地震の対策

2017-11-07地震防衛策

がれきがいっぱい

地震の対策を家庭で行うための二つの柱

この時に大切な考え方の大枠は以下の2つです。

  • 被害を最小限にする方法
  • 避難生活の向上(家族の安全性と快適性)

この2つに尽きます。

あくまでこれは大きな大原則で、これをもとに具体的な策に落とし込んでいきます。では参ります。

 

地震の被害を最小限に食い止める

地震の発生は人間の力でどうにかなる物ではないので、いざ起きた時のためにいかに備えておけるかです。

地震が起きた時の被害は、当然ながらそのご家庭により異なります。なぜ異なるのか。それは家庭により事情が異なるから。以下の要素が家庭により違います。

  1. お住まいの建物の構造
  2. 家の中にある家具や家電
  3. 地震、避難に対する準備がどれだけ出来ているか

1はすぐ変えられる物ではなく、正直どうしようもない所です。2も買い替える訳にも行かないので同じですね。でも地震対策はとれます(後述します)。3が努力次第でかなり安全性を上げることが出来る所です。準備や対策をしているか否かで、いざ震災が起きた時の生存率、避難生活の質が180度変わります。多少お金がかかっても、必ずやっておいた方が良いです。

 

マンションより一軒家が安全?!

1は、建物が古くて地震で倒壊する可能性が高いかとか、木造か鉄筋コンクリートかどうかなどの違い、そしてマンションか一軒家かの違いもあります。

マンションはいくら最近の構造で地震に強い、大丈夫なんて言ったって、どこまで信頼できるかわかりません。マンションの高層階にいて地震が起きたら、倒壊した場合など大変です。でも一軒家なら崩れてもせいぜい2階建てなのでケガはしても大事に至らない可能性があります。

また、地震が発生したと思って逃げるにしても、高層階にいたら時間がかかってしまいます。エレベーターも止まって閉じ込められる危険性があるので使わない方が良いです。

そうすると階段を使う事になり、かなりの時間がかかります。その間に建物が崩れないか心配です。どうしてもマンションは一軒家に比べて逃げのに時間がかかってしまいます。

一軒家ならちょっと窓から飛び降りるなんてことも可能です。多少のケガはあるでしょうが、命まではそうそう影響しないでしょう。

でも、今マンション住まいならどうしようもないことです。そのために引っ越すのも大きなお金と手間がかかり、現実的ではないです。なので対処が行える2番と3番について出来るだけ対策を立てておくことが重要になります。

 

家具や家電に地震対策を行ってあるか否か

キーワードは、背の高い家具と、ガラスです。

あなたが新生活を始めようとしている段階なら、以下のことを考慮に入れるだけで、1つ地震対策をしたと言えるでしょう。

  • ガラス製の物は避ける
  • 高さのある家具は置かない、または補強する

この2つが超、超重要です。地震時のケガの80%が家具の転倒とガラスが原因です。建物の倒壊によるものはわずかなんです。

家の中に背の高い家具や家電が多ければ、地震で倒れて来て怪我をするということが起こりえます。

またガラス製の物が多ければ、倒れて割れてガラスの破片が出来るので、ケガをする確率が上がります。

地震発生時のケガの可能性を大きく左右する要素は、背が高い家具への転倒対策が出来ているかと、ガラス製品の対処です。

 

地震への対策がどれだけできているか

避難する時の準備がどれだけできているかです。

大きな地震が起きて避難の必要が出た時にすぐ逃げられるか、避難生活を送ることになった場合、食べ物や暖をとれる道具が用意できているか、簡易トイレなどを準備しているかなど、準備がどれだけされているかで、あなたや家族のその後の生活が大きく変わります。

冬場で準備が全然できてなかったら、生活は過酷になることが予想されますね。

 

ここからは、出来る対策を具体的に行う方法を見ていきます。

地震に対する備えをどれだけ知ってるか、それを行っているかが分かれ道。

いざ地震が発生した時に、ガラスの破片や高い所から物が落ちて来てケガをしたり、命が助かる確率、また、避難時の生活の快適さに大きくかかわってきます。

地震の時のケガの原因第一位は家具の転倒で、約50%を占めます。次いで第二位がガラスによる怪我で、約30%です。

家具が倒れてきてぶつかったとか下敷きになったなどは、骨折をはじめとした大けがにつながる可能性が高いですし、頭を強く打ったり脊椎骨折など命にかかわる事だって起こりえます。怖いですよね。

