不定期の出費の管理が甘いと家計は足元からすくわれる

不定期費の管理は節約の最後の詰め。ここを無視すると貯金が減る

普通は固定費と変動費しか分けないのですが、私はそこに準固定費を加えて3つに分けるべきというお話を以前にしましたが、理想を言えばもう1つ加えた方が良いです。

それが、不定期費と私が読んでいる物です。読んで字のごとく、不定期に発生する出費です。

不定期費まで考慮に入れて家計を管理すれば、まず家計で困ることはなくなります。あったとしたら余程運悪く色んなことが重なった時くらいです。そんな事はまずめったにないと思いますが。

不定期費の対策方法はシンプルです。

まずは不定期費にはどんな物があるのかから見ていきましょう。

 

不定期費にはどんな物があるの?

まずは不定期費の具体的な例です。

  • 友人や親戚の結婚式
  • 通夜・お葬式の香典
  • 病気やケガ
  • 家電製品の故障
  • 車のバッテリー上がり・故障
  • 住宅設備の故障

主な例としてはこんなところでしょうか。

この中で、友人の結婚式だけは、多少だけれども予測がつきます。ある一定の時期に集中する傾向があるからです。

男女差はありますが、だいたいご自身の年齢が20代後半から30代半ばが一番多い時期でしょう。多いと年に5回とか集中する人もいるので要注意。

私の場合は多い時で年に3回あって非常に大変でした。しかも県外で開催(汗)。交通費もかかるはお祝儀はいるはで、おめでたいやら辛いやら複雑な気分。県外の結婚式に出席すると、6~7万円くらいはどうしても出ちゃいます。交通費で2~3万円、お祝儀で3万円。久しぶりに会ったという事で仲間と飲み会。お昼だのお土産だの。それが年に3回もあったら庶民の私には人生を揺るがす事態です(汗)。占い師に見てもらえばきっとその年は大殺界だったんでしょう。
ちなみに、一般的なお祝儀はほとんど3万円出しておけば無難です。友人は3万円でOKですし、よほど近しい間柄とかでなければ、親戚でもその金額でOK。兄弟や孫とか、部下などだともう少し出した方が良いみたいです。それでも一般人なら5万円で良いと思います。私は3万円以外出したことはないです。一緒に出席した友人に結構聞くのですが、皆おなじ金額でした。

こういうのって、こちらの気分で自由参加とかではなく、基本的に断れないですからね(汗)。おめでたいことなので断るのもんじゃないでしょうけど。

家電や車の故障も、いつかは起きる事なのである程度積み立てをしておくのがベストです。

より安全に家計管理するためには、突然のように思えるこれらの出費も、ある程度予測し準備しておくのも必要なことです。当たり前の様に習慣化しておけば、一生お金であたふたする事がなくなるでしょう。

 

不定期費の特徴

  • いつ発生するかわからない
  • 金額が事前にわからない

この2つです。2つしかないですが、とてもやっかいな特徴です。

出費というものは、ある程度の時期と金額の幅がわかれば、金額大きくても事前に対策が打てます。

たとえばお子さんを大学に行かせてあげたいとしたら、まだお子さんが小さい内から少しずつ貯金をしていき、大学に入る年までに貯まれば良いわけです。必要になる時までに時間があれば、ある程度対策が取れます。

しかし、時期も金額もわからない出費は対処が困難です。しかし、そういう不定期の出費は人生で起きる可能性はあるんです。そのときになって大慌てするよりは、事前に地道に準備しておいた方が良いですよね。

では、その方法のお話に入っていきましょう。

 

不定期費への対策方法

不定期費は普段は発生しない出費なので、「節約する」とか「見直す」という物ではないです。

いざ発生した時のために備えておくというのが対策になります。

ある程度の額の貯蓄を作っておくしか方法がありません。

こんな当たり前のような方法しかないんですね。貯蓄を作っておけば、急な出費があってもその貯蓄の額より小さければ大丈夫ですね。そして減った分は、また少しずつ貯蓄を積み重ねて行き、次の不定期な出費が起きる時に間に合えば良いのです。

 

不定期費の対策で超重要なコツ

ただし、とても重要なコツがあります。

金額や発生頻度をある程度予測して、それに向けて積み立てをする事です。

もし貯蓄がない、足りないという事だと、残る選択肢は1つ、借金をする事になってしまいます。それは極力避けなければなりません。人生で一番もったいないのが借金ですから。

 

