カレーを簡単に美味しくする2つの裏ワザを試してみました

2018-08-21

家族みんな大好きなカレーを簡単に美味しくする方法

ご飯が丸くかたどられたお皿にもられた美味しそうなカレーライス

今日ご紹介するカレーのワザは2つ。どちらも簡単、超時短のテクニックなので知っておくと便利です。

1つめは、作った直後から一晩寝かせた味にするワザです。

家族みんな大好きなカレー。一晩寝かせると美味しいとよく言いますが、あれ、本当にそう感じます。作ったその日はカレーライスを食べて、美味しい。

そして次の日にはカレーうどんにして食べるとあれ、昨日より味わい深い。うどんだからかとカレーライスでも食べてみるけど、やはり昨日より美味しい気がする。なんというか、コクや旨味が増しているような、昨日よりレベルが一段上がっているような。

実はこれはその日のうちに短時間でやってしまうワザがあるんです。最初から一日置いたあの味になるんです。なんという事でしょう。

カレーはあまり長く保存しない方が良いと言われたりもしますね。

複数の専門家が異なる意見を言っていて、その真偽のほどは定かではないのですが、気を付けたに越した事はないですよね。

煮込み料理は悪くなりやすいと一般的によく言われるので、ご年配やお子様がいるご家庭では特に、念のため早めに食べきっておいた方が無難かもしれません。

そういう意味でも一晩寝かせる必要がないのでこのワザは重宝するかな~と。

 

そしてもう1つは、大人用のカレーと子供用のカレーの2種類を簡単に作るワザです。

小さなお子様がいるご家庭では、大人用とお子様用に2つの鍋を使って、別々に作ったりしますよね。

あれをもっと簡単にできるワザがあるんです。これだと2種類作る必要もないし、鍋の洗い物も一個で済みます。これは過去にある番組を見ていて得た情報です。

今日はこの2つの詳しいやり方をご紹介していきます。

 

カレーを短時間で一晩寝かせた味にする方法

カレーを作ったそばから一晩寝かせた美味しい味にする方法です。と言っても多少時間は使います。その時間は約30分。一晩寝かせるのに比べたら断然短いですよね。しかもほぼ放置でOKです。

作り方

ボールに張られた氷水

この氷の画像から推測できちゃうかもしれませんが、いったん置いといて・・・。

 

まずは普通にカレーを作ります。カレーの内容は何でもOK。

ビーフカレーだろうが、ポークカレーだろうが、シーフードだろうがひき肉だろうが、キノコカレーだろうが構いません。

ルーの種類も「バーモント」だろうが「ジャワカレー」だろうが「こくまろ」だろうが関係なし。問題はそこではありません。

肝心なのは、一旦冷まして、再度温めることだけ!

カレーが普通に出来上がったら、それを鍋ごと水や氷水にひたして一気に冷まします。時間は30分ほど。

時々かき混ぜて全体が冷えるようにします。

カレー鍋に水が入らないようにご注意ください。一晩寝かせた味になるどころか台無しです。

味見をして完全に冷えた事を確認します。そしたらまた温めます。これで完成!
すると一晩寝かせたような味になるというわけです。

 

カレーが美味しくなるメカニズム

うま味やコクを出してくれるのは主にアミノ酸。このワザを施さなかったカレーと比べると、食材からカレールーに溶けだすのアミノ酸の量が多くなるんです。その量だいたい1.5倍くらい。

冷やすことにより、具材である肉や野菜が縮まってギュッとしまり、アミノ酸が具材から染み出し、ルーに溶け込みます。

それが温められて全体に混ざり、カレーが美味しくなるという仕組みです。

具材からアミノ酸が出たら、今度は具の味がしなくなるのでは・・・

なんて事はありません。何も完全に具材の味が出つくす事はあり得ませんし、具材よりもルー自体が美味しくなった方が、カレー全体どこを食べても美味しいと感じます。

カレーを美味しくするのには他にも幾つも方法があるのですが、それはまた今度。今日はあくまで一晩寝かせた状態をすぐ作りだす方法という事で。のちにこの記事からもリンク貼ります。

 

より高度な冷やし方

作った料理をいち早く冷ます方法をご紹介します。

私は食品を冷やす事に関してはかなりこだわりがあるというか、かなり敏感です。

それには理由があります。

潰瘍性大腸炎という持病があってお腹が弱いんです。そして、お腹を壊したことがきっかけになり、病状が急変する可能性があること。この2つです。

だから、食中毒や菌に対して普通の人よりもかなり神経質なんです。

だから料理や食材はすぐ冷ますし、除菌や漂白はわりと頻繁に行います。より安全な方法も調べたり、自分で工夫してみたり、日々勉強中です。

食中毒になりやすい物もなるべく避けます。

生の牡蠣(カキ)が大好きだったんですが、もう牡蠣は全く食べてません。カキフライやカキ鍋など、火を通した物すら食べるのが怖くなってます。

そんな私だからこそ、より高度な冷やし方を考えて、今行きついたのがこれからご紹介する内容です。

  • 少し濃いめのカレーを作る(あえて濃いめにします)
  • 濡れ布巾の上に鍋を乗せて粗熱を取る
  • カレーの中に氷を数個投入(これが濃いめにした理由)
  • 氷水に鍋ごと入れ、更に鍋フタの上に保冷剤をたくさん乗せて一気に冷ます
  • 15分位したら冷凍庫へ入れて、もう15分ほどさます
  • 冷蔵庫に移す

