ご飯の保存方法の正しいやり方。急いで冷ましてラップで包んで冷蔵庫へ

流し台に置かれた、炊き立てのご飯がいっぱいに入った炊飯器の釜

それともまとめて炊いて保存しておいて、食べる時にレンジで温めて食べたりしますよね?

え、ご飯はいつも炊き立てを食べたいですって?

そんなこだわり派のあなたには今回のお話は興味ないかもしれません。

ご飯をラップでくるむなどして冷蔵庫で保存する場合、どうやったら一番長持ちするのか。そんなことを突き詰めてみるお話です。

 

ご飯を保存する容器は何がいい?

  • ラップでくるむ
  • タッパーに入れる

このくらいしか思いつかないです(汗)。他にもあるんでしょうか。

ご飯を保存するとき、一番最初に浮かぶのはラップですよね。多分ほとんどの方がラップでくるんでると思います。

私もラップでやってますが、本当はタッパーに保存できれば一番いいのにと思ってます。ラップでくるむより、ご飯をよそうみたいにタッパーにただ入れるだけの方が簡単です。

ご飯を入れるのにちょうどいい大きさだなというタッパーがあれば、同じももので幾つもそろえて、毎回それに詰めておけば簡単です。

ラップも付かわないでいいので、長い目で見れば節約になります。洗い物は増えますけどね。でも同じタッパーなら同じ洗い方の繰り返しだし、選ぶタッパーによっては洗うのが楽です。

オススメは、セリアの「とにかく洗いやすい保存容器」です。
とにかく洗いやすい保存容器がテーブルに置かれている

ご飯を入れるのにちょうど良い大きさ。

 

このタッパーは溝や引っかかる部分がないのでスポンジを滑らせるだけでくまなく洗えるので楽なんですよ。
楽ちんパックスクエアのフタをひっくり返して横から見た図

詳細はこちらの記事で。

 

ご飯は冷まさずに保存してよい?

ご飯をあんまり冷まさないまま冷蔵庫に入れてしまう人を見たことがあります。

やっている人をみるとそれでもいいのかな?なんて思ってしまいそうです。いちいち保冷剤などを使って冷やしたりせず、そのまま冷蔵庫に入れられたら楽です。

でも、よく考えたらやっぱり良くないです(汗)。

温度の高い物を入れれば、その温かい食品から周りに熱が放出し、周りの冷気がその食品を冷やし、いずれは双方が同じ温度になります。

冷蔵庫が強烈なら大丈夫そうな気もしますが、冷蔵庫内の食品に与える影響がゼロというわけにはいかないでしょう。やはり、どうしたって問題はあるんですよね。

つまり結論は、「冷まさずに保存するのは良くない」です。

これはご飯に限らず、すべての食品で同じことが言えます。

 

保存したご飯を長持ちさせる方法

ご飯の保存が長持ちするカギは、炊き上がった後の温度管理に尽きます。

ちなみにここからが本記事の最重要テーマです。

菌というものの多くは、20~45度くらいが繁殖が多い温度帯で、30後半あたりが最適な温度と言われてます。つまりその温度のときが一番増殖が早いということです。45℃を超えたあたりから死滅する菌が出始め、60℃以上になるとほとんどの菌が死滅する温度です。とはいえ、じゃあ60℃になったら、鍋の中の菌すべてがすぐ死ぬかと言ったらそうではないので安易にはお考えにならないように。

飲食店などでは「75℃以上で2分以上加熱」などとルールを定めていることがよくあります。お店によって温度と加熱時間には多少のバラつきがありますが。確実と思われる高温と加熱時間をおのおのが設定しているのでしょう。棒温度計を用意しておいて、食材の中心部の温度を測っているところもあります。

とにかく、20~45度くらいの温度の状態で放置するのが一番危険だということ。食品をその温度にしておかないようにすれば良いんです。

つまりは、ご飯を一気に冷やせたら、食中毒菌が増えないので長持ちするということです。一気に常温以下まで冷やして菌が増殖しやすい温度帯を通り越して、さっさと冷蔵庫にしまえれば良いんです。

