最高コスパの空機清浄機を選ぶ方法と知識【2018年版】

空気清浄機に必要最低限の知識をつけて賢く選ぼう

最低限の知識さえあれば空気清浄機選びは意外と簡単です。複雑に見えるのは、まだまだ長期間使って検証しないとわからない新技術があふれた業界であるという事と、専門機関のサイトでも本音を説明してくれておらず、私たち消費者が混乱させられているせいです。

空気清浄機はピンきりで、家電サイトなどはどの機種の事も悪く言えないし、安い機種を押すことが出来ないんですね。みーんな右ならえで当たりさわりのない事だけ言って、色んな機種を紹介して終わりです。

空機清浄機の知識は今出来る事は限られるし、空気清浄機として必要な機能は少ないので意外と簡単です。

 

空機清浄機はフィルターが肝心

空気清浄機の要はフィルターです。ほぼこれで決まると言っても良いくらい。

主にはHEPAフィルターとTAFUフィルターです。ただしTAFUフィルターはまだ少なく、ダイキンのみです。HEPAフィルターを採用した機種かどうかです。

私はHEPAフィルターを搭載した空気清浄機を買う事をお勧めします。HEPAフィルターって凄いらしいから高いんじゃないの?と思うかもしれませんがご安心ください。1万円台の機種もたくさんありますので。

HEPAフィルターとTAFUフィルターの違い

HEPAフィルターとは、JIS規格で「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa(パスカル)以下の性能を持つエアフィルター」と定められています。高機能のフィルターです。花粉やダニにも対応しています。現在の空気清浄機はHEPAフィルターが使われていれば良いと考えていいと思います。

TAFUフィルターは、HEPAフィルターの後継で性能は同じです。

じゃあ何が違うのか。能力の劣化がHEPAより少ないんです。10年後HEPAフィルター50%まで落ちます。それに比べてTAFUフィルターだと72%にとどまります。72%ならまだ使えるかなという気がしますよね。

TAFUフィルター搭載機はまだ少ないので、HEPAフィルターを搭載していれば優秀と言えます。

粒子捕集率 10年後の劣化 採用機種
HEPAフィルター 99.97%以上 50% 多数
TAFUフィルター 99.97%以上 72% とても少ない

 

集塵能力が一番重要

空気清浄機の機能はなんと言っても集塵能力です。つまり空気中のホコリや不純物をろ過する機能。その他加湿するとか蚊取り、その他色々出てますが、そういうのは不要です。まずもってあまり期待できません。とにもかくにも集塵です。

適用床面積が大きい方が、集塵スピードが速いです。畳数が大きい数値になってる機種は、それだけ空気清浄機のスピードが速いんです。短い時間で空気がきれいになるんです。だから別に、狭い部屋で大きい部屋用の空気清浄機を使ったっておかしくはないんです。

例えば部屋が8畳だとしても12畳用の空気清浄機を買えばそれだけ早く部屋の空気がきれいになるんですね。とはいえ、これは空気清浄機の能力の差ですから、その分価格は高くなります。

集塵方式はファン式、電気式、イオン式とあります。ファン式で十分なのではと考えています。ファンの回転だけで空気を取り込む方式で、集塵力が高い反面騒音が大きいとされていますが、仕方ない事だと思います。電気式やイオン式については、ファン式と兼ねていないと集塵力の低下が心配です。結局集塵のメインはファンでしょう。新技術に意味がないとは言いませんが、電気・イオン式は差別化して売り上げを上げるために開発されたもののような気がしますし、集塵力がどれだけ期待できるか定かではありません。

空気清浄機はある程度音がするものだと思っておくしかないと思います。除湿器はもっと音が大きいですからね。それに比べれば、風速を強にしなければ忘れることが出来るくらいの音量です。

 

微粒子のサイズ

ホコリや花粉などの大きさがだいたいどのくらいか知っておくと空気清浄機を選ぶ時にとても参考になります。

スギ花粉 30~40μm
ハウスダスト 10~40μm
黄砂 4μm
PM2.5 2.5μm
ウイルス 0.5μm(500㎚)

