ファイナンシャルリテラシーを高めるためにすること

ファイナンシャルリテラシーを高めるために行動する

白い壁に様々なイラストがごちゃごちゃに描かれ、手前に本が積まれて一番上にメガネが逆さまに置かれている

前回はファイナンシャルリテラシーを高める必要性と、日本が海外に比べていかに遅れているか、日本の産業が危機的状況にあるというお話をしました。

で、今回はファイナンシャルリテラシーを高めるために、わたしたちは具体的に何が出来るのかというお話です。

 

 

本から学ぶ(読書する)

机の奥には多数の本が積まれ、手前に一冊の分厚い本が開いて置かれている

まずは避けては通れない道、読書です。私も何年にもわたってお金に関する本は何十冊か読んできましたが、その中でも特にオススメしたいと思う本も何冊かあります。

また、私の考えだけでなく、他者の考えもくんでいきます。お金に関する本を読んでいると、その中で他の本が進められている事も多々あります。そういう中でよく名前が挙がる本もご紹介しようと思います。

 

私がおすすめする本

  • ユダヤ人大富豪の教え1・2(本田健)
  • ユダヤ人大富豪の教えスイス編1・2(本田健)
  • 人生を変えた贈り物(アンソニー・ロビンス)
  • 一瞬で自分を変える法(アンソニー・ロビンズ)
  • 金持ち父さん・貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
  • チーズはどこへ消えた(スペンサー・ジョンソン)
  • 生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方
  • 人を動かす(D・カーネギー)
  • 思考は現実化する
  • 7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)
  • 影響力の武器(ロバート・B・チャルディーニ)

この辺にしておきましょう。

オススメの本なんてたくさんあって、欲を出すとキリがないです。

この中で特におすすめなのは、「ユダヤ人大富豪の教え」全部と、「人生を変えた贈り物」です。どちらも、読んでて涙が出てしまう事がある本です。

なんていうんでしょう、物語調に書いてある部分があるというのも理由の1つですが、「そうか、そういうことだったのか!」とか「そういう事で人は動くのか!」など、目からうろこというか、感動と似た感情が沸き起こって涙を流してしまう事があります。

 

「ユダヤ人大富豪の教え」はマンガ版がオススメです。非常に読みやすく、お金や人生のことをこれから学び始める人には持ってこいです。私も今までに10回以上読んでます。

過去に読んでメモまで取った筈なのに、新しく気づくことが出てくるんですよ。不思議ですよね。それだけ初めて読んだ時と、あとになって読んだ時の自分に差が生まれた証拠です。ようは、勉強を続けていれば必ずリテラシーはあがるということです。

 

「人生を変えた贈り物」は、直接お金の話はしていません。ですが、どういう考え方をして生きて行けば自分は成功に近づくのかや、自分をどうコントロールするかなど、お金の枠組みを超えたあらゆる物の成功のための具体的な方法がたくさん書いてあります。説明も上手で、内容はまじめなのに楽しく読み続けられます。

  • 思考は現実化する
  • 人を動かす
  • 影響力の武器

この3つは少々難しいです。いきなりとっかかりをこれらの本にすると辞めてしまうかもしれません。最初の1冊としてはオススメしない方が良いかもしれません。が、いつかは読んで欲しい本です。

「金持ち父さん・貧乏父さん」は名前だけはあまりにも有名ですね。ロバート・キヨサキというアメリカに住む人が書いた本です。見た目はアジア系ですが、日本人ではありません。

そして「金持ち父さん・貧乏父さん」は、実在する人のように描かれていますが、実在しません。ロバート・キヨサキが作り上げた架空の人物です。しかも、この本は、あるボードゲームを売るという目的のもとに書かれた本なんです。そう聞くとちょっとガッカリしますが、この本に書いてることは勉強になります。

読んでいる事がある人も多い本ですね。私はお金の勉強し始めの頃に、本よりも遥かに高いDVD教材を買いました。ここまでする必要はなかったですね。本で十分です。正直教材は失敗でした。

 

「生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方」もとても良い本です。でも、お金の基礎知識からは少し遠ざかります。会社経営をしている方、いつか起業したい方、部下を束ねる立場にある方などには非常に勉強になると思います。読み物として読んでも面白いですし、とにかく非常に勉強になる役立つアイディアが満載です。

こんな事って逆にダメの典型だと思っていたけど、これで上手くいくのか?!という話がとにかく多いんです。もし会議で誰かが意見としてあげたら、そっこー誰かに却下されるような内容です。それが大成功につながったという実例がこのエビ工場にはあるんですよ。ぜひ読んでみてください。

 