ご飯を急激に冷やすことが重要。そうすれば食中毒菌が増えにくいので長持ちする。

炊き立てのご飯はかなり高温です。

沸騰したお湯で炊かれているので、炊き立ては60℃どころじゃなくもっと高温です。これだけ熱いと菌も生きてられないので良いのですが、問題なのは冷まそうと放置している時の途中の段階。

だんだん温度が下がっていって常温になるまでの間には、20~45度くらいの時が必ずあります。その状態でいる時間をさっさと通り越せば良いのですから、意図的に急激に冷やせばよいんですよ。

かといって、まだ熱いうちから冷蔵庫に入れたりすれば、冷蔵庫内の温度が上がり、冷蔵庫に入ってる他の食材が傷みやすくなってしまいます。冷蔵庫内の温度が上がれば、冷蔵庫は頑張って冷やそうとします。すると電気代もかかってしまいます。

というように、冷蔵庫に熱いものをしまうのはNG行為なんですよ。

熱いものを冷蔵庫に入れてはいけない。他の食材まで悪くなってしまう。常温くらいに冷ましてから入れる。電気代も上がってしまう。

 

保冷剤でご飯を一気に冷やそう

冷蔵庫にいれる前に、他の方法で冷まします。

何を使うかというと、保冷剤です。
青い保冷剤2個

冷凍庫でキンキンに冷えた保冷剤を多数使ってご飯を一気に冷ますのです。

ご飯を冷ますのには保冷剤が理想的です。氷水の中に入れるなどは、ラップでくるんでもタッパーに保存しても、水が浸水する可能性があります。

保冷剤なら温度がすごく低いし、ご飯にくっつけて置いてもしばらくは冷たいままで冷却効果が続きます。

 

氷枕みたいな大きいサイズの保冷剤もあります。ちなみにこれはダイソーで買いました。たしか300円。
ダイソーの大き目の保冷剤

カチカチにならず、多少変形できるので使いやすいです。

 

ご飯をラップで包み保冷剤で冷やす

では詳しいやり方をご説明して行きます。

ご飯が炊き上がったら、すかさず炊飯器のスイッチをオフにします。
赤い炊飯器の切ボタンを人差し指で押す

 

釜を取り出して冷ましにかかりたいのですが、熱すぎるので少し待ちます。取り出してももちろんOK。

少し冷めたら、鍋つかみなどを使って釜を取り出して流し台などに置きます。
流し台に置かれた、炊き立てのご飯がいっぱいに入った炊飯器の釜

 

ご飯を釜からお皿に移して、しばらく置いて粗熱を冷まします。
ご飯が入った釜と、その横にご飯が入った白い皿がある

「粗熱を取る」とは、触れないくらい熱いものを、少し冷ますことです。どのくらいの温度になった粗熱が取れたことになるのかは私も知りませんが、そこまで細かく考えず「すごく熱い物を少し冷ます」くらいに思っておけば良いでしょう。

熱々の釜に入ったままだとご飯が冷めるのに時間がかかります。お皿は冷たいので、熱い釜に入れたままにするよりはいくぶん早く冷めてくれます。

釜のまま待っても良いのですが、なるべく早く終わらせたい場合は、金属製など少しでも冷たい容器に移すことをオススメします。私は金属のボールをよく使います。清潔なものを使ってくださいね。

 

荒熱が取れたら(少し冷めてきたら)、もうラップにくるんじゃいます。
ご飯釜の前に引っ張り出されたラップが置かれている

ご飯は適当に切れ目を入れておくと、しゃもじで一回分のご飯を取りやすくて良いかもしれません。雪かきの時にスコップで雪を四角く切り取るみたいに。まあ無理にやる必要もないですが。
釜のご飯をシャモジで十文字に切り込みを入れる

 

