借金の正体とは何なのか。本当の意味を正しく理解しよう

借金はしても良い時がある?借金の良し悪しと本当の意味を知ろう

外国の別荘の窓からプールサイドとヤシの木の景色に虹がかかっている晴れた日の景色

住宅ローンや車のローンに始まり、クレジットカードのお買い物枠にキャッシングなど、借金の種類は多々あります。

返済方法も一括から2、3回払いに始まり24回払いとかリボ払いまで多種多様。でも、借金にも良い悪いがあるとしたら、あなたはどんな借金なら良いと考えますか?

借金の良し悪しを2つのアプローチからはかり、どんな借金なら安全性が高く、逆にどんな借金がリスクが高いか。今回はそんなお話です。

 

借金に対する私の考え

私は借金してまで物やサービスを買ったりは基本的にしません。それが損だということを重々理解しているからです。

というと偉そうに聞こえるますが、身をもって勉強した過去があり、今の考えにいたります。

少し若かった頃、私は身を持ってお金の大切さと恐ろしさを肌身に感じる経験をしました。多分それきっかけになったんだと思いますが、その後お金に関する本を何冊も読んで勉強もしました。その経験から学んだことをこれからお話します。

今現在借金で苦しんでいる方は少しでも早く借金が減らせるように。借金をしたことがない方は、今後借金というものを背負わなくて良いように、一度借金という物の本質を理解しておくことをオススメします。

 

良い借金、悪い借金

テーブルに置かれた銅色の計りと草花

良い借金、悪い借金があると世間ではよく言われますが、これをはかるには2種類の軸が必要だと思っています。その2つをご説明します。

 

お金の使い道による判断

外国の道路にある行き先を示す標識

ちまたでよく人が言っているのは、たいがいこの意味です。

良い借金とは、自分への投資、つまり勉強などスキルを向上させたり知識を身に付けるなど、自己を向上させるためにする借金。

悪い借金は単なる遊びやギャンブル、買い物などによるもの。

 

この借金の良いか悪いかの判断は、お金の使い道によるものです。

借金の目的による判断。

  • 良い借金:勉強や資格取得などの自己投資
  • 悪い借金:遊びや欲求を満たすための借金

 

借金の利率による

棒グラフと円グラフが複数書かれただけの資料

借金の良し悪しを判断するにはもう一つ考え方の軸が必要だと思います。むしろこちらの方が大事です。

それは、借金の利率など、返済額の部分の話です。

いくら目的が未来への自己投資という前向きな物であっても、借金自体が利子の高いものでは、それは良い借金とは言えないですし、良い悪いを飛び越えてもっと大切な意味のリスクの高い借金という事になります。利子率が高い借金は生活を苦しめます。せっかく入ったお給料も、何にも使ってもいないのに数万円消えて、お金が少ないがゆえに取れる選択肢が限られていきます。

お金を借りるなら、利子が低い借金を選ぶ必要があります。「利子が高い」イコール「悪い借金」と思って差し支えないと思います。

目的が前向きなら、イコール良い借金という事ではないのです。

 

子供を東京の私立大学に通わせるために頑張って借金して、最後には自己破産した私の親戚。果たしてそれが親としては正しかった、と言っていいものかどうか。もっと早く親子で話し合って、別の道を考えるべきだったと思います。

未来を見据えて、予測でも良いからちゃんと数字を出して計算してみて、十分成り立つのかどうかを考えるべきです。していなかったんです。だからこその結果です。

 

借金の利率というのは、非常に重要な話。借金に利子があるというのは、言い換えればお金の価値が下がったという事。

たとえば、1万円のものを買うのに、11500円払うという事です。

一般的に、借金の利子は結構高いです。年率10%前後。安くても5%くらいでしょう。つまり、預金の利率とか、買い物で貯めるポイントなどとは比べ物にならないマイナスの威力があるわけです。

だから、お金を大事にするという事を考える時、借金がある場合は、何よりも借金を早く返済することを優先すべき。これが一番の節約になります。

借金というのは、借りた額が同じでも、返済に時間がかかるほど利子は高くなります。しかもそれが複利の場合はどんどん上がっていき、毎月支払う額の半分以上が利子というとんでもない額になります。これが消費者金融やカードローン、キャッシング、リボ払いの買い物でも何でもそうですが、恐ろしいところなんです。

世の中というのは不思議で、銀行に預けておく(銀行にお金を貸してあげる)場合の利率は1%を切る誤差みたいな利率なのに、借りる時は10%以上の利子を取るんです。なのにみんなそれで文句を言わない。それが世の中の普通になってしまってるんですよね。

 

余談ですが、使う銀行はよく考えて選びましょう。今の時代、銀行に預けておいて増える利子などミクロの世界です。余程の大金じゃないと、預けている意味がありません。それでもまだマシなのが店舗を持たないネット銀行です。そして、ネット銀行は引出し手数料も無料か低額のことが多いです。その辺もまた別記事にまとめます。記事にしたい事がたくさんあって困ります(汗)。

