中古車を県外の業者から買う時の注意点

中古車を新潟県にいながら千葉県のお店から買いました

右を向いた青い車と白い乗用車の前の方だけが映った画像

中古車を買う時、誰だってなるべく安く、少しでも状態の良いコスパ最高の車を手に入れたいと思うものです。
少しでも高く、損をしたいなんて人はいないですよね。

という事でこの度、探す範囲を新潟県内だけでなく近県まで範囲を広げてくまなく探し、私としてはその時点ではほぼ最高コスパの車を手に入れたと自負しております。それはひとえに、不安点は調べまくったりお店に聞いたり、はては陸運局や自動車税を管轄している県税部にまで電話して色んな話を聞いたりした結果だと思います。正直物凄く大変でした(汗)。

なのでその情報を同じように中古車を求めてなるべく安く良い車をと思っている方の参考になればと、注意点に焦点をあててここに書き記しておきます。

実際の購入した手順や準備すべき書類については以下の記事にまとめてます。

 

なぜ県外のお店で車を買おうと思ったか

茶色い机に車の模型と虫眼鏡があり、レンズにはQ&Aと書かれている

何でわざわざ県外の業者から車を買う必要があるのか疑問ですよね?何がいいのって。県外から買う事自体にメリットがあるわけではありません(と言いましたが、実は1つあります。新潟県や他の同じような環境の県に住んでいる場合は。後述します)。

そこでまずは、どうして今回わざわざ遠い県外のお店から車を買ったのか、その理由をお話します。

私だって好き好んであえて遠い県外のお店を選んでいるわけではありません。近くで買えるならそうしたいです。遠いところフェチではないですし、放浪癖があるわけでもなければ、遊牧民でもありません。

まずはインターネットで車探しを始めたんです。カーセンサー、グーネット、ガリバー、価格.comなど、そういうサイトですね。

検索する地域指定というのが出来て、最少では住んでいる周辺だけの小さな範囲から、広くは日本全国まで広げられます。そこで私はまず自分が住んでいる市だけで探してみました。すると、私に許されるであろう予算と、車に求める条件を兼ね備えた車がほとんど出てこないんです。別に特別わがままな厳しい条件を設定した分けではないんです。ただそこそこ乗れて、ある程度の格好がついて古すぎない車を。なのにほぼゼロに近かったんです。

まじか・・・と思い、隣接する幾つかの市まで範囲を広げ、県内の1/3くらいのエリアを検索対象にしてみました。そしたら・・・、たいして変わらない(汗)。これでは私の希望に近い車なんて見つかりそうもありません。県全体にしても多少は増えますが、かなり条件を譲歩というか諦めるか、予算をぐっと上げるかしないとなりませんがそれは無理な話。

そこで思い切って発想をかえました。ある程度の遠くのお店でもアリ。その代わりなるべく状態が良くて安めの車を見つけてやる!そしてその安く済んだ分から2、3万くらい使ってでも取りに行きがてら旅行気分を楽しんで来てやるぞ~。

この日から私の車探しのネットの旅が始まり、その後2週間くらい毎晩パソコンとにらめっこの日々が続くのでした。

 

県外から車を買う2つのメリット

県外から車を買うことには2つのメリットがあると思っています。誰にでも当てはまる一般的なメリットが1つ。もう一つは、ある特定の環境にお住まいの方が得られるメリットです。それをこれからお話します。

 

メリット1:車の選択肢が増える

県外の業者も視野に入れることで、選択肢となる車の台数が圧倒的に増えることが利点の本質なんです。あなたが住んでいる市や隣の市、または県内だけで探すよりも断然選択肢が増え、それはすなわち、良い状態の車を安く買える可能性が上がる事を意味するのです。

遠い所のお店で買えば、取りに行くのに苦労しますが、それで数万円~10万円以上変わる事だってあるので、そう考えたら1、2日の労力も払う価値がありますよね。

 

メリット2:車の状態が良い

そして、新潟県のようなある特殊な環境の地域にお住まいの方には、他県から買うことで得られる決して小さくない利点があるんです。これ、結構気づいてない方もおられると思うんですよ。

その環境とは、雪国だということです。雪国じゃなくても雨が降る日が非常に多いとか、海が近くてサビやすい地域とかも関係するかもしれません。なぜ雪国だとそうなのかですが、車の下側がどうもサビやすいようなんです。

新潟県では、雪が特別多く降る地方じゃない新潟市などでも、車のボディ側面の下の方が、茶色くグラデーションがかったように汚れている車を時折みかけます。今回車を購入させて頂いた千葉県の業者さんと話の流れでその事を話題に出したら、どういう事かわからないと言うんですよ。車屋さんなのにそんなバカな?!と思って再度説明するんですが、そういう車は見た事ありませんとのことで。