ラップでご飯を包んで行きますが、包み方にはいくつかコツがあります。

まずはラップを広げて、ご飯をのせます。
ご飯をラップで包むその1

この時の量はお好みで良いですが、あまり多くしない方が良いです。あまり多く包んでしまうと食べる時に量を調節しにくいので。

この時、なるべくご飯は平べったくします。あとで保冷剤で冷やす時に、保冷剤に触れている面積をなるべく多くするためです。それと、厚みがある部分は冷気が伝わるのに時間がかかり、その部分では菌が繁殖しやすくなります。するとそこから周りに菌がひろがり、またそこから菌が広がり、という連鎖に。早い段階からなるべく菌の増殖量を減らすことが肝心かなめです。

 

まずは1か所を折ります。
ご飯をラップで包むその2

 

ちなみにラップはこの時点で切りましょう。切るときにご飯の重みのおかげでラップがズレにくくなるんです。
ご飯をラップで包むその3

 

そして、最初に折った場所の反対側ではなく、両脇を折りたたみます。
ご飯をラップで包むその4

 

ここで反対側を折ってしまうと、ラップが筒の形になり、食べる時にレンジで温めたときに非常にはがしにくくなります。横を先に折ることで、ラップのつなぎ目が見えやすく、またまとわりつかないので剥がしやすいんです。

 

中央部分だけが隠せてない状態になるので、
ご飯をラップで包むその5

ここをおおい隠すように、最後に残った1か所を折ります。
ご飯をラップで包むその6

 

これで完成。
ご飯をラップで包むその7

 

ちょうどよい大きさのタッパーを使うのもありです。
ラップをしいたタッパーにご飯をのせる

ご飯の量が一定になりやすく、包んだご飯を同じ大きさにしやすいです。
ご飯をタッパーを使ってラップにくるむ

ラップの折りたたみ方は同じで。

 

この要領でご飯をすべてラップでくるみます。
ラップでくるまれた大量のご飯

 

そしたらこれを、なるべくまんべんなく保冷剤でサンドします。
ラップで包まれたご飯が保冷剤でサンドされている

上からも下からも保冷剤の冷気で冷やされています。

ご飯の量が多いと保冷剤が足りないですが、それでもなるべくご飯に保冷剤が接している面積が多くなるように頑張ります(汗)。
保冷剤の上に積み上げられたラップご飯

 

この状態でしばらく放置します。15~30分くらいでしょうか。

触ってみてだいたい常温くらいに下がったら、保冷剤とともに冷蔵庫へ。
冷蔵庫に保冷剤とともに入れられたラップご飯

ご飯が完全に冷め切ってないので、冷蔵庫の補助の意味でも保冷剤ごと入れます。この時まだ保冷剤は結構冷たいので。

ご飯が冷め切るまで待てば冷蔵庫内には悪影響を与えないので良いのですが、その分、ご飯を外に出している時間が長くなるので難しいところです。一応現時点では、生暖かいくらいでも保冷剤ごと冷蔵庫に入れてしまうのが良いかなと考えています。

 

2日以内くらいに食べきらない分は冷凍庫へ入れましょう。
冷凍庫に入れられたラップご飯

以上、ご飯をラップで包んで保冷剤で冷ます方法でした。

 

冷蔵保存したご飯はどのくらい持つ?

冷蔵庫保存だと、長くても5日くらいです。

どれだけ急激に冷ましたかにもよりますが、おなかを壊したりしないためには5日後くらいまでに食べきった方が良いでしょう。

私は以前1週間くらい冷蔵庫してたご飯でおなかを壊したことがあります。主婦の方でも同じように1週間冷蔵庫に保存してたご飯でお腹を壊したと言ってた人がいるので、そのくらいが目安のようです。

 

炊き上がってからどれだけ早く冷まして冷蔵庫に入れたかでも違ってくるんですけどね。お腹を壊した時の私も今ほどちゃんと処理してませんでした。

当時は、炊き上がったらフタを閉めたまま2時間くらい放置して、冷めてきたらラップでくるんで、常温くらいに下がったら冷蔵庫へしまう、という流れでした。

これが普通だと思っていたし、実家や祖母の家などだと、前の日の夕飯で炊いたご飯が余るとおにぎりにして炊飯ジャーやおひつの中に入れたまま台所の机の上に放置、なんて光景をよく見かけました。夜遅くにお腹がすいたり、翌朝にそれを食べたりしたもんです。

