高額療養費制度を知ってますか?高い病院代を大幅にカットできます

高額療養費制度とは

白衣の男性が左手のひらを上に向け、そこに黄色いドル袋のイラストが浮かんでいる

高額療養費制度という医療制度をご存知ですか?

もし知らなかったとしたら、今後の為に絶対知っておきましょう。この制度を使う事で手術などの高額な病院代をガクッと下げる事が出来るという、素晴らしい制度があるんです。

高い医療費が驚くほど安くなる

手術などをした事がない方はどのくらいの値段か相場がわからないと思いますが、ちょっとしたものでも健康保険を適用しても何十万円もかかります。

ではどのくらいになるかというと、かなり簡単な説明をすれば、8万円前後くらいで済みます。

1週間入院して手術をしたとしましょう。高額療養費制度を適用する前の医療費が50万円だったとしても、8~10万円台くらいで済みます。

多くの診療科で、上限8~10万円くらいです。

ただし、年収が高いと少し上限が上がります。370~770万円の方は、プラス2、3万円と考えておけば良いでしょう。

高額療養費制度が適用されないもの

  • 食費
  • 入院基本料
  • 差額ベッド代
  • 先進医療の費用

これらは高額療養費制度の対象外です。なのでその金額は割引はなく、最後に合計されますが、そんなに大きい金額ではないです。ちなみに入院基本料と食事代は健康保険が適用されますが、差額ベッド代は健康保険適用外です。

入院期間が数か月単位だと数万円くらいでしょうが、1、2週間の入院なら1万円以内だと思います。

あと、先進医療は高額療養費制度の適用外です。先進医療はそもそも保険適用外です。

先進医療も使わず、個室に入るなどがなく、1ヵ月以内の入院なら、大体6万円~10万円くらいの支払いで済みます。

 

入院基本料

入院するだけでかかる基本的な料金です。素泊まり料みたいなものと捉えるとわかりやすいでしょう。部屋料や寝具、病院のパジャマなどを全て含んだ代金です。電気代や水道代なども別にかかったりはしません。

病棟の種類や看護師の配置人数などにより変化が出ることもあるようです。

1人部屋などに入れば代金は高いので別でしょうが。

食費

入院中に出して貰う病院食の代金です。居住費(入院基本料)とは別に出されています。健康保険が適用されます。

差額ベッド代

通常の大部屋にはかからないのですが、少人数部屋、個室などになると別途かかる追加料金です。これを差額ベッド代と呼びます。

 

私の心臓の手術の例

私の例ですと、3年ほど前にアブレーションという心臓のカテーテル手術を行い1週間ほど入院したのですが、その時の元々の診療費は65万円ほどでした。

あまりの高額に心臓の手術をしたばかりなのに心臓が飛び出しそうになりましたが、高額療養費制度の適用で全部合わせて9万円くらいで済みました。

あとで返ってくるとはいえ、自分が入院している状態で急に65万円を用意するのは大変です。手続きが遅くなると一旦たてかえて、後で戻ってくるという形になるのですが、「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関の窓口に提出することにより、高額療養費制度を適用後の代金の支払いにおさえる事が出来ます。

何とかたてかえずに、高額療養費制度適用後の料金の支払いという形をとれました。

 

高額療養費制度の支給申請方法

病院の領収書のアップ

あなたが加入している健康保険(健康保険組合・教会けんぽの都道府県支部・市町村の国民健康保険・後期高齢者医療制度・共済組合など)に、高額療養費制の支給申請書を直接または郵送にて提出する事で支給されます。

病院の領収書が求められる場合があるので一応必ず取っておきましょう。加入している健康保険によっては、支給申請を勧めてくれたり、自動的に高額療養費を振り込んでくれるところもあるのだそうです。とにかく早めに確認しておきましょう。

あなたがまず最初にする事は、勤め先の担当者に高額療養費制度を使いたいと申し出ることです。

会社勤めの方は会社の上司や総務、事務、派遣社員の方は派遣会社の担当に聞けば良いです。国民健康保険の方は市区町村の役所に電話して聞きましょう。

ちなみに、あなたが加入している健康保険がどこなのかは、保険証の表面を見ると書いてあるのでわかります。

そして病院の事務の方とも話をしておけば完璧です。退院が近くなると事務の方が来られると思いますが、早めに確認して遅れなく手続きを行いたい所です。看護師さんなどにその趣旨を伝えると、事務の方に伝えてくれるかもしれませんし、歩ける場合はご自分で事務局まで行って相談しても良いでしょう。

たいていは入り口のそばの会計窓口の近くにそういう窓口がある筈です。入院受付とか、医療相談課とか、それらしき名前が付いていると思います。

 

まとめ

高額療養費制度は、入院や手術など、高額な医療費がかかった場合にとってもとっても重要な制度です。ですからきちんと理解しておいて損をしないように上手に利用しましょう。

合わせて医療費控除なども行うことをオススメします。高額療養費制度を使うほどの高い医療費がかかった年はほぼ確実に医療費控除も利用できます。

会社の年末調整ではやってくれないので、ぜひとも知ってご自身で行うとお金が返ってきますよ。