家賃や初期費用を値切って安くする裏ワザ全て暴露します
家賃や初期費用を値切らないのは損。賢く着実に家賃交渉を進める方法
家賃は何万円もする高い出費ですし、毎月かかる定期的な支出です。
覚えておいて頂きたいのですが、こういうものを節約することは、金銭管理において超、超、超重要です。
月極めのもの、毎月定額で支払う物など、
- 定期的に払い続ける出費を削ることは節約において超重要
- 高額なものならばなおさら
ということなんですよ。
今言った、高額な物ほど数%でも値切る意味は大きいということを覚えておいてください。
たとえば、5%値引してもらう場合で考えます。
それが10万円のものと、2000円のものでは、5%にあたる金額がだいぶ違います。
- 10万円の5%:5000円
- 2000円の5%:100円
パーセントで言うとどちらも5%ですが、その金額のインパクトは大違いですね。
もしこれが、アパートの契約時の値段交渉だったらどうでしょう
値切る場合は、相手も交渉中にパーセントで意識することもあり、「5%くらいならまあ仕方ないか。それですぐ契約してもらえるなら」と考えるかもしれません。
すると、結果的には毎月結構な金額をこちらは得することになるのです。
家賃60000円のアパートだったら、60000円の5%は3000円ですから、毎月3000円ずつ、1年間で36000円も変わるわけです。
毎年年末に36000円がポンっと臨時収入で入ってきたらどうします?
ごちそう食べます?旅行に行きます?
2年間貯めると、72000円です。軽自動車の車検分くらいになっちゃいましたね。
つまり、何が言いたいかというと、冒頭の話に戻ります。
月額の費用は少しでも安くすると、節約の効果がとても大きいという事です。
以上のこと、今後忘れちゃイヤですよ。
値切り交渉をする相手
家賃収入や礼金、敷金などは大家さんの収入となるわけですが、私たちが値引交渉を言う相手は不動産屋です。
不動産屋も自分が直接値引する側ではなく、中継ぎをしている立場なので、値引きの打診を大家さんに伝えるだけ。
我々借主と、大家さんが直接相対することなく、間に不動産屋さんが入る事で値引きをお願いするのはノーストレスで行えるのです。ただ値引きして欲しいという内容だけを伝えさえすればOK。
値切れる物
- 家賃
- 駐車場代
- 礼金
値切る対象としてはこの辺りです。何でも値切り交渉してみることは可能ですが、あまり派手にやり過ぎれば大家さんに非常識な印象を与えてしまって、それも考えもの。
やるとすれば、この辺だけにしぼっておくのが、値引きを最大にして印象を悪くしないという賢いラインでしょう。
値切る順番
- まず最初に交渉するのは、「家賃」
- その次に「駐車場代」
- 最後に「礼金」
この順番です。なぜこの順番なのかはあとで。
さて、ここで1つ問題です。順番は家賃が一番先ですが、上記の中で、値下げしてもらえたら、こっちとしては一番ありがたいのはどれでしょうか。ありがたいというか、一番得なのはどれか、ということです。
家賃でしょうか。それとも初期費用に関係するし、払ったら返ってこない無意味なお金、礼金でしょうか。それとも駐車場代?
わからない方のために一応ご説明しておくと、礼金というのは、アパートやマンションを契約するときに大家さんに一度だけ払うお礼みたいなお金です。
礼金とセットで使われる事が多い敷金という言葉がありますが、これは、預けておくお金です。アパートを退去する時に、壊してしまった物を修繕したり、家賃の滞納があった時にあてられたりします。
何も問題がなければ、退去時に返ってくるお金です。
さて、問題に戻りますが、答えはどれだと思いますか?
