生命保険に入った方が良い人と必要ない人を分けるたった1つの違い

生命保険は必ずしも必要ない。その家庭の状況に合わせて決めるのが正しい

奥さんが子供を抱えて並んだ夫婦の首からしたの画像

保険には幾つか種類があり、名前が似ていたりごっちゃにして言葉が使われているフシもあるため誤解されやすいです。生命保険は何かご存知でしょうか。

生命保険とは、誰かが亡くなった時に、受取人として指定されている人に保険金が支払われるという保険です。テレビドラマで保険金殺人などというのがありますが、そういう場合の保険はこの生命保険です。医療保険やガン保険では保険金殺人が成立しないですからね。

今回はその中で、生命保険についてお話します。

 

保険の種類を区別しよう

まずは言葉を軽くご説明しましょう。

  • 生命保険:亡くなった時に家族などに保険金が入る
  • 医療保険:大きな病気になった時に一時金や医療費が補償される
  • がん保険:ガンになってしまった場合に一時金や医療費が補償される
  • 健康保険:国民健康保険、共済保険など、医者にかかった時に7割負担してくれる物

医療保険を健康保険と勘違いされる場合があります。この違いをハッキリさせておきましょう。

医療保険と言ったら、大きな病気になって手術や入院する事になった場合のお金を補償してくれる物です。アフラックとか、ライフネット生命、オリックス、チューリッヒとかです。

健康保険は、国民健康保険や、会社で入る社会保険のうちの1つで、加入していれば保険証が貰えて、医者にかかる時に保険証を見せる事で、医療費の自己負担が3割で済むというものです。高齢の方の場合はさらに安くなります。

このように、2つは全く別物です。医療保険は入ってない人もいますが、健康保険は国民皆保険と言って誰もが加入する事になっています。

健康保険の事を公的医療保険などと呼んだりもするのが、混乱を招く一因です。ここでは混乱を避けるために、健康保険という言葉に統一します。

 

日本人は保険が大好き

世界的にみても、日本人は保険が大好きです。公益財団法人生命保険文化センターによる2018年の世帯年間払込保険料は、38万2千円となっています。他の先進国より多いと言われています。

日本は生命保険でいったら、世界全体の市場の1割以上を占めているそうです。これって凄くないですか。

つまり、日本人は生命保険大好き国民という事です。実際のところ好きかどうかはわかりませんが、加入している人や額が多いという事です。

すごいですよね。欧米など先進国は日本と同じくらいと思っていたら、実は日本は断トツだというのは驚きました。

そして、医療保険も中々です。

日本は公的な健康保険が優れています。国民皆保険で皆が何らかの健康保険に加入し、保険医療を受けられます。

 

アメリカは日本のように国が健康保険を運営する制度がありませんでした。公的な健康保険が存在しないので、自分で民間の医療保険に加入していない人は医者が高すぎてかかれませんでした。オバマ大統領の時にオバマケアと呼ばれる全員に健康保険を課す政策が決定されたばかりです。

デンマークやポーランドのように医療費が無料の国もあります。しかしこういう国では、日本のように自分が行きたい医者に行くことができません。地域のかかりつけ医が決まっており、まずはそこへ行かないとなりません。

そこで、かかりつけ医が専門医の診察が必要と判断して初めて、専門的な医療にかかる事が出来るのだそうです。しかも数か月待ち。これだと幾ら無料でも、今の日本の医療体制の方が良い気がしませんか?

もし急がないとならない重大な病気だったら。順番を待っている間に病状が悪化して取り返しがつかなくなったら。かかりつけ医がヤブだったら。などなど、気になる点がたくさんあります。

 

 

生命保険は何のため

本がたくさん積み重ねられた一番上にメガネが置かれている

生命保険は、一家の大黒柱(主な稼ぎ手)が亡くなった時に、残された家族の生活費を補償するために入るものです。

なので、稼ぎ手が他にもいて、十分生活していける位の稼ぎがあるなら、入る必要はあまりないとも言えます。

また、残された方の収入が少なくても、資産が多くあるご家庭では入る必要がないでしょう。

そしてもう1つのパターン、独り身で誰も世話する人がいない方です。そういう人は生命保険に入っても受け取り人となるべき人がいません。無意味です。

結婚していて自分がいなくなったら配偶者や子供たちの生活が大変になる、親の面倒を見ていて、自分の収入がなくなったら親の年金だけでは生活が苦しいなど、残された方が金銭的に困る場合に意味をなす物です。

残された家族に十分な収入や資産があるならば入る必要はありません。保険料を節約する方がよいでしょう。

生命保険は、ご自身が亡くなって経済的に困る方がいる場合に入れば良い保険です。

 

保険の外交員の言葉を鵜呑みにしない

テーブルに両掌を上向きに乗せて何かを説明するスーツ姿の男性

社会人になったら生命保険に入るのが社会人として責任だとか、立派な大人としての第一歩だとか、何かしら「社会人として」のような言い方を大人のしたり顔で説いてくる、キレイに着飾った外交員がいたりします。

余計なお世話です。入るべきかどうかは、他人が決めることではなく、本人が経済的な観点のみで検討して入るかどうか決める物です。それを他人が、ましてや保険の外交員が説き伏せる物ではありません。

この「社会人として」という言葉には注意しましょう。意味をもたないのに、どうしても相手を説得したい場合に使われることがほとんどです。「社会人として」という言葉を相手が出してきたら、もし言えるなら、「なぜですか?」と聞き返してみると良いです。

相手は具体的な説明はまず出来ません。だって、正当な理由がない場面だからこそ、「社会人として」なんて言う言葉を出してしまうのですから。「なぜ?」「どうして?」と突っ込みたくなるような内容しか返ってこないでしょう。

とにかく、保険に入るかどうかは経済的な観点からのみ考えれば良いことです。保険会社は1つの契約を取ることでその後継続して毎月大きな金額を得る事が出来るので、外交員もあの手この手で説得して何とか加入させたいのです。

外交員でなくても、保険相談所にしても同じです。形を変えただけで、結局は保険会社と必ず繋がりがあります。でなければ仕事として成り立ちません。彼らもボランティアではないですからね。

結婚しておらず親御さんもまだ現役であるフレッシュな社会人の方は、そうそう生命保険に入る理由が見当たりません。もちろんご自身が早い内から入っておきたいと思うならば構いません。そこは自由です。

 

生命保険のまとめ

ネクタイを結ぶワイシャツ姿の男性

生命保険は、ご自身が亡くなった時に経済的に困る方がいる場合に有効な保険です。

もちろん、困る方がいなくとも、ご自身が亡くなった時にお金を残してあげたいという加入理由だってあるでしょう。

そこは貯金として残すか、生命保険に加入しておくか、どちらが良いのか検討すれば良い事です。

一方、お子さんが小さい稼ぎ頭の方は、生命保険はとても有益な保険となるでしょう。特に住宅ローンがある場合などは、残された家族に多大な負担がのしかかるので必須に近いかもしれません。

以上、今回は生命保険の必要性についてのお話でした。