先ほどのデータは、家具の転倒とガラスの対策が出来ていれば、地震における怪我の80%くらいを防げるとも言えます。いかにこの対策が重要かという事がわかりますね。

 

ガラス製の物は避ける

地震時のケガの原因の30%はガラスによる物です。もし仮にガラス製品が家に1つもなかったら、ケガをする可能性が30%減ることになります。

地震は自然災害なので発生を防ぐことはできませんが、地震が起きた時に被害を最小限に抑える努力はできますね。

ガラス製品ははじめからなるべく持たない方が良いです。ガラス製のグラスや食器はきれいでおしゃれですが、とても割れやすいし、細かい破片が散らばり、透明で見えにくく掃除が非常に大変です。

ちゃんと掃除したつもりが、破片を取り切れてなくて後で怪我をすることもあります。

こういったことが起きないようにする方法、それはガラス製品を持たないことです。

食器や家具などを買う時に、なるべくガラス製は避けて、金属やプラスチック製の物を選ぶと良いです。コップや食器は普通ガラスですし、きれいなので使っていて気分も良いです。ですが、それと家族の安全性を天秤にかけた時、どちらが大切かです。地震は起きないかもしれませんし、起きるかもしれません。昨今の日本の状況を見たら、起きた時のことも現実的に考えておくべきでしょう。

家族が皆大人なら自分である程度気をつけられますが、小さいお子さんは割れたガラスの破片を触ってしまうかもしれません。手に付いた細かい破片をよく取らずに、目をこすってしまったりなんて心配もあります。最初からガラスの破片がなければ、この心配がなくなるんです。

今までガラスが当たり前だったジュースやコーヒー、お酒を飲むコップ、食器棚やリビングボードのガラスの扉なども、プラスチックや木製になったからと言って生活の質がおちるわけではありません。ガラスや陶器以外の物に変えられるなら変えた方が無難です。

家の中にガラス製や陶器の物が少ない=安全性が高いと言えます。

 

高さのある家具は置かない

高さのある家具は倒れて来た時が非常に怖いので、なるべく置かない方が良いです。

地震時のケガの実に80%近くがこの家具の転倒が原因です。

地震の時に高さがあるほど倒れやすいですし、低い物より高さのある物が倒れた時の方が衝撃は大きく、大けがにつながりやすいです。

 

最悪なのは、ガラスを使った部分がある背の高い家具です。地震の対策の面から言えばこれ以上悪い家具はないでしょう。

出来るだけそういう家具は置かない方が良いです。はじめから買わないのが一番良いんです。でもすでにおうちにそういう物があるなら仕方がないです。地震が来ても倒れないような対策を行いましょう。

 

家具は転倒防止対策をする

どうしても高さのある家具を置く場合は、転倒しないように対策を施しましょう。

天井との間に転倒防止のつっかえ棒をしたり、底に粘着固定マットを付ける、または地震対策済みの家具という物が存在するので、それを選んだり。

高さのあまりない家具だとしても、地震が来たら倒れて怪我をするおそれがあるので、出来る限り地震対策を行った方が良いです。

詳しくは以下の地震対策グッズのページをご覧下さい。

地震防止対策グッズのおすすめ

 

特に気を付けて欲しいのが、寝る場所の近くです。

あなたやご家族が寝る場所のすぐそばに、背の高いタンスなどの家具があるのは危険です。

寝てる時は気づけませんので、もし家具が倒れてきたら怪我をする可能性大です。手で顔をおおう事さえできません。地震が起きて家具が倒れたとしても、寝ているあなたの上には来ないような家具のレイアウトを考えましょう。

 

地震に備えておく

地震が起きる事を私たち人間が止める事は出来ないので、どうしても発生してしまう可能性はあります。これは仕方がないことです。

そうならない事をただ祈っても起きる時は起きるので、万が一の備えをしておく事が大切です。

地震発生時、家のどこから外へ出るか、逃げ道が物でふさがってないか、何を持って出るかなども決めておきましょう。

地震の被害が大きなるのは、発生してから逃げるまでにかかる時間が大きくかかわってます。迷ったりアタフタしている時間がいかに少ないかがカギなんです。

地震が発生してからバッグに必要なものを詰めて・・・なんてしてる暇はないです。てぶらで逃げるしかないです。もしそれが真冬の時期なら、備えが無かったらあなたやご家族の健康や命にかかわります。