利子というものは、銀行など金融機関にこちらが貸してあげる場合や安く、私たちが金融機関から借りる場合だけ何百倍、何千倍と高い利子を取られる課せられるのです。これではまさに不平等条約。気を付けないとならない事です。このことから自分自身を守る唯一にして最強の方法は、借金をしないという事です。

 

借金の利率による判断。

  • 良い借金:利子が低い
  • 悪い借金:利子が高い

 

どちらがより悪い借金か

後者の利子が高い借金の方が悪いです。道徳的にどうこうではなく、借金より背負うリスクと、単純に損するお金の額が大きいからです。理屈はとてもシンプルです。

未来のための投資であっても、なるべく安い利率で借りるべきだし、利率が安い融資先が見つからないなら断念することも視野に入れるべきです。目的は早めに決めて、そのための準備として貯蓄をしておくことが大切です。なにやら当たり前のような話ですが。

 

借金の正体

暗い部屋の障子に映る、庭の松の影

借金が持つ要素を分析するとこうなります。

  • 今買えない物を買えるようにする
  • 実際より高い価格に上げてしまう。時間経過とともに上がり続ける
  • 毎月の給料から天引きされる
  • 金銭的リスク

これが借金の正体です。

借金するということは、イコールそれを買う能力がないのに無理して買うということ。だから、本来不可能なことを無理やり出来る状態にしているわけです。身の丈に合わない買い物をしてるとも言えます。それが借金。

まあ車とか家とかは、あまりに高額なのでローンを組まないと買えないです。それは仕方がないと思うのですが、そこから拡大解釈して、借金をする事が普通という感覚になってはいけません。注意したいのはここなんです。ここを気を付けないと、借りれるうちは借りて欲しい物を買ったり、現金を手にする喜びにはまったりするんです。

その不可能を可能にしてくれるサービスを利用したのですから、そのサービス提供者に対価を払わねばなりません。それが利子です。

サービスを受けたのだからその代金として利子を払う。これは当然のことだから仕方ないのでは?という声も聞こえてきそうですね。確かにそうです。でも、お金って大事ですよね。

大事なお金なのに、更に上乗せしてお金を払って(利子を付けて)買いものをする。しかも、時間が経つごとに上乗せ金額が増加していく。1万円の代金だった筈なのに、それがいつしか15000円に。そしてついには2万円という、当初の倍以上になったりするんです。

このことをどう受け止めるかです。

貯金してキャッシュで買っていれば利子はなく、元々の商品の値段で買えていたもの。それを早く欲しいがために、借金して利子がついて、結局元々の金額より高い金額で買う。高くて買えなかったから借金したのに、さらに高くしているわけで。それが借金です。

借金をするのって、どんな時ですか?高くてすぐ買えない物を買うときにするんですよね。期間は長期にわたるので、その間には何度も給料日が来てくれます。ボーナスがある方はそれも支払いに充てられます。ですが、高くて現金で買えない物を、更に高くする。この時点で、ある意味、矛盾した行為だという事は忘れない方が良いかもしれません。

家でも車でも、高い買い物はローンを組むので、当然利子が付きます。もともと高い買い物なので、利子の額もかなり高額。でもそうしないと買えないから、ローンを組んで毎月の収入の何割かを長期間払っていくんですよね。

買うためには仕方ないんです

しかし、ローンを組まないで済めば、ローンを組んだ時と比べて相当な額が浮くということ。だから、買うものはよく考えて。それを買ってローンという負債とリスクを背負う人生と、それが手に入らないけどローンがない人生。毎月の収入から自動的に数万円が消えない人生。どちらがあなたにとって良いのか。

 

そして覚えておきたいのが、借金するのはリスクを背負うことだという事です。

怖いのはなにかが起きた時です。

  • 仕事を辞めたなどで、今の収入を失った時
  • 親の介護で突然費用がかかる事が起きたとき

などなど。

今は起きそうもなくとも、こういうのはいつ起きるかわからないのが怖い所です。

たとえそうなっても、もし借金がゼロならば、住む家があれば食費と光熱費が払えれば最低限生きてはいけます。持家がなければ家賃はかかりますが、それでもある程度に抑えられます。

でも、そこに借金があったら。それどころじゃありません。1ヵ月でも収入がとだえたら、待っているのは破産です。自己破産したら一件落着ではないのです。破産の向こうには色々な恐ろしい事実が待ち構えています。

  • せっかく買ったマイホームを手ばなすことになる
  • 妻が、夫が、仕事を掛け持ちしなければならない
  • 子どもを学校に通わせられない
  • 手術すれば治せるのに、そのお金が用意できない・・・、ゆえに家族の命を救えない

考えただけでも恐ろしくなりますね(汗)。

だから借金があるというのは大きなリスクなんです。

上に挙げたような事が起きるとは限りませんが、いざという時のための備えはしておきたいもの。毎月の生活費がコンパクトに抑えてあれば、何か起きても身軽です。すぐに仕事が見つからなかったり、病気で体力を落としたりしても、何かしら収入があれば生きていける範囲におさまることが出来そうですよね。

