結婚式の御祝儀は幾ら渡せば良いの?まずは目安を知っておこう

結婚式のお祝儀は幾ら包めば良いのか

披露宴の受付

 

友人の結婚式には一体幾ら包めば失礼でもなく十分と言えるのか。少ないと恥ずかしいし、余裕がある訳じゃいのに多すぎたらもったいないし。

周りの友達と相談したいけど、何だか言いにくいしもしかしたら聞くもんじゃないのかもしれない。親に聞いてみても、どうも時代の違いがあっていまいちアテにならない。

そんな御祝儀やお香典には、実は目安があります。時代とともに変化している部分もあるかもしれませんが、こういう固い行事には、伝統的な最低限の常識みたいのがある物です。

渡す方とご自身との関係によっても額が変わります。

友人の結婚式に呼ばれたなど、ご自分と同じ立場の人が何人もいる場合は相談できるかもしれませんが、相談しづらい時もありますよね。

ということで、御祝儀の目安を把握して適切な額を判断できるようにしておきましょう。

 

御祝儀の常識

結婚式のご祝儀は、一般的に以下の2つによって金額が変動すると考えられています。

  • 渡す人(差し出す側)の年齢
  • 結婚する人と渡す人の関係

つまり、あなたが友人の結婚式の御祝儀を渡すとしたら、あなたが今何歳なのかと、結婚する人とあなたが親しい友人であるという2つで金額が決まるという事です。友人といっても結婚式に呼ばれる位なので、親しい友人としての認識になります。

結婚式(披露宴)に知り合い程度の人は呼ばないですからね。そういう方は2次会へのお誘いになります。

友人以外にも親戚や、職場の同僚、上司など複数の関係性があります。

 

御祝儀のよく言われている目安

とりあえずは下の表がよく言われる目安です。

新郎新婦から見たあなたの立場 金額(万円)
友人 2~3
職場の同僚 2~3
職場の上司・先輩・部下 3
兄弟・姉妹 5~10
姪・甥 5~10
その他親戚 3~5

だいたいこれが一般的な金額の目安です。でもこれは良くない点があります。

兄弟などの親族が身内なのに友人より高額なのはちょっと違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、こういう物なんですよね。

御祝儀というのは、からなず幾らでないとならない、と決まっている物ではないんですよね。だから渡す側は悩ましいのです。だったら決まっていてくれよ~と思うかもしれませんが、こういうのは気持ちを金額に変換したものなので、あらかじめ決まっていたり、新郎新婦側が指定するなどはあり得ないのです。

 

御祝儀を渡さない人

ところで、この表に不足している人物がいると思いませんか。そうです、親や祖父・祖母ですね。場合によっては「子」もあるかもしれません。

ですが、これらの人たちは新郎新婦に御祝儀を渡しません。

なぜかというと、ここまで親しい、直系の親族は新郎新婦の側の人物にあたります。披露宴に来てくれる方々をお迎えする側です。御祝儀を渡す立場の人ではないんですね。新郎新婦と同じ側となります。

 

必ずしも目安通りではない

昔は「血は水よりも濃い」などという血なまぐさいことわざもある様に、家族や親戚付き合いはある意味絶対しなければならない、避けるなどは非常識という雰囲気がありました。

私が肌で感じる感覚としては、現時点でだいたい60~70歳以上くらいの方々ではそうだと思います。

でもこれはひと昔前の話。実際には、渡す側の経済状況なども大きく影響しますし、従妹なども関係の濃い・薄いは様々です。20~30年前と今では社会概念もだいぶ変わっています。

家族以外の親戚とは全く連絡を取っていない、他人と同じという方々だって少なくありません。兄弟ですら他人というのも今の世の中あります。

ですが今は様々。実際には従兄弟(従姉妹)でも3万円という事も珍しくないでしょう。

 

タブーとされている金額

コルクボードの上にNGと書かれた積み木が置かれている

こっちが気にしなくても、相手方が気にする方かもしれない、と考えて、良くない可能性のあることは全て避けておくのが無難な方法です。

2で割れる数字はNG

結婚式は2で割れる数は良くないという考え方も通っています。なので偶数の金額を渡すと失礼に当たる場合があります。なので2万円は避けておくのがベター。ちょっと少ないですし。

それから、4万円もNGです。日本では「4は死」「9は苦」と読める事から、縁起の悪い数字という考え方もあります。結婚式ではこの数字は避けた方がよいでしょう。という事で4万円と9万円もなしという事になります。

1万円では少なすぎ

あとタブーではないですが、1万円は御祝儀としては少なすぎて恥ずかしい金額です。少し失礼にもあたるでしょう。

 

まとめると、10万円までで避けるべき金額は、1、2、4、6、8、9です。

逆に言うと、選択肢は3、5、7、10しかないという事に。

10は2で割り切れるのに、と思われるかもしれませんが、10万円はOKで通ってます。10万円という金額をまとまった単位と考え、1という割り切れない数字と捉えているのか、もしくは10の位の数字はあまり関係ないのかもしれません。

と言っても、一般庶民の我々が御祝儀に10万円出す機会はまずないでしょう。そういう機会がある方は、この記事を読むことはないでしょう。

 

御祝儀は結局幾ら渡す?