μm(マイクロメートル)とは、1mmの1/1000です。イコール1/1000000mです。

そしてnm(ナノメートル)とは、さらに1/1000です。イコール1/1000000000mです。

m(ミリ)、μ(マイクロ)、n(ナノ)の順にさらに1/1000ずつ小さくなるという事ですね。

空気清浄機のスペック表を見ていると、「0.1~2.5μmの粒子を99%キャッチできる」という記載されている事があるんですが、一番小さいウイルスでお0.5μmですからキャッチしてくれますね。

HEPAフィルターの定義だと「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa(パスカル)以下の性能を持つエアフィルター」ですから、HEPAフィルターというだけでウイルスまで除去できるという事になります。

メンテナンスのしやすさ

空気清浄機選びのポイントとして最後に考えて欲しいのが、メンテナンス(手入れ)のしやすさです。

購入前に検討している候補機種の性能の中で、私が特に注意を払って欲しいと思うのは以下の点です。

  • プレフィルターの掃除のしやすさ
  • フィルターの交換周期

プレフィルターとは、HEPAフィルターなどの空気清浄機の要となる主のフィルターとは別に、おおざっぱにホコリを除去する副フィルターみたいなのが付いており、それの事を言います。

 

加湿機能はいらない

加湿機能はハッキリ言っていらないです。空機清浄機に求めるべきは空気をキレイにする事です。つまり集塵能力と、有ったとしても除菌機能くらいで良いです。除菌機能は正直どこまで期待できるかよくわかりません。新技術の効果は時が経たないと検証できないし、ましてや各社がバラバラの除菌システムを提唱しており、どれが良いのか、生き残るのかもわかりません。

そして一番気になるのが安全性です。新機能のせいで値段が結構上がる事もあるので、無難に集塵機能だけで考えた方が良い気がします。今のところは本来の集塵機能だけの機種を安く買うのが賢い選択だと思います。

10年くらい前に、DVDの後継としてBlu-rayHDDVDという似た2つ物が登場しました。Blu-rayはSONY、フィリップス、Panasonic、HDDVDは東芝とNECです。2者が争った結果今残っているのはBlu-rayです。HDDVDを買った人は泣きを見ました。せっかく高いデッキを買ったのに全くHDDVDが販売されなのでは悲惨ですよね。

電化製品の新機能については、あまり初期段階で手を出さず少し見守るのが無難ですね。なんと言っても家電は高いですから。極力失敗は避けたいです。

除菌はそもそも、あまり高い効果は期待できないですからね。アルコールで拭いたり、ブリーチや熱湯で殺菌するのと同じ事を空気清浄機がしてくれるようなイメージを持っているとしたら、さすがに期待しすぎだと思います。

というか、もし出来るのなら逆に安全性が不安です。ブリーチ程の除菌力が空気中で発揮されていたら吸い込んだり皮膚から吸収したり、色んな所についたり人体への影響が心配になってきます。

除菌や殺菌は今のところはアルコールスプレーを使ったり、ノロウイルスなどが気になる時はブリーチを使って拭いたり、掃除をこまめにする事を主体にまかなっていくしかないと思います。空気清浄機の除菌は補助的な物ととらえた方が良さそうです。

衣類の殺菌消毒については以下の記事に詳しく解説していますので、よろしければどうぞ。

 

加湿機能のデメリット

では本題の加湿機能についてですが、付いてない空気清浄機をオススメします。

加湿機能が付くと高くなるし、明らかに重くなるし大きくなるしで、持ち運びが大変な上に置き場も難しくなります。ほとんど良いこと無しです。

加湿機能が欲しいなら、加湿器を別に買う事をお勧めします。別々に買えば、加湿したい場所で加湿、空気をキレイにしたい場所で空気清浄機、と使い分けられます。

加湿機能付きだと当然水を入れる事になりますが、水を入れるという事はお手入れに気を付けないとカビたり菌が繁殖する可能性が出てきます。そうなると空気をキレイにする空気清浄機が、空気を汚す原因になってしまいます。それなっては本末転倒です。

