家計で見落としがちな変動費の節約方法と対策

変動費は節約が失敗しやすい

家計には大きく分けて3種類、または不定期費を加えて4種類の分別があります。

そして、これらのそれぞれに対して見直し方を変えた方が節約が楽になる、つまり成功しやすいという事を以前に述べさせて頂きました。

今回はその中でも、変動費という、難しい部分に焦点を当てて行きます。

変動する費用というのは実態がつかみにくく、金額が変わるので節約しづらいです。その月の事情や周りの人など環境によっても必要な額が変わったりもします。

そんな変動費についてご説明していきます。

 

変動費

変動費は言葉の通り、その月によって変わります。

ガソリン代や公共料金、日用品などは、一応変動はするものの、ある程度の範囲に収まるし、予測が付くので計画が立てやすく、前もってその分のお金を残しておけます。

それが出来ないのが変動費です。これからお話しますが、この変動費は節約の中でみすごされがちでありながら、かなり重要というか、節約効果が最も出やすい部分です。それを節約を望む人に理解して欲しいんです。

ではまずどんな物が変動費なのかを見ていきましょう。

 

変動費の特徴と重要性

代表的な物は以下です。

  • 食費(自炊)
  • 外食代
  • 飲み物代
  • 飲み会代
  • 医療費
  • 洋服代
  • 趣味・交際費
  • 季節用品(マスク、制汗スプレー)

固定費・準固定費でもない物は、変動費という事になります。他の記事で挙げた家計の3分別の表を改めて載せておきます。

固定費 準固定費 変動費
家賃・住宅ローン 公共料金(電気・ガス・水道) 食費(自炊)
車のローン ガソリン代 外食代
スマホ代 日用品・消耗品 飲み物代(缶やペットボトル)
家のネット代 化粧品代 飲み会代
保険 タバコ代 医療費
塾・習い事 飴・ガム・お菓子 洋服代
定期購入品 趣味・交際費
月額サービス 季節物(マスク・制汗スプレー)
旦那さんのお小遣い
その他借金返済

固定費は毎月決まって支払う物、準固定費は、変動するものの、変動幅がある範囲の中におさまっていて、毎月ほぼ必ず出る出費です。この2つは家計の出費の中では、同じような物です。

 

細かい話をすると、準固定費の中には、変動費に入れるべきと思われる物もあります。ただそれは、その個人個人により、それがどれだけ生活に密着して手放せない物かの度合いによります。

例えば、ストレスの多い仕事での立場にあり、どうしてもタバコは今は辞められないし、減らすことも出来ない。そんな事言ってたらストレスでつぶれそう、という状況にある人が、無理やりタバコを辞めることは困難でしょう。

また、化粧は自分にとって重要で、絶対にしないわけにはいかない。仕事上するのがマナーでもある。そして安い物を使うわけにも行かないなど、事情は人それぞれです。

逆に、そこまで必須の感じではなければ、変動費に入れることが可能です。このように、準固定費と変動費の中には、その人により入れ替わる物があるという事だけ理解しておいてください。

 

「節約は出費を3種類に分けて考えないと成功しない」の記事でも述べましたが、変動費は、特徴的な性質があります。

  • 変動する金額の幅が広い
  • ゼロの時もあれば、結構な額になる事もある
  • 無くても暮らせる物にかかるお金であることが多い

生活するのに必ずしも必要ではない物が多いです。主に楽しみの物であったり、生活に必要だけど楽しみも兼ねている物がほとんどです。ということは、出来れば節約したくない部分、つまり節約が難しい部分という事。そして金額の実態がつかみづらい。失敗しやすいのも当然です。

やっかいなんですよね。固定費・準固定費とは性格が異なるんです。

ほとんどの人は、この変動費や不定期費に手をつけないまま終わります。

 

それから、上に挙げた内の、「趣味・交際費」の内容は、人によって大きく変わります。

友人など誰かと会ってどう過ごすかは、人によって様々ですし、付き合う相手も色々でしょう。となれば内容も変わってきます。「趣味・交際費に分類されるとはいえ、私の場合はどうしても必要な物なんです」というケースもあるでしょう。難しい所ですよね。

この部分を節約する・しないはあなたの自由です。

しかし、以下のいずれかに思う所があれば、ぜひこの変動費の節約をおろそかにしないで欲しいです。

  • 少しでもお金を節約したい
  • 生活を安定させたい
  • すこしでも残して将来に備えたい
  • 自己投資に回していつか人生を逆転したい
  • 周囲の人より一歩先に出たい

この変動費は、結構金額が大きい部分なんです。そして、固定費・準固定費と違って、生活に必ず必要な物でない事が多いので、丸々全額節約することも可能です。という事は、節約出来る金額が大きいという事になるんですよ。

節約したい人にとって見過ごしてはおけない部分という事が、おわかり頂けたでしょうか。

では具体的な節約方法のお話に入っていきましょう。

 

変動費の節約方法

ひとことで言ってしまうと「なるべく使わない」となるのですが、それでは身も蓋もないですね。私がお金に一番困ってた時期に、どうやって節約を行って生活を立て直そうか考えた時に、たどり着いたのがこの2つの方法です。

  1. 削れるところを探していく
  2. ゼロベースで考える

この2つです。2段階と言った方が良いかもしれません。ご説明していきます。

 