ここまでの事から、失礼がない最低限の金額はこうなります。

新郎新婦から見たあなたの立場 金額
友人 3
同僚・部下 3
上司 3~5
兄弟・姉妹 3~5
従兄弟・従姉妹 3~5
甥・姪 3~5
おじ・おば 3~5
その他親戚 3

この中から、あなたと新郎新婦の関係性により金額を決定すれば良いでしょう。

出来るのならば同じ立場の人(友人の結婚式なら、同じく友人として呼ばれている人)と相談して同じにするば、差が生じずに無難です。

御祝儀を頂いた新郎新婦に、どうしても「あの人はあの人より少なかった」という思いを一瞬でも抱かせてしまいます。そういう嫌な感情を結婚式という人生で一度キリ(のハズ)イベントで、新郎新婦に与えないためにも有効です。

基本的に一般庶民の御祝儀は3万円がほとんどでしょう。そこに関係性や年齢、立場などで上乗せするかどうかです。

逆に、御祝儀において、3万円より少ない金額はやめておいた方が良いです。

1万円ではすくなすぎ、2万円ではちょっと少ない上に2で割れる数。3万円なら金額的にも格好がついて、2で割れない。という事です。

 

友人・同僚・部下

会社の男女4人が横に並んでいる首からしたの画像

 

まず、新郎新婦から見て、ご自分が友人や同僚、後輩、ちょっと先輩、部下にあたる場合は3万円で十分かつ無難な金額だと思います。世の中のほとんどの方が御祝儀は3万円を渡していると思います。

 

上司

机に肘をつき考える上司

直属の上司ならば一般的な3万円よりも多くして5万円にした方が良いと思います。3万円だと上司としてはちょっと格好つかないですよね。

今のご時世、役職付きの上司と言えども、お給料は様々。家計は楽ではないでしょうから、5万円を捻出するのは楽ではありません。でも部下が結婚式に呼んでくれたのならこれも大事な役割り。頑張って5万円を渡してあげるとベターでしょう。

3万円でもよい気もしますが、その2万円の差が長い目で見て利いてくる可能性もあります。効果もあると考えたら、2万円なんてすごく安い物かもしれません。

しかし、メンツと部下から見た上司のイメージへの影響もありますし、プライドもあります。義理だってあります。私ならこずかい減らしてでも借金してでも5万円わたしますね。

 

兄弟

兄弟は身内なので御祝儀を渡さなくて良いのではとも思えたりしますが、実際は渡します。親子、祖父・祖母のように直系ではないので、他の家の人の様な考え方になります。

それでいてかつ、濃い間柄ということになり、友人・同僚などより金額が多くなる傾向もあります。

とはいえ、3万円だと少ないかというと、必ずしもそうではないと思います。3万円で必要最低限の義理を果たせているのではないでしょうか。もちろん、5万円だせれば文句なしです。

 

おじ・おば、甥・姪

おじ、おば、甥・姪は3~5万円と世間一般には言われています。

ですが、甥・姪がおじ・おばの結婚式に出るケースはあまりないと思いますが、甥や姪という目下の立場上、必ずしも5万円出さなくとも良い気がします。

逆の場合、つまりおじ・おばが甥・姪の結婚式に呼ばれたならば、目上の立場なので5万円くらいが妥当にも思えます。ですが、3万円でも別に問題ないと思います。その辺は出来ればおじ・おばの立場にある人が相談して金額をそろえておくと無難ですね。

 

夫婦や子供も招かれた場合

会社の結婚式や夫婦ともども友人付き合いしている場合は、夫婦とも招待されることもありますね。

その場合のご祝儀はどうすべきか、頭を悩ませるところです。

この場合、単独で呼ばれたケースの金額が3万円で良いなという感じなら、夫婦で呼ばれたなら3万円ずつ出すのが良いでしょう。夫婦で一人分の3万円とか、2人セット割引で5万円にするなどはよしておきましょう。

結婚式に正式に招待された以上、料理や引き出物も用意されている筈です。なので招かれた側も人数分のご祝儀を用意するのが礼儀です。もし料理や引き出物が用意されてなかったら、それは逆に新郎新婦側の落ち度で、とても恥ずかしい事です。招待しておきながら用意していない、こんな事は本来ない筈の事です。

夫婦で呼ばれたならば2人分のご祝儀を持っていきましょう。家族で招待された場合はお祝儀袋はまとめる方もいます。でも、夫婦で呼ばれた場合は別々にする方が良い様に思えます。お互い一人の個人として責任をもって差し出すという印象があるし、新郎新婦側もご祝儀袋で誰から幾ら頂いたか確認できます。

