紙類を断捨離する方法。年の終わりに書類をスッキリ整理して今後溜めない方法
貯まりにたまった紙類をスッキリ断捨離
ちょっと油断すると際限なく溜まっていく紙類。
いつかやらなきゃと思いながらも、溜まるほどやりづらくなる物。今回はそんな紙類を上手に処理してスッキリしちゃいましょう。
そして今後もう溜まらないようにする方法もご説明します。
捨てるもの
まず一番大事なのは、何と言っても仕分け。
捨てる物とすてない物の分別が第一歩です。問題はここなんですよね。捨てるのなんてゴミ箱にポイっとやるだけなんで簡単。その前の仕分け判断が面倒でやっかいなんです。
でもこれ、多少面倒なものの、やり方は法則があるので難しくはないんです。
まずは、捨てるべき物、捨ててはいけない物の分別方法から見て行きましょう!
即捨てでOK
ここで挙げるものは即捨てOKです。
- 昔のカタログ、雑誌類、本
- 製品がない取説
- 期限切れのクーポン、サービス券
- ポイントカード
- 診察券
- 公共料金の支払い明細
いつの間にかたまるカタログや広告。1枚のペラ紙の広告だとすぐ捨てられますが、本のようになっていると急に捨てづらくなるんですよね。でもいりません。長くとって置くべき物じゃないし、そもそも要らないです。
取扱説明書は、製品がなかったらいりません。整理しないままになっている引出しとか一気に整理しちゃいましょう。
クーポンなどはいつの間にか期限が切れるので、折を見て整理しましょう。
ポイントカードもよくつかうお店以外はいりません。「たまに行くかも」みたいなお店はポイントカードなしでよいでしょう。
診察券も数年行ってない医院のは必要ないでしょう。多分もう行きません。もし行くことになってもまた作ればよいだけ。お金がかかる事もほとんどないです。
公共料金の支払い請求書、支払い明細書とか、版を押された領収書を取っておいてる方もいますが、いりません。控除に使えたりもしないので、家計簿をつけたら捨てましょう。
退会処理が必要
以下に挙げるものは、ちゃんと退会処理してから捨てた方が良いものです。ただ捨てて放置したから必ずしも問題がある訳ではないのですが、その方が安全です。それにスッキリします。
- クレカ
- 銀行の通帳・キャッシュカード
まずはTELしましょう。わからなければネットで調べればコールセンターやお客様相談室などの電話番号は出てきます。これらはTEL連絡だけで退会できる物もありますし、銀行口座などは来店が必要と言われることもあります。各金融業者により取扱いが異なるので、それぞれに確認しましょう。
捨ててはいけない物
捨ててはいけない物は何かを具体的に挙げます。ちょっと重要なので、なぜ捨ててはいけないかもご説明します。
法的・経済的に捨ててはいけない物
まずは捨ててはいけない物の一覧です。
- 不動産の権利書
- 契約書
- 医療費の領収書
- 納税証明書
- 源泉徴収票
- 支払った領収書(高額な物)
- 保証書
これは誰にでも共通する取ってべきものです。
人によってはこれ以外にもあるでしょうが、ここで挙げたのは誰もが取っておくべきです。
基本的にとても重要なものばかりです。
思い出の品
大事な思い出の品で取っておきたいと思う物は残しておきましょう。あなたの大事な人生の軌跡だし、年を取るほどに大切に思えてきたりもします。
一般的には、
- アルバム
- 旅行に行った時や学生時代などの写真
- どこかに行った時のお土産
- 旦那さん・奥さんとの思い出
- 自分が生きて来たあかし
- などなど
人によりけりです。私は卒業アルバムなどは全て捨てました。写真もほぼ全部捨てました。そういう類は保存状態が悪かったこともあり、臭いやホコリ・変色、場合によってはカビなどの菌類が付いてる事もあるでしょうから、過去何度か引越してる中で捨てました。
まあ、私の持論は良いとして、必要かどうかは自分で自由に決めれば良い物です。
不動産の権利書・契約書
当然ながら、こういうたぐいの物は言うまでもなく捨ててはいけません。誰もがわかっていると思いますが、長年経つとなくなっている事もあります。ちゃんと場所を決めて整理せず、「捨ててはいけないのはわかっているから捨てはしない」という状態だといつの間にかなくす事があるんです。実例が少なくないので気を付けてくださいね。
「捨ててはいない」ではNG。
管理出来ている状態というのは以下の状態です。
- 所在をご自身でわかっている
- 必要になったらいつでも用意できる
この状態になければ紛失している可能性があることになります。
本当に大切な物は常にあなたの管理下にある様にしましょう。
医療費・薬の領収書
これは後で還付申告という所得税の控除を受けられる可能性があるので取っておいてください。平成29年分からは医療費のお知らせだけで出来ることになっていますが、「領収書による確認が必要な場合がある」とも言われているので、取っておいた方が無難です。
納税証明書・領収書・源泉徴収票
税金を間違いなく納めたという証拠です。こういう物も何かの際に必要になるケースがあるので一応取っておきます。
支払った領収書(高額な物)
使う機会は基本的にはないと思いますが、高額な物の場合は一応取っておいた方が無難です。万が一何かトラブルが起きても、金額が安ければ諦めもつくというか、正直どうでも良いですが、高価な物はそうはいきません。買った物に不良があっても、領収書は、あなたが確かにそれを購入してお金を払った事の証明です。高価な物だけは取っておきましょう。
領収書は、お金を受け取った側が、払った相手に対して「確かにお金を頂きました」という証明として発行するものです。
