私立志望のお子さんに地元の国立大学進学を選んでもらう方法

授業中の教室の風景

お子さんを大学に通わせるって、本当大変なことです。東京など大都市圏の私立大学に行きたがる方も少なくないと思います。そんなお子さんに、志望校を地元の国立大学志望に方向転換してもらう事は出来ないのでしょうか。

それが出来る可能性があるのです。今日はそんな方法をご紹介します。

 

東京の私立大学から地元の国立にする必要性

キャンパス内の緑の街路樹が立ち並ぶ道

そもそも東京に限らず大都市圏の私立大学から、地元の国立に転換してもらうメリットについてです。あえて言うまでもないですが、金銭的なメリットがとてつもなく大きいです。

大都市圏の私立に通うというのは、以下のような、多額のお金がかかる要素があります。

  • 私立大学の高い学費
  • 地価の高い土地での一人暮らしの費用
ご存知の通り、私立大学は学費が国立大学に比べて高いです。「私立も国立もあまり変わらなくなってきた」などと言われたりしますが、そんな事はありません。やはり国立の方が安いです。国立も学費が一律ではなく、大学によりますし、学部・学科にもよります。

なので、国立大学の中の高い方の大学と、私立大学の中の安い方の大学を比べれば、確かに差が少なくなります。ですがそれは例外的なもので、平均すればやはり明らかに国立が安いです。

実家から通えない、離れたところにある私立大学に通うことになれば、親の負担は莫大なものになり、ご家庭によっては家族の生活を一変させる程のインパクトを持ちます。

政府の「国公私立大学の授業料等の推移」によれば、国立・私立大学の学費は、平成28年で以下の金額です。

年度 国立大学 私立大学
授業料 入学料 授業料 入学料
平成28 535800円 282000円 877735円 253461円
国立大学の方は、国が定める標準額で、実際の学費は各大学が設定しているので差異があります。私立大学の方は平均額です。参考としてご覧ください。

学費にして年間35万円ほどの差があります。4年間で140万円くらい。

そして、実家から離れた大学に通えば一人暮らしとなりますから、家賃や生活費がかかります。すると、年間で最低でも120万円は必要になると考えておくべきところでしょう。実際には都会になると家賃が高いので、もう少し必要になります。

そう考えると、地元の国立大学に通う金銭的な負担のなんと軽いことでしょうか。

東京など、実家から離れた大都市圏の私立大学に通うことになった場合と、年間にして150万円くらいの差がでます。

4年間なら600万円。すごい金額です。

今はインターネットで何でも調べられる時代なので、実際に候補となる大学の学費や、その地域の家賃の相場まで、事前に調べた上で志望校を決められたらベストです。

 

お子さんを説得する魔法の口説き文句

そこで、お子さんを説得するのにオススメな口説き文句が1つあるのでお教えします。特に男の子に対しては絶大な効果があります。

その口説き文句とは、これです。

「実家から通える国立・公立大学に進学したら、車を買ってあげるよ。なんなら自動車教習所代も出してあげるよ」

こんなセリフです。驚かれましたでしょうか。

もちろん約束したからには、お子さんが条件を満たしたら買ってあげる事になります。初めての車なので、中古で100万円以下くらいの車で十分だと思います。もっと安く50万円以下などでも良いと思います。その辺はお子さんとご相談の上で。それでも、私立大学に通うのに比べたら、ありあまる程の得があるのですから。

 

「車を買ってあげるだなんて」と思うかもしれませんが、私立大学、ましてや県外だった場合の生活費も合わせた金額を考えてください。

学費だけで年間80~120万円。生活費の方も、家賃を含めたら年間100~150万円くらいはかかるでしょう。合計で200万円以上です。

それに引き換え、国立大学は55~70万円くらい。実家から通える地元の大学なら、その差は簡単に見積もっても年間150万円前後。つまり、1年間だけで元が取れちゃいます。

なので、100~150万円くらい車にお金かけてあげても、トータルでみたら圧倒的にお得なんですよ。というか、地元の国立大学に実家から通うのは、親がお金出さなくてもバイト代だけ何とかなります。

自分の車がある大学生活というのは、お子さんにとっては凄く魅力的に映ります。「進学するのを地元の国立大学にすれば、車が手に入る」というのは、お子さんからしてみたら大きな魅力です。