こういうのは確認できるように取っておくものです。いつかこちらが呼ばれる側になった場合に、失礼がないように金額を同じにしたりと、確認できるとたすかるんです。

もしお子さんも招待された場合です。

お子さんが社会人ならば家族でも別で考えた方が良いでしょう。一人の大人として別のご祝儀袋で単独でお渡しします。

お子さんがまだ学生なら、一人分の金額より少な目で少し上乗せする位でも良いと思います。小中高生なら、3万円×2+1万円で7万円などです。+1万円だと少ない気がしますが、+2万円にすると偶数万円となり2で割れる数になってしまいます。なので、合計で7万円か9万円が好ましいでしょう。

この場合は1つにまとめた方が良いでしょう。合計7万円のところを2つか3つに分けると、4万円とか1万円のご祝儀袋が出来てしまってあまり良くないので。

 

金額以外にもやる事がある

披露宴で談笑する人々の風景

 

さて金額が決まったところで、このままでは渡せません。まだやる事が2つあります。

  • 御祝儀袋・筆ペンを買う
  • 買った御祝儀袋に書く
  • 新札を用意する

これらも御祝儀を渡す際に必要なことです。

 

御祝儀袋と筆ペンを用意

ピンクの花びら付のお祝儀袋のアップ

御祝儀は現金手渡しではないので、必ず御祝儀袋に包みます。

コンビニでも売っているのですが、物が限られるし、他の人と同じのになる可能性大です。せっかく渡す御祝儀ですから、好印象を与えたいというのが本音なところ。

私なら、せっかくだから御祝儀袋も素敵なのにしたい。という事で探しに行きます。オススメなのは雑貨屋

かわいいのから豪華な感じのまで、色々素敵なのが用意されています。

イオンなどの大型ショッピングセンターに雑貨屋さんが入っているなら最高です。雑貨屋さんだけでなく、サービスカウンターとか書店、文具屋さんなどにも置いてある可能性が高いから、気に入ったのがなければすぐ他のお店を見に行けます。

 

筆ペンで書く

そしてもう1つ、筆ペンが必要です。御祝儀袋と一緒に買ってきましょう。

サインペンやボールペンで書くわけには行きません。基本、のし袋に書くときは筆ペンです。ここはさすがにしきたりを守るべきところです。他のペンで書いては品がなくなります。

筆ペンは非常に書くのが難しいので、いらない紙で何度か練習した方が良いです。もし家族で筆ペンが得意な人、書道をやっている人がいたら頼んじゃいましょう。

 

銀行で新札を用意

そしてもう一つ、御祝儀のお札は新札というのがまた常識です。折れ目があったり、シワやキレがあるお札では失礼にあたります。

これは皆がやることなのであなただけやってなかったら恥じをかきます。

お持ちの一万円札を銀行に持っていけば窓口で交換してくれます。昔から皆やっていることなので、銀行の窓口の人もわかっています。

 

まとめ

基本は3万円。たいていの場合は3万円わたしておけばOK。あとは関係性によって5万円とすればだいたいのものが対応できる。7、10万円は一般庶民ではそうそうある金額ではない。1・2・4・6・8・9万円はNGと思って。4は死、9は苦となるので特に禁物。

御祝儀を用意する流れとしては以下。

  • 金額を決める
  • 銀行で新札を用意する
  • 御祝儀袋と筆ペンを買う
  • 筆ペンで書く

時間がない時は、新札への交換だけ先にやっておきましょう。御祝儀袋と筆ペンはコンビニでも買えるので、いざとなれば式場のロビーでも書けます

ひと昔前と今では、社会常識や礼儀・マナーなども時代と共に変わって来ています。

礼儀作法の先生などは、若い方は少なく、ある程度の年齢の方や、ご年配の方々から習って来た方が多く、考え方が古い傾向にあります。

ひと昔前(20~30年前後)の日本は、高度経済成長やバブルの時期の片りんを多かれ少なかれ味わえた時代です。その時代は、今ほど貧富の差がなく、今と比べれば比較的、皆が同じように考え、同じような経済的状況にあり、同じような生活を送れていました。つまり、中流階級層が多かった時代です。同じような生活レベルの人が多く、社会常識が通用しやすい時代だったんです。

そのような時代には、「マナーとはこういうもの」と言えば皆がそれに従わなければ非常識、という風潮があったのも、ある程度は仕方がない事。

ですが、今は経済状況や生き方も様々。それらの人々に対し、同じ常識を果たして押し付けて良いものなのか。

御祝儀とはこういう物、結婚式とはこう、という、一部の知識人と言われる人たちの言うことが必ずしも守らないといけないというのは、もうさすがに通用しないと思います。そもそも、今でなくともおかしい事だったのかもしれませんしね。

今は変遷期。お約束だけ守っていれば良いとはいかない場面が多々あります。

むしろひと昔前の方が何も考えず、「こういう物ですよ」というのに従っていれば良かったので、悩まずに済むという点では楽だったのかもしれません。

この記事が参考になれば幸いです。