保証書
めったにないですが、買った電化製品など高価な物が早く壊れてしまった時に、これがあれば保証期間内は無償修理・交換などの対応をしてもらえます。しかし、保証書がなければ保証期間外と同じ扱いになる、つまりは有償修理となってしまいます。取っておきましょう。
実は捨てるべき物
以下の物は取っておく必要がありません。
- 年賀状
- 結婚式の招待状
- 名刺
失礼だと思うかもしれませんが、取っておいても誰のためにもなりませんし、取っておいてる事を知らせる相手もいません。あえて知らせても、「そんな事をわざわざ自慢されても」って思われるくらいで、いい事は1つもないです。
という事がわかったんだから、捨てましょう。
ただし、だれが結婚式に呼んでくれたかは重要なので、それだけはメモしておきましょう。もちろん、取っておきたい理由があれば取っておいてください。
全てにおいていえますが、人によって大切にしたい物は異なります。あなたが本当にどうしても取っておきたい物は、一般的に捨てるべき物でも取っておいてください。
名刺の連絡先も必要なので、これも電子化した上で紙の名刺は捨てましょう。
電子化してたりメモして、その物自体は捨ててしまった方が楽です。電子化が進んだ今の時代、こういう紙媒体でやり取りする文化がなくなってしまえば良いのですが、取引先が続けている以上勝手にやめる訳にも行かないのが辛いところです。
紙類を増やさない対策
せっかく紙類を整理してスッキリしたら、その状態をキープし、もう2度と同じ状況にしたくないですよね。
ということで、今後どうしたらこの先一生、紙が貯まる悩みから解放されます。ということで見ていきましょう。
紙類はすぐ処理
ダイレクトメールやお知らせなどが届いたら、その都度すぐ確認して処理し、貯めない様にしましょう。
その都度行えば短時間で済むし、貯まることもありません。
ダイレクトメールを減らす
ダイレクトメールは来ないように処理してしまえば良いのです。
いらない物は断りのTELをしましょう。
送ってくる会社には、あなたの情報が登録されているという事です。なのでこちらから連絡して「もう送ってこないで」「登録抹消して」とお断りすれば良いのです。それをしない限りは一定期間ごとにまた送って来るでしょう。
明細書のweb化
クレカの利用明細などは紙で届くのではなwebタイプにする事が出来ます。紙の明細は、いつの間にか憂慮かされて発行料を取られている場合が多く、損でもあります。今の企業は、宣伝はダイレクトメールで送ってきながら、こちらが損する連絡は一通のメールだけで済ませ、気づけない事が多いです。このケース非常に多いので気を付けてくださいね。1つ1つは50円くらいですが、安いからと勝手に取られて良い物ではありません。
一度登録してしまえばweb化できるので、面倒なのも一回だけです。何度も紙で受取り続ける面倒さを考えたら断然マシですよ。
気を付けるべきことが1つだけあります。
web化するということは、ログインIDやパスワードが作られることを意味します。
各登録先ごとに忘れないようメモを残しておきましょう。ログインID・パスワードはweb上には残してはいけません。以下の方法を取れば安全性が確保されます。
- インターネットと関連のない形(紙に書くなど)で残す
- 誰にもわからない所に保管する
- 家族にも教えない
インターネット上は、情報を盗み出されてしまう可能性がゼロではありません。個人が狙われる可能性は低いですが、web上にある以上可能性はゼロではありません。
web上に保存さえしなければその可能性をゼロに出来ます。なので、まずはインターネット上へ保存する事をやめましょう。特に注意すべきは、今までそうしている人。今までやっていて大丈夫だから、今後も大丈夫と思ってしまいますが、それは習慣から来る思い込み。今後はやめましょう。
紙に保存するのが面倒であれば、絶対にネットにつながらないパソコンでも良いでしょう。
ノートで保存する場合は、いつでも順番が入れ替えられるように、ルーズリーフとバインダーを使うと良いです。そして1ページに書く情報は3個くらいまでにしてスペースを多く空けておけば、あとで追記も出来ます。
ID・パスワードというものは、万が一にも盗まれる可能性がないよう気を付けましょう。
家族や親友のように身近な人であっても教えるべきではありません。悪気はなくとも、その人がうっかり外部に漏らしてしまい、そこから誰かに盗まれてしまうという事が起きないとは限りません。誰かのせいにしないためにも、ご自分だけが知っている状態にしましょう。
まとめ
捨てる物と捨てない物を分けます。そして捨てきったら、今後はもう増やさないことです。
捨てるものは、
- 即捨て
- 退会してから捨てる
この2種類です。
捨ててはいけない物は以下でした。
- 不動産の権利書
- 契約書
- 医療費の領収書
- 納税証明書
- 源泉徴収票
- 支払った領収書(高額な物)
- 保証書
これらプラス、個人によって異なる捨てたくないもの、思い出の品などです。
実は捨てても良い物は以下でした。
- 年賀状
- 結婚式の招待状
- 名刺
そして仕上げ、紙を増やさない対策です。
- 溜めずにその都度すぐ処理
- ダイレクトメールは断りの連絡
- 明細書のweb化
これらをすれば届けられる不要な紙が減りますし、溜まる事もほぼなくなります。仮に少し溜まってしまってもすぐ処理できます。
これであなたはもう書類の山に悩まされることはないでしょう。
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