だから、「ご飯はそうそう悪くならない」なんて勝手に思ってたんです。何も他に具材が入ってなくて真っ白いからか、キレイで悪くならなそうなイメージがあります(笑)。

が、これは大きな間違いでした。

ご飯だってちゃ~んと悪くなりますからね。水分も栄養も多いので当然です。覚えておいてくださいね。

「チャーハンにしたり、炒めればキッチンに置いたまま翌朝食べても大丈夫。夏みたいに気温も高くないし」などと思っていたら大間違い。炒めたら悪くなりにくいなんてことはないです。

セレウス菌という通常どこにでもいて通常食中毒を起こさないような菌が大量発生し食あたりを起こしたケースもあります。臭いもないので悪くなっていないように感じても、実は菌が大増殖していて食中毒を起こすということもあるのです。

 

冷凍した場合はまた話は別です。

2週間くらいは持つでしょう。もっと長く1カ月持ついう情報もありますが、私は冷凍でもそこまで長くは置いて置かないです。だいたい1週間以内に食べてしまいます。

菌の繁殖を気にしているというより、そのくらいで無くなってしまうだけなんですが・・・。

節約の意味で、ご飯はなるべく一度に多く炊きます。我が家の炊飯器の最大容量の5合をまとめて炊き、余ったご飯は保存します。それを温めては食べるを繰り返し、なくなったらまた5合炊く、というようにしています。

冷蔵庫で保存するなら2日くらいで食べ、それ以上食べなそうなら冷凍庫へ

 

 

チャーハンを作るなら冷凍したご飯が最適

おまけ的なお話です。

チャーハンを作るのに最適なご飯は、一度冷凍したご飯を解凍したものです。

ご飯をそのまま食べる時に美味しいのは炊き立てです。これは間違いない。

さらに細かいことを言えば、炊きあがり直後より、炊きあがってから20分くらい蒸らしたときが一番おいしい。あまりに炊き立てすぎるとちょっとやわらか過ぎてネチョっとしてるんですよね。だから少し時間を置いて。そうするとお米がシャキっとしっかりして美味しくなります。

ご飯が炊きあがったらスイッチを切り、フタを閉めた状態で20分ほど放置。水分が少し飛んだくらいが、お米一粒一粒がしっかり立って美味しいです。

しかし、チャーハンを作るときは炊き立てのご飯は全然向かないんです。

チャーハンの美味しさの決め手の1つは、いかにパラパラになるか。

パラパラにするためには、炊き立てのご飯では粘り気があり過ぎて、お米も柔らかくつぶれやすいので、とても難しいんですよ。

プロが作っても、炊き立てのご飯で作ったチャーハンだと食べた時にわかるくらいの違いが出ちゃいます。

 

チャーハンが美味しいラーメン屋さんに行った時に、タイミング悪く炊き立てのご飯で作ったチャーハンを出されたことがありまして。

少し時間かかると言われ、それでもいいですということで注文して待ってました。「ピロリ、ピロリ、ピロリロリ~」みたいな炊飯ジャーの炊きあがりみたいな音がして。

その後すぐに「カン、カン、カン」という鉄鍋とお玉がぶつかる音がして。ご飯が炊けてなかったのがバレバレで(笑)。

その後ほどなくチャーハンが出てきて、食べたらネッチョリ気味のパラパラしてない炊き込みご飯みたいなチャーハンだったというわけです。

 

ちなみに解凍する時は、凍ったご飯をレンジで解凍でもいいし、冷蔵庫解凍したご飯をレンジでチンしてもどちらでもOK。

大事なポイントは、フライパンで炒める前に必ずレンジで熱々まで加熱すること。

温めないでフライパンに入れるとご飯がバラバラになりにくくチャーハンが作りづらいです。

チャーハンを作るときは一度冷凍か、冷蔵保存したご飯がいい。炊き立てのご飯でパラパラチャーハンを作るのはとても難しい。