上に挙げた本はどれも良い本です。読んで損はないというか、いずれ読むことになるであろう本ですので。

本当にまだまだオススメしたい本はあるんですが、難しめの本は省きましたし、キリがないのでここまでにします。

 

借金返済・貯蓄・資産運用の順番を知る

緑色のぼやけた背景に、手前には白い台の上に木製のドミノが右から左へ多数倒れたアップの画像

読書とはガラッと話は変わります。

本格的に話すと長くなるので、ここでは要点をまとめてお話します。

あなたが今もし、ローンなど何かしらの借金を抱え、それでいて貯金もしたいし、出来れば資産運用だって考えて行きたい、という状況にあるとします。

その時、どこに重点を置いて、何を優先していくのが理想か、というお話です。

最初に答えを言ってしまいます。

  1. 借金返済
  2. 貯金
  3. 資産運用

この順番です。

 

まずは何よりも借金返済

借金返済は資産運用にまさります。

借金の返済に支払う金利、これが最も忌み嫌うべきものだと心得ておきましょう。余剰金が出たら、どんどん借金返済に回すべきなのです。それが一番の節約です。

 

ローンは支払い期限が伸びるほど利子が増えて行きます。

現存するほとんどのローンが複利です。

複利というのは恐ろしく、雪だるま式に借金の利子が膨れ上がっていく仕組みです。例えば100万円を5%の金利で借りたとします。最初の年はその100万円の5%の5万円が利子になりますが、2年目は105万円に利子がかかるのです。実際には毎月返済しているので、105万円よりも減っていますが、利子を含めた合計に利子率を掛けるというシステムなんです。

最初は少ない借金でも、それが少しずつ増え、増える割合も少しずつ増えていき、年月が経った時には利子を含めた返済合計金額が凄い事になっています。支払終えるまでの期間にもよりますが、実際に借りた額の1.5倍などにもなりえます。

 

増えているのは利子です。つまり、何も生み出さない、何もあなたにもたらしてくれないお金です。世の中で消費者であるわたしたちにとって一番イヤなお金の種類です。

無駄遣いの方がまだ何倍もマシです。無駄遣いは物やサービスを私たちにもたらしてますからね。利子は、全く何も生み出さない、無のために払うお金です。まあ、借金返済を先に延ばしている意味はありますけども。少なくとも物やサービスをもたらしてはくれません。

「借金を返済しながらも多少の余剰金を作り資産運用も同時進行で始めるのが良いのでは」という考えが浮かぶかもしれません。ですがこれは基本的には間違いだと思います。運用は100%成功する物ではありません。それに引き換え、借金は早く返済するほど利子が減るのです。つまり100%成功します。なので、借金を抱えているという段階においては、手堅い借金返済を行う事にプライオリティ(優先順位)を置くべきなのです。

そして最後に大事なこと。

借金を返済し終えたら、二度と借金をしない事。借金返済の努力を自分で踏みにじるような行為はしないでくださいね。

まあ、どうしても家を買いたい、車を買い替えねば事故になる危険性が出て来てる、などは仕方ないでしょう。リスクを負うのはよくないですし、マイホームを持つうんぬんというのは個人の好みです。マイホーム論についてはまた別の記事で。ちなみに私は35年ローンで持てる限界暮らすの家を買うのは反対派です。リスクが大きいのと、その後の経済的自由度や身軽さが無くなることが理由です。

 

貯蓄する

借金返済が終わったら、今度は貯蓄です。資産運用しようにも、運用する余剰金がないと始まりません。なのでこの順番は必然です。

借金をして運用するという方法も出来ますが、危険です。それに、借金はまず返済するのが最も得で賢い(節約になる)という事は前項でご説明しました。借金がある方は、まずその返済に全力をそそぎましょう。その最中、借金を増やしてはいけませんよ。お金がないために出来ないこと、買えない物があっても、それが過去の自分がこしらえた借金のせいだと唇を噛み、歯を食いしばって返済しましょう。頑張るほど早く借金から解放されます。

 

貯蓄の額ですが、ある程度のまとまったお金を最終目標額に設定します。1000万円とか、500万円とか。もちろんすぐには貯まりません。そこは気長に待ちましょう。

その最終目標額を幾つかの段階に分けます。この2つが重要なコツなんです。

  • 最終目標額を決める
  • それを何段階かに分ける

例えば1000万円を目標としても、その目標が達成される日が来るのはまだ遠いです。

中々達しない目標に嫌気がさしてきて、頑張りがきかなるかもしれません。なので、10段階などに分け(もっと細かくてもOK)ます。100万円、200万円、300万円・・・などと。

そして、その度に小さなご褒美を自分に与えます。「自分へのご褒美」というやつです。

 