私の中では以前からよく見かける事で、誰もがそういう車を目にした事があると思っていたのですが、車屋さんがそれをわからない。どういう事だろうと考えた結果、もしかして!?と思うことにたどり着きました。

雪国で道路がぐちゃぐちゃになっていて車の下面が濡れやすいことや、雪が多く降る地域では消雪パイプという、雪を溶かすために道路に水道管が埋め込まれていて冬季はそこから水がちょろちょろ出る設備があるのですが、どうもその水道管がサビているようで、そのサビのせいで道路が赤茶色いろく染まっている所が多々あるんです。

多分その水道管のサビが水と一緒に車にかかって茶色くなったのではないかなと。ちなみに消雪パイプが設置されているのは、ある程度雪が多い地域だけです。新潟市の中心部などには設置されていないんです。首都圏などの雪があまり降らない地域では消雪パイプなんてないでしょうから、そういう車が存在しないのかもしれません。

何が言いたいかと言うと、新潟県で売られている中古車はこれが起きている可能性が高いという事です。つまり、新潟県で仕入れた中古車はサビている可能性がある。逆に関東など雪の少ない地域で乗られていた車は、それがない分状態が良いだろうという事です。

現時点でパッと見大丈夫でも、車の裏側のサビや見えない部分にサビあったり、そこからサビが拡大していきボディに広がったり、部品が壊れやすかったりという可能性も考えられます。

事実、新潟県の中古車屋さんでは、「関東地方仕入れ」などと銘打って売り出してる車もある位です。新潟県ではなくて雪が少ない地域で仕入れた車だから良いですよ、という意味でしょう。

これは推測ですが、見た目にはボディにサビがなくても、板金塗装してサビを見えなくしてる可能性だって考えられますよね。見た目はそれで問題ないでしょうが、内部はもろくなっているかもしれないので、サビやすかったり壊れやすいという事も考えられます。まあここまで考えると車選びが大変になりますが、関東地方の車を買うメリットはあると言えると思います。

 

中古車の購入は不安がいっぱい

印鑑証明書と書かれた用紙のアップ

中古車を初めて買う時は不安だらけです。
トヨタや日産、ホンダにマツダなど、正規のディーラーなら名前が知れてるし大企業だから安心できます。不正などめったな事は出来ないですからね。だってそれで信頼を失った時にその企業がこうむる損害は莫大なものになりますから。最近ではデータ改ざんなどが起きていますが、それは車自体の話。今回は出来上がっている車を販売する事に絞ってのお話です。

ところが中古車となると、ディーラーという有名な大企業とは全く規模が違います。圧倒的に小さいです。となれば、何か悪事あってそれが表ざたになっても、それで被る損害が小さいので、大企業や大きな信頼を築いてる企業に比べて、悪事が起きるとすれば可能が高い、といういう想像は出来ます。だから不安は多少なりとも抱きがち。

ある程度の店舗数があり有名人を使ったテレビCMを売ってるような会社なら不安も和らぎますが、それでも完全に安心して良いものか。最近は、法人がフランチャイズに属して経営を行っていて、一見同じ会社みたいに見えても実態は別会社、というのが色んな業界に存在します。

ここでは、遠くにあるお店から中古車を買う時に不安を感じる点をまとめておきます。

 

書類手続き(印鑑証明、住民票など)

一番の不安は書類です。郵送で手続きするんです。私はとにかく書類手続きが不安で不安で仕方なかったです。

印鑑証明を3枚ほど、そして住民票やその除票実印のみ押してそれ以外は何も記入しないで送付する書類が複数枚などなど。印鑑証明と実印を押した書類を相手方に送るということは、「これは間違いなく私本人の意志で契約した書類です」という法的な証明になるのです。

それを何も記入しない空欄で送るというのは、相手に悪意あれば好きなように書いて変な契約が出来てしまうという事です。そこが私が心配で仕方なかった点ですね。

親しい友人の中に中古車屋さんで働いてる人がいれば確認できるんでしょうが、そんな人は私にはいなかったですし、中古車を買った経験が豊富な友人に聞いても、以前のことで覚えていなかったり、中々詳しい所まではわかっている人はいないんですよね。

私は車を購入する契約が確定する直前の日まで色んな所に電話をしたり、睡眠を削ってネットで調べたり、不安要素を少しでも消そうとしてました。陸運局にも電話しましたし、今乗っている車のディーラーとかにも電話してみたり、行政の自動車税を扱っている県税部に電話してみたり、ありとあらゆることをしました。今思えばやり過ぎですね(笑)。