削れるところを探していく

言葉からお分かりかもしれませんが、変動費を一覧に書出し、その中で削れるところがないか1つ1つ見て行きます。

全く無しにしなくても、量を減らせないかなど、私はとにかく限界まで下げることを、全ての費用について行いました。

家計簿をつけている事が前提にあります。そうしないと、何に幾ら使っているかが把握できないからです。家計簿は重要なんですよ。

でも、もし家計簿をつけてなかったとしても、幾ら位使うかをある程度推測する事は出来ます。だから諦めなくて良いです。正確度は下がりますが、出来ない事はないです。

 

固定費・準固定費はどうしてもかかる費用なのですから、収入からその2つを差し引いて残ったお金の中で、変動費をやりくりするしかありません。

先ほどの表に挙げた変動費で考えてみましょう。

  • 食費
  • 外食代
  • 飲み物代(缶やペットボトル)
  • 飲み会代
  • 医療費
  • 洋服代
  • 趣味・交際費
  • 季節物

私の場合で幾つか例を挙げると、まず週1回以上外食してたので、それをなるべく行かないようにしました。自分の中では月に1回と決めました。

そして飲み物代。

買って良いのは1週間に1本までとしました。職場には水筒を持って行き、家でも100均で買った飲み物ポットに麦茶や緑茶を作った物か、インスタントコーヒーを飲むようにしました。

それまでは1日に1本以上買っていたので、難しいように思えましたが、結局は習慣です。慣れれば全然平気です。

そして、趣味・交際費です。

基本的に全て一旦停止です。どうしても会いたい人だけ会う事にし、それ以外はこちらから誘わない、誘われても断るようにしました。断り文句は幾つかパターンを作っておけば大丈夫です。理由まで聞かれないことも多いですが。

基本的に仕事をしているか、家にいるかになるので、少し退屈するように思いますが、それがそうでもないんです。

まず自炊をほぼ100%にするので、炊事の時間が増えます。そして、買い物も極力安くし、しかも栄養の偏りがあっては良くないし、体を壊して医者にかかってもお金がかかります。なのでよく考えて買い物をしたり、ネットで色んな食材の栄養素を調べたり、お金がかからないメニューを探したりしました。

それだけで結構時間はあっという間です。テレビを観たりだってあるし、むしろ時間は足りないくらいでした。

 

とまあこんな感じで。あくまでこれは私の一例ですが、「今ある物からどれだけ減らせるか」で考えていく方法です。

 

ゼロベースで考える

前述の削れるところを探すのとは考え方が根底から違います。こっちの方がよりシビアです。

ただ、これは上手く行けば大きく節約ができます。私はこれを多々実行しました。実行せざるを得ない状況だったんです(汗)。そこまで切羽詰まってました。最終的にほぼ生活スタイル丸ごと変わる感じなりましたけど(笑)。

自分の過去の恥をさらすのは恥ずかしい事ですが、この方法で、給料の8割が支払いとなった借金生活から抜け出したんです。

 

では、ゼロベースで考えるとはどういう事か。

一回思い切って、「それがなかったら生活はどうなるのか?」と想像してみるのです。

例えば、外食費で考えましょう。

外食が全く出来ない生活を想像します。別に問題ないですよね。自炊すればいいだけです。実際世の中にそういう人は多々おられるでしょう。という事でこれは可能。

では次、飲み物。これも外食と同じように、家で作れるので可能。問題なし。

では洋服代。これも今ある物を切ればよいので、当面は一切買わなくても大丈夫。

趣味・交際費。全くゼロは出来ないかもしれないけど、限界まで減らしてみる。チャレンジだと思って一人時間のプロになるつもりでやってみました。

こんな感じです。ちなみにこれ、変動費に限らず固定費や準固定費でも私はやってみたんです。結局、なしには出来ません。どうしても必要な物ばかりですから。

でも、「もし電気がなかったら?」と想像してみる事で、ほんのちょっとでも灯りがあれば暮らせるとか、給湯器のお湯とこたつさえつけばOK、などと気づくことが出来ます。

色々考えてみると良いです。

ないと仮定 結果 判定
スマホ 知人と連絡が取れない
仕事ができない
必要
ガス 風呂に入れない
定期購入 惰性で使ってただけ いらない
月額サービス そもそも観てなかった いらない

今の生活ベースで削る方向だけだと、生活レベルの悪化という認識になるので、辛いことだという印象が強くなります。でもゼロベースから考えてみると、それがある事のありがたみや、いかに便利な物であるかなど、前向きな視点で認識できるし、最低限必要な基準がわかるんです。

重要ですよ、ゼロベースで考える視点。今は物であふれた時代です。電化製品なども進化しつくしてしまい、新機能だけではウリにならなくなって来てます。そんな時代ならば、一旦マイナーチェンジじゃないですが、「最低限何があれば暮らせるか」を考えてみることで、何が必要で何がいらないのかを、再認識できると思います。

 

まとめ

今回は変動費について、その特徴と具体的な見直し・節約方法を私の経験談と共にご説明させて頂きました。

変動費の代表的な物は以下でした。

  • 食費(自炊)
  • 外食代
  • 飲み物代
  • 飲み会代
  • 医療費
  • 洋服代
  • 趣味・交際費
  • 季節用品(マスク、制汗スプレー)

この内容は人によって少し変わります。

これらを見直す2つの方法が、「削れるものを探す」「ゼロベースで考える」という方法でした。

私はゼロベースで考えてみることをオススメします。すると、要らないのにお金を使っていたものが明らかになったり、よりムダに気づきやすいからです。結果として、より大きな節約効果が期待できます。

私と同じくらい切羽詰まってる方、そこまでじゃないけれど、可能な限り節約したい方の参考になれば幸いです。