この「自分へのご褒美」という言葉、たびたびお金を使った罪悪感に対する言い訳として使われるようですが、それはNG。でも、本当に頑張ったことに対してのご褒美はOK。多少の額を努力への報酬として使うのは正解です。むしろやった方が良いです。

人間の脳は叶えたい夢や、これをやればこんな喜びが待っている、という自覚があると、やる気になるホルモンが分泌されます。詳しい名称は忘れましたが・・・。自分が役に立てばよいと思って勉強してたので、詳しい所まで記憶しようとしなかったもので(汗)。確認すればわかりますが、いまは割愛。

 

小さなご褒美を段階ごとに用意しておくことは、とても賢い方法であり、努力の結果を最大限にする方法です。

 

資産運用する

まとまったお金が出来たら、いよいよ資産運用します。貯蓄開始からここまで来るには、どうしてもある程度の年月を要します。借金の返済からも含めれば更にです。

ここで、「そんなに時間かかるなら何がなんだか、やる気も起きないなあ」と思うかもしれません。私もそういう思いはあります。

 

でも、何もしなければ、10年後のあなた絶対に後悔しているでしょう。

「もし10年前のあの時、毎月わずかでもいいから貯金を始めていたら・・・」

「どうせ今のような経済状況なり、あれも出来なくなりこれも辞めないと行けなくなるんだったら、なんであの時無駄遣いを見直して貯蓄に回さなかったんだろう」

なんていう風に。

誰もが思い当たるフシがありますよ。

  • 辞めないといけないと思いながら続けてるタバコ
  • 毎日500ml缶で3本も飲むビール
  • 仕事帰りに週3位行ってるパチスロ
  • 同僚に誘われるがままに行ってる無益な飲み会

 

大切なのは、ゆっくりでも良いから、1日でも早く始めること。これが何よりも大事です。不器用でもいいから歩き始めてみる。ころびながらでもいい、まずは前に進むことが大事。ということです。

人生を変えられるか、成功へ向う分かれ道は、「プールからスプーン一杯の水をすくい始めることが出来るかどうか」。これは確か、マネーの虎に出演していた生活倉庫の社長、堀之内九一郎さんの「どん底からの成功法則」に書かれていた一節だったと記憶しています。全くこの通りの言葉ではなかったかもしれませんが。

 

余談ですが、この本も悪くないです。というか良いです。堀之内さんが生活倉庫で成功するまで、いかにダメ人間だったかとか、ホームレス時代のエピソードとか面白いですし、勇気をもらえます。

ホームレスだった堀之内さんが、いかにして生活倉庫を起業して大金持ちになるまでが簡潔にですが描かれています。どういう経緯でホームレスにまで落ちたか。そこからどうやって一歩目を踏み出したのか。それからどうやって会社を大きくしていったかが書かれています。

 

もしどうしてもすぐ始めることが無理なら、まずは考えるだけでもしてみることです。どんな小さな一歩でも構わないから、1mmでも良いから前に進むこと。それが出来れば、全身しています。そのうちに進む距離が2mmとなり、5mm、1cm、10cm、50cmと増えていくのですから。

最初の一歩が一番重くて怖くて勇気がいるんです。もう走り続けている人の1kmより、初めて踏み出す1mmの方が何十倍も大変なんですよ。

 

資産運用の方法は人それぞれです。私はNISAやFXなどはあまり好きではない(有効な投資だと思ってない)ですが、それも人によりけりです。

資産運用のうんぬんについてはここでは述べません。

ですが、1つだけどんな事にも共通して言えるのは、以下の2本立てが必要だという事です。

  • 人間的な資本
  • 金銭的資本

本を読むなり勉強して自分の能力、ファイナンシャルリテラシーを上げておくこと。

そして、借金返済、貯蓄、資産運用という流れでお金を管理すること。

この2本立てです。どちらか一方が欠けたら成功できません。何をやるにしたって両方必要です。

 

まとめ

コンクリートの壁の前に腕を組み立つスーツ姿の男性の首から膝までの画像

ファイナンシャルリテラシーはとても重要。

そのための具体的な方法は勉強することしかなく、そのほとんどは読書でまかなわれる。

 

実際のお金の運用は、

  1. 借金返済
  2. 貯金
  3. 資産運用

の順番がもっとも効率が良いです。

ローン返済が長きに渡る人ほど、運用開始が遅くなる傾向があります。それもそのはず、余力がもっともあるのが借金がゼロの状態ですし、思考力も借金完済してからの方があると考えるのが自然ですから。

以上、ファイナンシャルリテラシーを高める方法についてでした。