そんなこんなで非常に苦労したのですが、最終的には問題ありませんでした。

 

車の現物を見れない

遠方のお店で中古車を購入する場合、現物を確認できません。車という非常に高価なものを買うにもかかわらず、その現物が見れないんです。

洋服や食べ物を通販で買う時って、現物を見れないけど、まあだいたいこんな感じだろうとか、ちょっとくらい思ったのと違ってもまあOK。最悪失敗しても2000~3000円くらいなら何とか諦めもつくという物。

しかし、車はそうは行かない!数十万も出して思ったのと違ったらもう大変です。諦めがつくわけない!でも忙しいさなか県外まで車を見にいくのも大変です。時間がなければ不可能ですし。実際私は現物を見ないで買いましたが、結構不安でした。

ネットで探しましたが、メールでの問い合わせをしてその返答がしっかりしているか。聞いた事にちゃんと答えてくれるかなどもチェックしましたし、お店に何度も電話して状態を聞いたり、とにかく何度もやり取りしましたね。

 

車の最終的な価格

バインダーに御見積書とかかれた用紙が挟められ、電卓も置かれている

車の費用という物は複雑で、消費者側にはわかりにくい構造です。何かにかこつけて利益を盛り込まれても私たち消費者は中々わからないですからね。我々のような素人でもしっかり確認できるものなら心配はないんですけどね。車とか不動産などというのは、色んなものが積み重なって価格が構成され、高価な買い物なので不安は必ずつきまといますね。

果たしてこの金額が妥当なのか。それもよくわかりません。幾つも車をみて、その中でコストパフォーマンスが高そうな物を選んだり、幾つかの候補を挙げてその中で比較したりして最終的に買う一台の車を決めるしかないですよね。

現物を見れれば車の内外の状態だけでも確認できるのでまだ良いのですが、遠方のお店だと中々見に行く時間も取れない。ガソリン代や高速代などのお金もかかってしまいます。

実際には、車の購入代金の中には、登録代行料や点検料、車検を付けて売るのであれば車検代などが加算されています。登録は自分でも出来る事なのですが、業者によっては自分ではやらせてくれない所もあります。それが悪いことだという訳ではなく、そこは業者次第、交渉次第です。私は無理に自分で行いません。ましてや遠方のお店で買う場合はそれは非常に大変ですし、時間がかかってしまいます。書類には、購入者と売り主の双方が記入する欄があり、それを委任状により業者がまとめて行う方式をとっているのが普通です。

 

県外のお店で中古車を買う時の注意点

青空にビックリマークの形をした雲が浮かんでいる

その他にも私が気になった注意点をまとめておきます。

 

自動車保険の更新時に走行距離が必要になる

デジタルのオドメーターがアップで映っている。走行距離は丁度100000km

自動車保険の更新の時に、前の車の走行距離が必要になります。下取りで渡す前にオドメーターに表示されている走行距離をメモしておきましょう。

保険の更新には、前の1年間の走行距離が必要なのですが、その計算のために以下の2つを足します。

  • 古い車の昨年の更新時のオドメーターの値と、手離した時の値の差
  • 新車の購入時から切り替え時までに走った距離

これが過去一年間の自動車保険契約時に走った距離になります。これを自動車保険会社から更新時に聞かれます。車を手放す前にオドメーターの値を確認しておきましょう。

 

郵送で手続きを行える業者・行えない業者がある

車を買う場合は陸運局で登録が必要ですが、県外など遠方のお店から車を買う場合、お店からあなたが住む地区まではだいぶ離れてますよね。これを直接来て行うとなると大変ですし輸送費に関わってきます。ここで重要なのが、世の中にはこの手続きを郵送で行える資格を持った業者とそうでない業者が存在するという事。郵送で手続きを行える業者を封印委託業者などと言います。

この、封印委託業者なら良いのですが、そうじゃない業者の場合、自分で車を取りに行くことが出来なくなります。出来ないというか実際には出来るのですが、意味がないんです。業者の側が郵送で手続きを行えないので、輸送費がかかるんだそうです。実際に封印委託業者とそうじゃない業者の両方と話して分かった事です。出来ない業者の方は、「うちでは取りに来てもらってもその分安くするなどは出来ません。むしろ輸送費が倍かかります」と言われました(笑)。詳細はよくわかりませんが。

購入する車を取りに行けるなら、郵送での手続きが出来るかどうかは聞いた方が良いでしょう。輸送費は片道5万円くらいだそうなので、取りに行ければ安く済みますからね。

私の体験から、県外の中古車販売店から車を買う時の注意点や気を付けるべき点をご紹介させて頂きました。ご参考になれば幸いです。