さて、問題はその金額です。幾ら貯金しておけば良いでしょうか。

不定期費の例をもう一度見てみましょう。

  • 友人や親戚の結婚式
  • 通夜・お葬式の香典
  • 病気やケガ
  • 家電製品の故障
  • 車のバッテリー上がり・故障
  • 住宅設備の故障

これは代表的な一例なので、ここにあなたの人生で発生しそうな物を加えたのが、本当の不定期費になります。

 

これらをできる範囲で良いから計算してみるんです。

おおざっぱでズレが生じても良いし適当でも良いから、とにかく予想して積みたてを開始します。

いざ必要な時になって全く用意がないよりは絶対に絶対にマシですから!本当少しでもいいから準備があれば・・・切に願いますからね(汗)。

 

1年間の不定期費の一覧

一般的に考えうる不定期費を年間カレンダーにしてみました。これで全部じゃないと思いますし、ご家庭によっても変わるので、追加したり削ったりして、あなたのご家庭に合うものを作るとよいです。

1月お年玉、お正月、新年会
2月水道管トラブル
3月異動、タイヤ交換・購入、引越し
4月学校入学、結婚式
5月自動車税、結婚式、GW
6月結婚式
7月
8月お中元、お盆
9月
10月結婚式
11月タイヤ交換・購入、エアコンクリーニング、コート・ブーツ結婚式
12月お歳暮、クリスマス、忘年会
時期不定車検、自動車保険、家賃の更新、香典、誕生日プレゼント、親の還暦など

 

 

不定期費を計算して予測する

なるべく正確性の高い必要額を割り出すには、勘でも良いので確率を予想し、金額と掛け合わせることになります。

例えば、洗濯機は我が家ではだいたい10~12年前後使っていると思います。記録していたわけではなく、何となくの感覚です。わかりやすく10年としましょう。そして、購入金額は、我が家ではあまり高いのは買わないので、高くても5万円前後だと思います。

そしたら、10年の間に5万円+αくらい貯めておけば良いという仮説が出来上がります。10年間の間には12×10=120ヵ月あります。

すると1ヵ月に積みたてるべき額は、

50000 ÷ (10年 × 12か月) = 833円

つまり、1ヵ月833円積み立てて行けば、洗濯機については大丈夫ということになります。

これを全ての家電で計算して、全部足した合計を毎月積み立てれば、家電に関してはOKという事になりますね。

おわかり頂けましたでしょうか。

 

こんな風に、あなたの人生で発生しうる全ての不定期費を、出来る限り事前に積みたてしておくのです。計算して合計すれば、必要な貯蓄額が出せます。

 

予測が難しい物に関しては、余裕を持って貯蓄しておくしかないと思います。

計算で出すのは、結構面倒かもしれません。私の感覚では、常に20~30万円くらいの貯蓄がある状態をキープしておけば、上に挙げたような例の不測の事態には、家計を赤字にしない範囲で対処できると思います。

 

保険で対処できる物もある

物によっては別の保険などでの対策も必要です。

急な大病で手術とかまではまかないきれない可能性があります。そういうのは、医療保険に入るなども検討すべきだと思います。

保険に入るべきものは、以下の3条件がそろう物です。

  1. めったに起きない
  2. いつ起きるかわからない
  3. 自己資金でまかなえない

今旦那さんは健康だけど、お子さんが小さくて、奥さんは専業主婦かパート。もし旦那さんが突然亡くなったら、残された家族の生活が大変。こういう場合に保険が有効なんです。上の3つの条件を満たしています。

旦那さんは今健康だから思い病気になる確率は低い。不慮の事故もそうある事ではないから、めったには起きない。でも起きないとも言い切れず、それがいつかわからない。そして、残された家族の収入が不十分になる事が目に見えてる。つまり自己資金でまかなえない。

こういうケースは保険が有効だと覚えておきましょう。他には自動車保険もバッチリ当てはまります。絶対入るべき保険です。

医療保険やガン保険もこれにある程度あてはまります。ただ、高額療養費制度というのがあるので、そこまで大きな自己負担になる事は稀です。ただし先進医療などは対応できませんが。保険に収めるお金よりも貯蓄した方が良いという考え方も出来ます。この辺はそのご家庭や個人考え方(性格)によって変わるでしょう。

高額療養費制度はぜひ理解しておきましょう。以下の記事で詳しく解説してます。

 

貯蓄で安い車を買う大きなメリット

車も本当はローンなしで安いクルマを買うのが一番お得です。

3つの得があるんです。ほとんどの人はこれに気付いてない。これを知ったら、高い車なんて買う気が失せます。

車を一括で買うためには、150~200万円くらいの貯金があった方が良いです。「そんなくらいでいいの?」と思うかもしれませんが、これ以上高いクルマを買う意味はないと私は思っています。購入する車の金額は個人差があるので何とも言えないので、私の場合です。