こうやって考えると、加湿機能付きを選ぶだけで色々面倒な事がぶら下がって来てしまうわけです。

値段も高くなるし、本体の大きさや重さも増し、持ち運びづらくなり置き場所の選択肢も減る。それに、手入れを怠るとカビやすくなり、逆に空気を汚す原因となってしまう。

以上のことから、空気清浄機に加湿機能はない方がよいというのが私の結論です。

 

最高コスパの空気清浄機の条件

空気清浄機の機能を調べて、色々な機種の性能を比べて私がたどり着いた空気清浄機に必要十分だと思われる条件を発表します。

  • HEPAフィルターである
  • 寿命は10年
  • PM2.5対応
  • 0.1~2.5μmの粒子を99%キャッチ
  • ファン式のみでOK
  • ニオイセンサー・ホコリセンサーはあると良い。他のセンサーは要らない
  • 加湿機能はいらない

こんなところです。HEPAフィルターであることは必須くらいに思いますし、寿命が短いと交換でお金がかかるし地味に面倒です。

PM2.5は最近騒がれなくなりましたが、問題はなくなっておらず、結構重要な事のようです。テレビでやってたのですが、PM2.5のせいで花粉の粒子が破壊されて更に細かくなり、突然喘息のような症状を発症する人もいるそうです。本当に最悪の場合は命に関わる事もあるそうで、医者が注意喚起してました。体の事なので一応対応しておいた方が良いだろうと考えています。

そして出来れば、「0.1~2.5μmの粒子を99%キャッチできる」という性能がうたわれている機種が良いと思います。よくわかっていない細かい微粒子などもあるかもしれませんからね。でも迷っている機種にこれがなくても、そこまで気にする必要はないかもしれません。

集塵方式はファン式でOKです。電気式、イオン式はどこまで意味があるのか定かではないです。もっと普及して世間の評判がハッキリしてきてから考えれば良いでしょう。

それからセンサーはあまり高度なのは意味ないかなと思うのですが、ホコリかニオイで空気の汚れを察知してくれる機能はあって欲しいです。ニオイ・ホコリのセンサー両方があれば一番ですが、どちから一方でも良いと思います。

他の、照度センサー、温度センサー、湿度センサーは正直どれもいりません。照度センサーは寝る時に暗くなったらランプを暗めにしてくれるという物なのでありがたいですが、それで値段が上がってまで欲しい機能ではないです。見えない所に置いたりタオルをかぶせたり何かしらで対処できますし。温度センサー、湿度センサーに関しては言うまでもなく。

加湿機能については先ほど述べた通り、加湿器を用意するなら、空気清浄機とは一体になってない方が良いと思います。ちなみに私は加湿器はあまり必要ないと思っています。洗濯物を部屋干しするなどで出来ますし、水蒸気の少ない冬に加湿しても、空気中の水蒸気には上限がありますから結露するだけなんですよ。喉が悪くてどうしても喉に加湿器を当てないと、なんて方は十分意味があるでしょうが、そうでなければ微妙な所です。私はむしろ一年中除湿したいです。

2018年買うべき空気清浄機のおすすめは

ずばり、私のおすすめはFU-G51です。私もこれを買いました。上記に挙げた条件を備えていながら、値段も比較的安いほうです。今のところこれ以上コスパ高の空気清浄機がみつかりません。

ちなみに空気清浄機を初めて買う方、詳しくない方はFU-G51のように安い機種にして効果を試し、実感できたら上位機種を検討するという流れが無難と思います。空気清浄機なんて、集塵機能だけしっかりした比較的安い1万円台の機種で十分だと思うのですけどね。

もしかしたらあなたが期待しているような効果が得られない可能性だってあります。人によって空気清浄機に期待している事が結構変わるのが空気清浄機です。身近な家電でこれほどズレがある家電もなかなかないですよ。

理由の一つは、効果が実感しにくいことですね。なんてったって目に見えないんですから。除湿器も実感しにくいものの、湿度が下がると不快感が減るので結構実感できますし、水が溜まるので目に見えますからね。

あなたの空気清浄機選びの参考になれば幸いです。