一人暮らしの防犯。空き巣の特徴とその手口

一人暮らしの防犯は先手必勝。日頃の心がけが一番重要

住宅街の数件並んだ一軒家

一人暮らしは住人が1人しかいないので、外出すれば誰も家にいなくなります。つまり、家が空になる時間が多いという事。家族で住んでいる家だと誰かが家にいる可能性があるので、一人暮らしよりはかなり確率が下がるのですが。

一人暮らしはそういう意味でも狙われやすいので要注意。

特に女性の一人暮らしが危険です。犯人が遭遇しても、相手が女性ならば力が弱いと思って狙われやすくなります。

また、狙いが金品だけとは限りません。女性の場合はご自身がターゲットとなる可能性もあります。とにかく、狙われる可能性が男性より高くなるので、より注意が必要ですね。

空き巣というものの特徴を知り、適切に対策して被害に会う可能性は格段に下がります。知識を身に付けてしっかり安心して生活を送れるようにしましょう。

 

空き巣の特徴を知る

泥棒と家の模型が並んでいる

まずは空き巣の特徴から。

最大限に空き巣対策を行いたいものですが、そのためににまず欠かせないのが、空き巣の見た目や手口など、空き巣の特徴を知る事。まずは敵を知ることです。

空き巣の情報をこちらから熟知して、より有効な対策を行いましょう。

あなたに質問です。ズバリ、空き巣はどんな格好をしていると思いますか?答えは次の項で。

空き巣の見た目・格好

帽子をかぶりサングラスをかけ、薄茶色のジャンパーにスラックスで、少し背中を丸めて歩いている・・・そんな姿を想像しませんか?私はしました(笑)。

でもそれは、漫画やドラマの中か、昭和の泥棒です。その格好では、「私はこれから空き巣に入ります」と言っているようなもの。今時いません。

今の空き巣は、その街にいて不自然でない格好をしています。

配達業者のような服装かもしれないし、近所のおじさんのような格好、またはスーツ姿など色々でしょう。空き巣に入る本人にしてみれば、あの服装の人が泥棒なわけない、と周りが思ってくれる格好が一番都合よいわけです。

空き巣は普通、リサーチして狙う家をきめています。その家に侵入するのに最も都合の良い姿で犯行に及ぶに決まってます。配達業者や電気工事の多い家なら、そういう格好で敷地内にいても、近所の人もみなれているので、「あ、いつもの業者が庭にいるだけだな」と気にしないでくれそうです。

もう昔とは違うので、私たちの頭の中にある泥棒のイメージも更新しないといけませんね。

行列ができる法律相談所の出ている有名な北村弁護士が言ってましたが、詐欺師はものすごくいい人に見える人なんだそうです。一見詐欺師っぽい人はいないんですって。本当にいい人に見えると仰ってました。わからないものですね~。

 

空き巣が入る時間帯

一般的に空き巣が好むのは、午前10:00~午後16:00くらいの間と言われています。

ただ、そうはいっても必ず下見して入念に計画を立ててから犯行に及ぶでしょうから、その家によって狙われる時間は様々でしょう。

時間の観点から言えば、ライフスタイルが曜日で一定している程狙われやすいという事になります。

空き巣の側からすると、一定していない家の場合はいつ住人が帰ってくるかわからない家ほど出くわす確率が上がるのですから、狙いにくいですよね。

 

犯行を諦めるまで何分?

警察が行った調査によれば、部屋への侵入にだいたい10分くらいかかると犯行を諦める傾向にあるそうです。

侵入に時間がかかるように、カギを複数取り付けたり、窓の前に大きな家具を置いたりなどすると良いかもしれません。また、それが外からわかるようにすれば、「あの家は侵入に時間がかかるな」と思って候補から外すでしょう。

家はたくさんあるのですから、少しでも侵入しやすそうな家を選ぶはずです。少しでも厄介な要素があれば、狙う候補から外してくれそうです。

 

空き巣の侵入手口

薄暗いテーブルの上に知恵の輪が3組無造作に置かれている

空き巣の侵入手口を知ることもこれまた重要。

侵入手口のパターンがわかっていれば、それが出来ないように対策すれば良いのですから。

それだけやっておけば完璧とはならないですが、新しい手口はそうそう簡単に生まれないでしょう。いまわかっている物を出来る限り多く行えば行うほど、あなたの家が被害にあう確率はグングン下がっていきます。

では一つ一つ見て行きましょう。

 

カギのかけ忘れを狙う

少しだけ空いた木製のドア

そんな単純な!と思うかもしれませんが、意外に多いのがこのカギのかけ忘れ

一戸建住宅と共同住宅の侵入手段のデータです。

警察庁住まいる防犯110番 一戸建て住宅の侵入手段
参照:警察庁住まいる防犯110番 一戸建て住宅の侵入手段
警察庁住まいる防犯110番 共同住宅の侵入手段
参照:警察庁住まいる防犯110番 共同住宅の侵入手段