 

借金をして良い時

大きな国定公園のベンチに座る若い夫婦の後ろ姿。その向こうに大木が見える

では、借金をして良い時とは、どういう時なのか。

どうしても必要な時だけ借金するのが正解だと思っています。正解というのも変ですが、仕方ない物は仕方ないです。

仕方ない借金はあっても、良い借金など存在しない。可能な限りゼロに近い方が良い。これが私の持論です。

 

ちなみに、

「どうしても必要な物 = どうしても欲しい物」ではないですよ。それは単に欲望が強いだけ。

たまにおられるのですが、「人生において自分が欲しいと思うものは何がなんでも手に入れる」とおっしゃる方がいます。このセリフを聞いた瞬間、ちょっと格好いいです。でも、こういう方に限って、さぞ努力家でお金を持っている方なのかと思ったら、そうではないんです。必ず手に入れる事をポリシーにかかげ、さも格好いい自分かの様に捉えてしまっていて。

が、それは誤りです。残念ながら単なる正当化・・・。後付けの理論ですね(汗)。

先にどうしても欲しいという欲望があり、それを内にも外に対してもごまかし、罪悪感を消したり行為の正当化のためにSNSのプロフィールなどにそんなセリフをあえて書くのです。

ファイナンシャルリテラシー(お金に対する知性)が高い人から見たら、すぐ見破られます。

  • 買わなかったら生きていけない物
  • 買わないと生きるのに支障が出て、結局損してしまう場合

本当はそういう物だけなんです。借金をしてまで買っても良いものは。

交通の便が悪い地域に住んでいる場合に車を買うためのローンとか、持病が悪化した時の入院費などが当てはまるでしょう。つまり、避けられない物にやむなく使うお金は仕方ないことです。

 

できれば、ある程度の貯金をしておき、そういう突如起きることへの備えもできているべきですが、現実として用意がなければ借金をするよりほかありませんよね。

突然起きる不慮の出来事を減らす努力も、節約においては必要なことです。もちろん、気を付けていても起きてしまった事は仕方ないです。ポイントは、出来る努力をしていたかどうか。避けれた筈のことを避けられなかった時にの後悔は大きいです。

  • 交通事故が起きないよう気をつけた運転をつねにしていたか。
  • メタボ体系の放置・飲酒のしすぎ・喫煙など。
  • 医療保険に入っているかなど。

私も全て守れているわけではなく、人のことは全然言えません。ですが、節約やお金に関する正しい知識として理解はしておきましょう。

ちなみにですが、医療保険や生命保険の節約が声高に叫ばれています。ムダに払っている部分をちゃんと見直して節約するのは大賛成です。しかし、最近多いのは、生涯を通して保険に支払う合計額と医療費とを比較して、保険に入る意味があまりないという論理。これは保険という物の根本を見誤っている様に思います。これについては後日記事にします。保険は大事ですよ。少額の補償でも良いから入っておくと、いざという時に人生を救ってくれる助けとなるかもしれません。無駄遣いに消えるお金を節約し、安い保険でも良いから入れば人生の大きなリスクが1つ減るのですから。

 

借金の早期返済が最高の節約

オフィスビル群を背景に、世界地図の上を赤い矢印が右上にグーンと上がるイラストが浮かんでいる

結局、最後になっても私の答えは変わりません。借金はしないのが一番です。軽はずみな借金や、欲しい物やサービスを買うための借金するのは控えたいところです。

負けを取り返すためのギャンブルも同じです。それで結果的に勝てば、その借金のおかげだとなってしまうんですが、ギャンブルに勝つ可能性がよほど高く確定してない限りそれは単なる結果論です。

その判断がしっかりしてない内は、まだ借金体質ということになります。

当サイトは節約のサイト。お金をより有効に使うための方法と考え方に関するサイトです。私はいつでも、お得なお金の使い方だと思う物をオススメしていきます。

借金をするということは、1万円で買える物を12000円とか15000円とかにわざわざしているようなもの。物の値段を自分から吊り上げる行為です。

つまり、節約の真逆です。

借金というものは、返済に時間がかかるほど利子が増えます。だから少しでも早く借金を返済することがイコール最大の節約なんです。

借金をすれば、その瞬間は欲しい物が手に入り喜びが得られます。しかし、借金で買った以上、本来の価格以上のしわ寄せが後で必ず来ます。そのことをよく覚えておきましょう。それでも借金してまで買いたい物なんて、そうたくさんはないですよね。

 

まとめ

いま借金があるならば、まずはそれを少しでも早く返済することが最優先。それが最大の節約方法。

そして極力これ以上借金を増やさないことが大事。借金している所から更に借金すると、利子の割合が増えていきます。返しても返しても、元金がなかなか減らないという状況がどんどん進んでしまいます。気を付けましょうね。

借金はしないのが一番。するにしてもなるべく少額で、利子を低く抑えるのが大切と、覚えておきましょう。