私は車の購入に250~300万円以上というお金を出すことは想定していません。

せいぜい、どんなに高くても100万円くらいです。その理由を全て話すと長くなるので簡単に言うと、どんなに大事に乗っていてもいつの間にかキズを付けられたり、事故に巻き込まれたり、予想しない故障などがないとは言い切れません。それを修理しようとすれば万単位、10万単位のお金がいります。だから最初から高い金額を投じないのです。

そうすれば、万が一運が悪いことがあっても何とか諦めがつくし、大金を投じてない分買い直す余裕も生まれやすいです。

例を挙げてみましょう。

新車でアルファードの400万円のものを買ったとしましょう。その翌年に大地震が起きて津波で車がダメになったら、もう悲惨です。でも、それが中古で70万円の普通車なら、まだマシです。私はたとえお金に余裕が出来てもこの考え方は変わらないと思います。私にとっては400、500万円の車など、無用の代物なんです。

自動車保険の車両保険に入るという手もありますが、かなり保険料が高くなります。車両保険は保険料が一気に上がるんです。それは車の新しさと価格により上がります。だから新車の高い車を買うというのは、色々金銭的なデメリットやリスクを抱えることとイコールなんですよ。

ただ、これも個人の価値観次第です。高い車を持つことを否定しているわけではありません。どんなに無理しても、車だけはいいものに・・・という方だっているでしょう。その人次第です。

 

発生時期がわかっているものは、不定期費にはふくみません。

いつ発生するかわかっている物は、それに向かって積み立てましょう。予想される金額を、現時点からその月までの月数で割り、毎月積み立てます。

例えば、今から2年後に車検があり、その金額が10~12万円位と推測されるならば、「12万円 ÷ 24ヵ月 = 5000円」となり、1ヵ月あたり5000円を積み立てて行けば大丈夫ということです。

もし12万円を多少オーバーした位なら何とかなります。直前まで忘れてて何も準備してなかったら、とても対応出来ませんね(汗)。

 

借金はなるべくしない

おまけとして、先ほどもちょろっと話に出した借金という物について述べておきます。

まず、借金はできる限り避けましょう。

借金というのは、利子がついて元々の金額より高い金額を支払うという事です。節約の真逆を行く行為です。

なので出来る限り借金は発生させない方が良いんです。もう他に方法がなくてどうしようもないという時以外は借金しないようにしましょう。

既に借金がある場合は、長引くほど利息が増えていきますので、お金が余ったら借金返済に回して繰り上げ返済するのが一番得です。借金を早く返す事が一番の節約になります。

簡単に説明すると、借金は時間が経つほどドンドン利息がついていき、損が大きくなります。同じ金額を借りても完済までの期間が長くなるほど利息は付いていき、借金の総額が増加するという事です。まさにタイムイズマネー。借りている期間を短くするのがコツなんです。つまりは繰り上げ返済です。覚えておきましょう。

 

まとめ

不定期費の例としては以下の物がありました。

  • 友人や親戚の結婚式
  • 通夜・お葬式の香典
  • 病気やケガ
  • 家電製品の故障
  • 車のバッテリー上がり・故障
  • 住宅設備の故障

 

  • いつ発生するかわからない
  • 金額が事前にわからない

といのが不定期費の特徴でした。だから対策が打ちづらいんでしたね。

 

しかし、対策が取れないわけではないんでしたね。

  • できる範囲で、頻度と金額を予測して積みたてる
  • ある程度の貯蓄を作っておく

物によっては、保険が向いている物もあるというお話をしました。

  • 旦那さんの収入に頼るご家庭の旦那さんの生命保険
  • 自動車保険

この2つは大事な入るべき保険でした。

新車の高いクルマなど、高級な所有物を持たないことも資産管理や節約の観点で重要だというお話もしました。

最後に、借金はなるべくしないこと。もししてしまったなら、なるべく早く返す事で借金の額が減るので頑張りましょうというお話もしました。

今回お話したことは、節約や健全な家計管理の上でどれも欠かせない重要なことばかりなので、ぜひ覚えて生活に取り込んで欲しいです。なるほどな~で終わらないで欲しいです。ご自身のご家庭で行って初めて効果を発揮します。

節約や家計の管理は、夫婦で同じ考えのもと足並みを揃えて協力することが大事です。旦那さんや奥さんにも、ご自分の言葉で説明して、一緒に取り組めるよう理解を得られるよう話してみてください。