空き巣の侵入方法の第1位がカギを締めていないことが原因です。ビックリですよね。それだけ油断が原因のものがまだまだ多いという事です。

カギをピッキングで開けて侵入するイメージが強いかもしれませんが、それは割合で言うと空き巣被害のごく一部です。

空き巣は入念に下見をしているもの。鍵のかけ忘れがあると堂々と玄関から入られてしまいます。あまりに自然に入ると周りも泥棒と思わないので気づかれにくいですね。

カギのかけ忘れが多そうだと思われると、スーツに姿にカバンを持って現れ、セールスマンのようにピンポンを押し、誰も応答しなければいないと判断し、遠目に見たらあたかも招き入れられたかの様な演技をして中に入る。

こうなったら侵入大成功ですよね。

あとは急いで物色して、また玄関から会釈でもしながら出たら、近所の人もまさか泥棒とは思いませんよね。

まず戸締りだけはしっかり行いましょう。

 

玄関周りのスペアキー

カギのかけ忘れの次にいけないのがこれです。

玄関周りに鍵を置いて出掛ける人も今だにいらっしゃいます。郵便受けの中、水道メーターのフタを開けた中など。

空き巣だって色々考えてます。向こうはプロですから、こちらが考えそうな事は向こうもわかっていると思います。

これを防ぐ方法はただ1つ。スペアキーを置きっぱなしにするのは辞める事です。出かける時は必ずカギをかけて持って出る。これを掟にしましょう。

 

窓を割りカギを開ける

ドラマの泥棒のようにガシャーンと窓を破ってはいる事はめったにないでしょう。道具を使って窓に手が入るくらいの穴を開け、そこから手を入れて鍵を開けて侵入します。

 

ベランダから侵入

ベランダを内側から見た図

高い階だと出掛ける時にベランダのカギは閉めてない人もいます。2階以上の部屋でも、足場になるものをつたって登り、人目に付きにくい窓やベランダから侵入される可能性もあります。

狙われやすいのは1、2階と最上階です

人目に付きにくいベランダだと、普通にアパートの最上階まで階段かエレベーターで昇り、そこからロープを伝ってベランダに到達なんていう方法も取れます。日中に業者がアパートに来るなどは不自然ではないので、堂々と屋上まで行くことは可能ですね。

これも簡単な事。ベランダのカギを必ずしめて置く事です。まずこれだけで大幅に確率が下がります。

たとえ家にいても空き巣と遭遇したら身に危険が及ぶかもしれないので、ベランダに出る用事がある時に鍵を開け、部屋に入ったらまた閉める。基本ベランダのカギは常にかけておくようにするのがベストです。

ガラスを割って入って来られるにしても、鍵が開いていて普通に開けて入って来られるのとはだいぶ要する時間が変わります。その時間があれば逃げる事はできるし、武器になる物を用意したりできるかもしれません。

 

ピッキング

ドアのシリンダーからピッキング中の手と針金

ピッキングは空き巣の常套手段(じょうとうしゅだん)ですね。

シリンダーと呼ばれる鍵の穴にとくしゅな工具を差し込んでカギを開けます。

広く普及しているディスクシリンダー錠は特にピッキングに弱く、プロならば10秒くらいで解錠してしまうほど。

この犯行は外国人に多いと言われています。もし遭遇すると危険な目にあう可能性が高いので要注意。

 

カム送り解錠

比較的新しい手口で、シリンダーやドアのすき間から極細の工具を入れて鍵を開けると言う手口です。

狙われやすいカギの種類が特定されているので、鍵メーカーのサイトなどで気を付けるべき型番が公開されているのでチェックしましょう。

 

サムターン回し

サムターンというのは、ドアの内側にある開閉するツマミのこと。これを郵便受けを破壊して手を入れたり、細い工具を入れて回したり、ドアと壁の間のわずかなスキマから糸を垂らしたりして回すという手口だそうです。

 

狙われやすい場所

空き巣に狙われやすい特徴を持った家の例を挙げます。

あなたの家が幾つか当てはまるようなら、早めに何らかの対策を取った方が良いでしょう。

これから部屋を探す場合は、こういう点も考慮して選んで。先に知識を身に付けておくと、下見の時に自然と気になるようになります。

  • 建物が人通りの少ない道にある
  • 外から玄関や窓、ベランダが見えにくい
  • 玄関が外から見えない、内廊下タイプである
  • ベランダの手すりにすき間がなく高さもあるので、外からベランダ内の様子が見えない
  • 建物のそばに足場になるような塀、電柱、車庫、隣家の屋根などがある
  • 建物に屋上があり、誰でも出入りできる
  • 部屋が1、2階か、最上階にある
  • 部屋がエレベーターのすぐそばにある

 

まとめ

空き巣の特徴は、狙われやすい状況を今回はまとめました。

これにより空き巣がどんな姿をしているか、あなたの家は狙われやすいのか、狙われにくいのはどんな家かがわかりました。

あとは具体的な対策を行うことです。

対策については以下の記事にまとめています。

 

参考:警察庁 住まいる防犯110番