ここだけは節約の事は一旦忘れて、もしもの時への備えを優先した方が良いでしょう。

近年日本は地震が多数発生したので、対策用品も色々と出ています。詳しくは防災グッズのページをご覧下さい。

防災グッズのおすすめ

 

車に避難グッズを置いておく

車は避難する時に非常に便利です。車が移動式の家のような物です。雨風もしのげれば身の安全も確保できるし、必要な物を車に積んだまま移動できます。地震が来て逃げる際も、最初から車に避難グッズが積まれていれば、あとは車に飛び乗って急いで逃げるだけです。

車ほど災害時に助けになる物はないでしょう。

これから災害時の対策方法のお話をしていきますが、車があればそのうちの幾つかは不要になります。車は色んな場面で活躍してくれる最高の道具です。

災害への備えで考えるなら、車はワゴン車など大きいのが良いですね。家族がいてもより広く使えますし、足を伸ばして寝るなども出来るので体が楽ですし、エコノミー症候群になる危険性も下がります。エコノミー症候群はずっと足を曲げたまま動かせないなど、同じ姿勢を続けることで血液の流れが悪くなり、血栓ができるという病気です。熊本の地震の時にも話題になりました。

車がなくとも、リュックなどに避難グッズセットを作っておいた方が良いと思います。その中に必ず飲み水は入れておきましょう。出来れば500mlのペットボトルで2~4本くらいあると良いですが、水は重さもかなりあるのであまりたくさん持てないかもしれません。それでも2本くらいはあって欲しい所です。

 

居場所と身の安全の確保

生きる上でまず最初に心配されるのが、身の安全です。人間の欲求の中でも上位に位置します。

食欲、睡眠欲、排泄欲など、生理的な欲求が一番強いですが、最悪2、3日は食べなくても大丈夫ですし、睡眠も多少取れれば生きていられます。トイレも災害時は外で済ませることだって仕方ないでしょう。

でも、長い時間過ごすのに少しでも安全で快適な場所が確保できないと、疲労やストレスで体の弱り方が速くなります。地味ですが居場所の確保は災害時にかなり重要な要素だと思います。

地震で家がこわれ、周りも倒壊した建物ばかり。そういう状況でも雨風をしのげて安心して休んだり眠る場所を確保しないとなりません。

必要な状態を箇条書きで挙げてみるとこのようになります。

  • 雨風をしのげる
  • 寒さ、厚さをしのげる
  • 落ち着いて体をやすめられる
  • 周りからの視界をさえぎれる

 

これがまず最低限必要な要素だと思います。

そのためにはどんな道具が必要か。それを挙げてみます。

  • 防寒具(ダウンジャケット、上下セットの雨具など)
  • 毛布
  • 寝袋
  • レジャーシート
  • ダンボール
  • ガムテープ

これらがあらかじめ準備してあると安心です。

避難生活で何よりも必要なのは防寒具です。寒い季節に被災して、暖が取れなかったら最悪です。ずっと寒さにさらされていると急激に体が弱ります。弱るどころか、風邪を引いたり肺炎などの病気になれば命の危険も出てくるし、非常に過酷な思いをすることになります。

雨風をしのいで最低限の暖かさが保てる防寒具は必需品です。

そういう意味で、毛布や寝袋も重要です。本当を言えばテントなどもあれば良いのですが、中々そこまで準備しておくのは難しいでしょう。余裕があればあったに越したことはないですけどね。

ダンボールやレジャーシートは何かと使えます。野外で野宿するにしても、レジャーシートとダンボールがあれば、何とか過ごせる地面と屋根を作ったりも出来ます。

ダンボールをたくさん地面にしいて、その上にレジャーシートをかければ柔らかい床が出来ます。ゴツゴツした地面もダンボールがクッションの役割を果たしてくれます。レジャーシートがあれば水がしみ込んでこないので安心です。