わりと普通のことですみません(汗)。たぶん、どれもやってる方はどこかに居られるでしょう。普通に考えつくようなレベルのものばかりです。ただちょっと神経質なだけ。

でも、ただ冷めるのを待つより、この方が断然早く、しっかり冷ませるのは事実。

うちは保冷剤が大小あわせて8個くらい用意してます。

料理は台所に放置して冷めるのを待つ、というのは実はあまり良い方法とは思えないんです。その冷めていく過程で、30~40℃という最も菌が繁殖しやすい時間帯を長く過ごす事になりますよね。

その温度帯になってる時間を、少しでも短くすべきだと思うんです。

この時間が長ければ長いほど、冷蔵庫にしまう前の段階で、すでに菌の量をある程度増やしてしまうことになるわけです。

冷蔵庫に入る段階で、元となる菌の数が多ければ、冷蔵庫に入れてから持つ日数も短くなるんですよね。

世間のほとんどの方はここがおろそかになっているのかもしれません。冷蔵庫や冷凍庫に入る前の常温で置かれた状態をいかに早くなくするか。それが食材の持ちを長くするコツだと思います。

「この食品は作り置きしても、冷蔵庫で〇日もちます」なんてよく書いてあるけれど、それはしまうまでの処理をいかに上手にやったかで日数が変化すると思います。1、2日変わってしまったらもう持つ日数は変わってきますよね。

食中毒を避けたり、作り置きを長持ちさせて節約につなげるためには、料理の最中や作り終わった直後の処理がとても重要だという事を知っておきましょう。

 

辛口カレーを子供用の甘口に変える

小さいお子様がいる家庭では、大人用と子ども用のカレーを分けて作るのが大変ですね。それを簡単にしましょうというワザです。作るカレーは一種類。そこに食べる時に一手間加えてお子様用に変身させるという情報を得ましたので、ご紹介します。

お子様カレーへ変身させる

ポタージュスープが白いカップに入っている

その方法はいたって簡単。お皿に盛りつけてからでも良いので、ポタージュスープの素を入れるのです。一皿に対してスプーン2杯ほど。

ちなみにポタージュは何でもOKです。コーンポタージュでもいいし、じゃがいものポタージュとか、さつまいもや、かぼちゃのポタージュとかでもOK。

お皿に盛りつける前に別の容器に必要分だけ取り分けて、そこにポタージュを入れてよくかき混ぜればなお良いでしょう。ただし、洗い物が1つ増えてしまうのがちょっと面倒ですが。

カレーがまろやかになるメカニズム

牛乳で薄めるという方法がよく取られますが、これだとカレーが全体的に薄まります。辛さだけでなく味もなにもかもう薄くなってしまうんですよね。

全体的に色んな意味で優しい味、を通り越して物足りないカレーになってしまいます。

そこで、粉末ポタージュスープを使えば、うま味成分も含まれてるし、牛乳と同じ乳脂肪も含まれているのでOKというわけです。

辛さを中和しつつ、うま味もおぎなってお子さまが食べやすいカレーになるというわけです。

 

実際にためしてみた

この方法、私も実験してみました。

その時に何も撮らなかったので画像がないのですが。

結論を言うと、あまり違いがわからなかったです。

味は少し違うのですが、辛さが減ったかというと、そんな気がしないでもないけど、変わらない気がする、という感じ。

少し変わってる、ではなく、あまり変わった気がしないんです。変わってると思うとすれば、そう感じなくもないけど、うーん・・・みたいな。

たぶん、かわってないな、とその時は思いました。

そもそも、味覚的に甘くなった、辛さが減った、と感じたところで、そのカレーに含まれる辛み成分は減ってないです。ポタージュの元は顆粒ですから、ほぼ量も変化なし。つまり、辛み成分の濃度は変わってないわけです。

だとしたら、それを子供に食べさせるのもちょっと抵抗あります。感じなければ良いというわけではないですからね。

 

もう一手間で更に食べやすく

ポタージュを入れただけだとカサは増えていません。顆粒を溶かしただけで、うま味や甘味、塩味が増され、多かれ少なかれカレーの味が濃くなっています。

マイルドさを追加されてはいるものの、スパイスなど辛みの成分の濃度が変わっているわけではありません。

なのでここに牛乳、または豆乳を加えてはいかがでしょうか。

牛乳も豆乳もない時は、豆腐です。

木綿でも絹ごしでも「豆腐」があれば、一度ミキサーやジューサーにかけたり、ざるなどでこしてドロドロの液体にしたり、それもなければボールや丼ぶりに入れて箸かスプーンでグルグルかき混ぜて液体にしてから、カレーに入れるという方法もいいですよ♪

豆腐は一度ミキサーにかけると細胞が壊れて脂肪分が溶け出し、とっても濃厚で美味しい味になるんです。もはや固形としての豆腐ではなくなり液体の部類になり、ほぼ豆乳。カレーに入れないでそのまま食べても美味しいです。

 

まとめ

カレーを寝かせたワザは私は効果があるように感じました。人によって違うかもしれません。

またはカレーによって変わったりするかもしれませんが、作ったカレーがダメになるわけではないので、よろしければ試してみてください。

 

カレーをお子様用に変身させる方法の方は、私が試した限りはあんまり効果を感じなかったんですよね。

色んなサイトでもこの方法は紹介されてますが、試して効果があった方居られたら教えてください。こういう風にやったら辛くなくなったよ、とかあれば知りたいです。

私ごとですが、近年、昔より極端に辛さに弱くなったみたいで、新しいカレールーを試すと思いのほか辛いときがありまして(汗)。そんな時に辛さを減らす方法があると便利なんですが。

ということで、今回はカレーの味に関する情報でした。