正解は・・・・・・、家賃です。
アパートを契約する側の私たちとしては、家賃が値切れると一番得なんですよ。だから値切りの中で成功して欲しいのは家賃なんです。
では、その理由も含めて、この3つの各々についてご説明します。
家賃の値引き
先ほども申したように、一番値引きが成功して欲しいのは家賃です。
その理由はこの2つ。
- 毎月払い続けるものだから
- 何でも家賃を基礎として計算されるから
家賃は毎月払い続ける物です。もし家賃を2000円割り引くことに成功したら、1年間で「2000円 × 12ヵ月 = 36000円」です。たった1年でそれですから、2年、3年となったらすごい金額になりますよね。
長く住むご予定なら、この家賃の値引き交渉は超重要なものであることを覚えておきましょう
それに対して礼金など一度キリのものはたいした得にはなりません。たとえ1万円値引き出来たとしても、一発のインパクトは大きいですが、合計金額は大したことないのです。
たとえ仮に礼金1ヵ月となっているアパートを礼金なしに出来たとしても、家賃が数千円値引きできることに比べたら大したことないのです。
そして、家賃が基礎となるという話。
敷金、礼金、仲介料、たいていは2年に1回おとずれる更新料。これはすべて家賃の何か月分ということで計算されます。
なので、その単位となる家賃が下がれば他の物も安くなります。
ただ、契約の際に家賃の値引きに成功しても、礼金や敷金、仲介料などは最初のままで、となるかもしれません。それらも安くしてくれるかはその時次第ですね。
駐車場代
家賃がダメだったら、駐車場代の値切りにチャレンジしましょう。
駐車場代は家賃に含まれていることもありますが、利用する人にだけ別途課される料金システムの場合もあります。
つまりは、駐車場代も毎月払う料金ということになります。つまり、ぜひとも節約したい出費ということです。
礼金を値切る
家賃も駐車場代の値切りも失敗したら、礼金を値切ってみましょう。
家賃も駐車場もダメだった場合、「家賃を断ったからせめて礼金は仕方ないか」という心理で、値下げしてもらえる可能性があります。
人は頼み事を断った後に、それより小さな頼み事をされると受け入れやすくなるという心理的な傾向があります。
契約の段階になって礼金を値切るばかりでなく、アパートを探す時に礼金ゼロの物件を探していくのも非常に有効な方法です。
以前は礼金を家賃2か月分払うのが当たり前でしたが、最近は礼金は少なくなる傾向があります。礼金ゼロの物件も多数あります。
値引は意外と成功しやすい
「電化製品じゃあるまいし、家賃を値引き交渉するなんて」と思う方が多いようですが、実はそうでもないんです。
値引交渉は想定の範囲内
意外と思うかもしれませんが、値引きは結構あっさり成功することがあります。大家さんの性格や、物件の空き状況にもよるかもしれませんけども。
物件の空き状況というのは、特に4月を迎えた、または3月終わりころになってもまだ空いてる部屋があると影響してきます。埋まっていない部屋があると、大家さんは焦るんです。
なぜならば、1ヵ月でも空室を作れば、数万円の損です。賃貸経営というのは、いかに空室を作らずに間を開けず部屋を埋め続けるか、これにかかってます。
商品やサービスを売る商売と違って、賃貸物件というものは、入居者がいなくても勝手に老朽化は進みます。減価償却費というのですが、賃貸物件(アパートやマンション)は年々価値が減っていきます。言い換えると、常に費用が掛かっているということ。つまり、入居者がいない部屋は、損失だけを出している部屋ということです。
その建物を立てた費用、故障したものを修理する費用、設備の維持管理など、アパートを建てる時だけじゃなく、その後も色々大家さんは費用がかかるんです。
20~30年したらリフォームも必要です。賃貸物件の大家になって経営するというのは、とてもシビアなものなんです。
空室が幾つか出来たりすると、下手をすれば最悪赤字です。
部屋や建物というものは、人が住んでも住んでなくてもは消耗していきます。だから「空いている部屋がある = 丸損」なので、なんとしても空いた部屋をさっさと埋めたいんです。
そのためには多少の損など仕方ない、と大家さんも思うわけです。
他の住人との兼ね合いは?
家賃は他の住人と差が出ると困るなどで、大家さんも値引きしづらいなんて噂も聞きます。確かにそれはそうでしょうが、他の住人の方とそんな話をする機会などないもんです。
そもそも他の住人とそうそう会話しないですよね。バッタリ出掛けるタイミングが合った時に挨拶する程度です。大家さんから、「値引きはするけど、他の方に言わないで」なんて口止めされるかもしれませんが、言わないでいれば良いだけの話。
私自身も値引き成功したことありますし、私の知人に値引きを勧めて成功したこともあります。大家さんからも何か口止めされたり、他の住人と家賃の話など出たこともありません。気にすることないですよ。
まとめ
家賃の値引き交渉は意外と成功することがあるものです。
多少の値引きはあっさりその場で決まることさえあります。
値引き交渉できるものとしては、家賃、駐車場代、礼金の3つがあります。
一番値引きしてもらえて得なのは、家賃です。積み重なった場合に得する金額が大きくなる可能性が一番高いからです。
値引き額を一番得するようにするためには、その順番も大切です。
- 家賃
- 駐車場
- 礼金
と言う順番です。
実践編として、実際に値引き交渉をする時の、具体的にいつ、誰に、何を言えば良いか、言動やそのタイミングだけをより詳しくまとめた記事を後日出します。
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