り、整理整頓は実現しないでしょう。問題は片づけをしない事ではなく、心の状態の方にあるという事です。
なので処理すべきは心という事になります。が、結局やることは同じ。その心のリハビリも、1つ1つ整理を行うことになります。とって置きたくなる気持ちを抑えて、思い切って捨てる。ゴミ袋に入れる、放り込む。1つ捨てるたびに心の治療が進んで行くのです。
時と場合によっては1つ捨てると決断した途端に変わることも出来ます。私もそのうちの一人。私の場合はそうせざるを得ない状況にあったのです。大学3年生になる時に校舎が変わるので引越しをしなければならず、その時に荷物が多すぎてこのままでは期日までに引越せないという状況に追い詰められたのです。
背に腹は代えられない、もう捨てるしかないという気持ちになって、本当に必要な物以外は高い金額で買った物だろうが何だろうが捨てたんです。捨てなかったのは、これからも使う物や、大事な思い出の品くらいです。服も2/3くらいは捨てました。
それからです。私は必要ない物はどんどん捨てられるようになりました。そしたら逆に、捨ててスッキリすることが気持ちよく感じるようになれたんですよね。その結果、どうせ捨てるかもしれないから、本当に必要な物しか買わないという心持ちになりました。
売れる物は売る
前段階の仕分けで不要に分類された物のうち、使えそうな物は売って少しでもお金に変えましょう。
ヤフオクやメルカリに出せばより高く売れますが、画像撮影から梱包や発送など多少面倒です。面倒臭い場合はオフハウスやブックオフなど、買い取り屋さんにもって行っちゃいましょう。洋服から小物、本までまとめて出せるのですごく楽です。
捨てるよりは多少でもお金になった方がいいですし、捨てるのも結構大変です。普通にゴミに出すには以下のデメリットがあります。
- ゴミの日まで待つ
- 不燃物や雑誌は数週間待ち
- 粗大ゴミは予約とお金がかかる
それが、オフハウスやブックオフは持って行きさえすれば引き取ってくれて、お金をもらえることはあっても払う事はないので、かなり便利なんですよ。値段が付かなくても引き取ってくれたりします。大量にある場合とか、大きな物などは訪問買い取りもあるので、相談してみると良いです。
掃除
物がだいぶ減ってスペースが出てきた辺りで、一旦掃除しておきましょう。ゴミは玄関のそばなどに一旦置いておき、ゴミの日を待って出しましょう。
地域の清掃センターなどはゴミの持ち込みも出来ますが、車がないと無理です。曜日も平日や土曜の午前などに限られたりします。
部屋の大整理をした時は、ほとんどの場合ホコリが舞ったり、物があったせいで見えなかった汚れやホコリが現れます。それを洗剤やアルコールなどを使ってキレイにしましょう。
掃除が終われば気持ちよく過ごせる空間の出来上がりです。
後は燃えるゴミや不燃ごみを出せる日を待ってゴミ捨てです。
今回のまとめ
整理は段取りを組み立てて効率よく最小限の努力で行いましょう。
- 道具の用意
- すぐ捨てられる物をどんどんゴミ袋に放り込む
- 残った物を仕分け
- 売れる物は売る
- 掃除
- ゴミ捨て
という流れでした。整理の規模が小さい時は、この段取りの幾つかを飛ばすことも出来ると思います。
せっかくの休日に大仕事をした日は、外食するなど自分にご褒美をあげたりして苦と楽のバランスを取って上手に行ってください♪
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