ダンボールがたくさんあれば、いくつもガムテープでくっつけて小さな家を作ることだって出来ます。その上にレジャーシートをかぶせれば、雨風をしのげる小さい家の完成です。

 

水と食料の確保

  • ペットボトルの飲料水
  • 缶詰
  • レトルト食品
  • クッキーやおせんべい

生命を維持するためには必ず必要なのが食料です。食べ物はたとえなくても数日間は生きていられますが、水分がないと厳しいです。水は常に車に積んでおくなどしておくと良いでしょう。

水は多いに越したことはないです。ただ置き場所や持ち運びの重さの問題もあるので、そんなに多く用意するのも難しいかもしれません。持ち運べなければ捨ておいても良いので、用意だけはしといた方が良いでしょう。

普通の水よりは、野菜ジュースや栄養ドリンクなど、水分だけでなく栄養も摂れるものの方が良いです。水は体をふいたり何にでも使えると言いますが、避難生活中にそんな余裕は中々ないです。それよりは生命の維持や体調の方が圧倒的に優先ですから、栄養が取れる飲み物の方が良いです。

あとは食料です。長期間置いといても大丈夫な保存のきくものでないとなりません。缶詰や真空パックされた常温保存の物、缶入りのクッキーやおせんべいなどが良いでしょう。温めなくても食べることは出来るレトルト食品なども保存が出来るので使えます。

 

トイレの準備

命の確保が済むと、やってくるのがトイレの心配です。最初のうちはそんなことは言ってらずその辺の野外で用を足すのもやむを得ないのですが、身の安全が確保されると急に必要に感じると言われてます。

特に女性は男性よりもそうですよね。そんな時に簡易トイレが用意されていると便利です。被災中じゃなくても、渋滞に巻き込まれた時などに用が足せなくて地獄を味わった事ってないですか?

そんな時にも簡易トイレが車に常備してあると大助かりです。普段からいくつか用意されることをオススメしますよ。

 

避難生活に必要な物をそろえておく

ここまでは最低限の物プラスアルファくらいで挙げてきましたが、絶対にないと困る物ではないけど、避難生活ではあると便利な物をご紹介します。

  • 大きなビニール袋
  • タオル
  • 懐中電灯
  • 電池
  • 割りばし
  • ハサミ、カッター
  • ヒモ
  • 手袋
  • 新聞紙
  • カイロ
  • ウェットティッシュ
  • トイレットペーパー
  • マスク
  • 消毒液(アルコールやうがい薬)
  • 風邪薬、頭痛薬
  • 紙コップ
  • 棒など武器になるもの

 

大きいビニール袋はあると色んな事に使えます。水がしみ込まないので雨具のように使ったりレジャーシートの代わりにもなりますし、何かを入れておくなどとにかく色々な用途に使えます。

新聞紙でもトイレットペーパーでも、紙のたぐいは大量にあった方がいいですね。新聞紙は何かと使えます。敷物にしたり、何かを包んだり、トイレットペーパーの代わりにもなります。新聞紙を体に巻いてその上にジャンパーを着ると、かなり暖かくなります。

ヒモ、ハサミ、割りばしはあると色んなことが出来るようになります。ハサミで切ってヒモでしばることが出来ると色々作れるんですよ。割りばしは何かを作る道具になります。缶詰を食べる時にも普通に必要ですしね。

 

地震対策マニュアルを作っておく

地震が起きたと仮定して、それに対する考えうる限りの準備をしておくのが私たちに出来る地震への対策です。

これをまとめて自分なりのマニュアルを作っておくことをオススメします。そして思いついた時に修正していきます。

いつでもそのマニュアルを見れば、やる対策、準備しておくべき物がすぐわかる、とても便利な物です。

地震が起きた時は頭がいつものように働かず、何をすべきかすぐ判断できないこともあるでしょう。その時にこれを観れば、「あ、そうだった」とその時準備できていない事、最初にすべきことがわかります。

 

地震対策のまとめ

ここまで、地震の対策をご説明してきました。避難生活の考え方は人により多少変わるところもありますが、だいたいは共通していますので、このページでご紹介したことは役に立つと思います。

随時よい方法はここで追加していきます。

2017-11-07地震防衛策

Posted by そふぃ