特に男の子はそうです。車を持っている人は多くない中、自分は持っているので圧倒的な優越感。行動範囲は広がるし、まるでバラ色の大学生活が頭に浮かぶでしょう。

それで私立大学を諦めてくれるなら、親にとってこんなに助かる事はないです。大学生ともなれば社会勉強を兼ねてアルバイトをして自分のお小遣いを稼ぐのは当たり前です。なので他にかかるお金もありません。

この提案はいかがでしょうか。親御さんの立場としても、お子さんが近くにいるのは安心ですし、もしよろしければお子さんに持ち掛けてみてください。

 

説得を成功させるコツ

口説き文句自体に強いインパクトがあるのですが、それとは別に、2つほどコツがあります。

  1. 決断をせかさない
  2. 大都市圏の私立に通うデメリットを上手に伝える

この2つです。

難しい決断であるのに、せかすのは逆効果です。そして、大都市圏の私立に通うことは実際にデメリットも大きいです。

この2つをもう少し詳しくご説明します。

決断をせかしてはいけない

本人にとっては自分が行く大学がどこになるかというのは人生を左右する一大事です。

少し真剣に考える時間も必要です。そこでせかされたり、強引に説得するような圧力のある雰囲気を感じたら、反発心が芽生えてもおかしくありません。上手く行くものも行かなくなります。

なので、一度伝えたら、少し待ちましょう。たとえ私立を受験したとしても、地元の国立も受けて合格すれば、入学直前まで可能性は残っています。

伝え方も、「そうじゃなきゃダメだ」という押さえつけるような言い方より、「金銭的に厳しいから、どうか国立にして欲しい」という、お願いするような雰囲気の方が、お子さんにはわかってもらいやすいみたいですよ。

大都市圏の私立大学に通うデメリットを示す

人によっては大都市へのあこがれも強く、地方在住のまま地元の大学に通うことを望まない方もおられるでしょう。

しかし、実際のところ、東京や大阪などの大都市圏の私立大学に通うメリットは、特にないと言って良いと私は考えます。今の時代はなおさら。

昔のような有名大学に入って大企業に入社する神話は崩れたとは言わないまでも、昔よりは断然小さくなっています。もはや安定とは言えません。会社はつぶれなくとも、運が悪ければ引責辞任やリストラされるかもしれない世の中です。今は、小学生のあこがれの職業の上位にyoutuberが入るくらい、世の中は様変わりしています。

人が多い都会で一人暮らしをすれば、

  • 全てを自分で行わなければなりません
  • 責任もすべて自分にふりかかります
  • 時間はかなり取られる
  • 体力的にも精神的にも大変

こんな状況になります。結構キツイですよ。最初の1、2ヵ月は特に。

それなのに、大金をはたいて県外の私立に通うメリットはどれだけあるのでしょうか。

私はゼロに近いと思います。

私が今、大学に進学するくらいの年齢だったら、県外の私立に通うお金を使うなら、地元の国立に入って、その分のお金を少しで良いからもらって自己投資に回したいです。

「親元にいることで時間ができ、車で色んなところに出かけられる生活」というものを強くアピールしましょう。それによって親御さんが得られる金銭的メリット、お子さんをそばで見守れる幸せは大きいですよね。

 

まとめ

早い時期から言っておいた方が良いと思います。

その方がご本人がゆっくり考えられて、「そんな大学生活も良いのかもしれない」なんて、気が変わってくれるかもしれません。

お子さんの心の中で県外の私立大学に通うイメージが固まる前に。高校2年生の途中とか、3年生の始め頃までに伝えられると良いですね。早く言うほど、お子さんの中に車に乗ってる生活のイメージが膨らみそうです。

 

ちなみに、車じゃなくても構いません。

お子さんの好みに合わせてプレゼントは変えたら良いんです。現金100万円でも良いかもしれませんね。このお金を自分の好きなように使いなさい等の言葉とともに。もしかしたら起業でもして、お金を稼いでくれるかもしれません(笑)。

 

地元の国立大でなくとも、家賃が高くない地方の国立大学などでも、私立に通うよりはかなり金銭的負担は減ります。親元を離れてみたい、地元を離れたいというお子さんの願望が強い場合は、そういう選択肢も考えてみてはいかがでしょう。