準固定費の特徴と見直し方法

2018-11-29

準固定費は節約の効果がすぐ出る部分

木製のテーブルの上に小さな付箋やノートが2冊、無造作に置かれている

家計の中で一番大きな金額を占めるのは固定費です。

今回は「準固定費」です。

正確には「流動費」であるものの、ご自身の中では毎月ある一定の金額が使われて、固定費と同じようになっているお金のことを「準固定費」と呼んでいます。私の造語です。

これを流動費として考えると、フワフワした定まらない物として、見直しも何となくになってしまいがち。そこで、固定費という位置づけで一旦型にはめて考えてみると、節約すべき部分が見えやすくなります。

 

準固定費とはどんな物があるのか

では、たとえば準固定費とはどういう出費があるのかを見て行きます。

  • 公共料金(電気代・ガス代・水道代)
  • ガソリン代
  • 日用品・消耗品
  • 化粧品代
  • ガム・飴
  • タバコ代

 

私は家計の出費は大きく3分別すべきだと思っています。その内訳は以下の表をご覧ください。

固定費 準固定費 変動費
家賃・住宅ローン 公共料金(電気・ガス・水道) 食費(自炊)
車のローン ガソリン代 外食代
スマホ代 日用品・消耗品 飲み物代(缶やペットボトル)
家のネット代 化粧品代 飲み会代
保険 タバコ代 医療費
塾・習い事 飴・ガム・お菓子 洋服代
定期購入品 趣味・交際費
月額サービス 季節物(マスク・制汗スプレー)
旦那さんのお小遣い
その他借金返済

この中の真ん中、準固定費が今回のテーマです。

固定費、変動費について詳しくはそれぞれの記事をご覧ください。各々別の対策方法が必要で、どれも重要です。全部理解すれば、家計の管理が赤字になることはなくなります。対策自体はどれも簡単。誰でもできる方法ですよ。

 

公共料金や食費が準固定費ここに入っているのを意外と思われるかもしれませんが、これぞまさに準固定費です。だいたい毎月同じような金額が使われますし、変化の理由が見つけやすいです。目標金額を定めることもできるし、どうやったら安くなるかもある程度想像がつきます。

しかし、公共料金(電気代、ガス代、水道代)と食費は、節約の優先順位はあまり高くする必要はありません。

節約の原則として、これらの様に生活に必須の物は、節約の優先度は下げましょう。生活の質が不健全なレベルまで下がったり、ストレスを大きく感じるようでは、不健康につながる可能性も出てきます。

ただし、ムダを見つけて省くのは良いことです。しかし、もっと節約すべきは本当のムダ遣い。不要な物に払ってるお金です。

節約とは、必要な物を削って削って出費を減らす事ではなく(まあそれも一応節約の一種だとは思いますが)、ムダを見つけてそれを辞める事です。こっちの方が断然節約の優先度は高いのです。なのに、世の中で節約と言うと電気や食費を削ることを思い浮かべてしまい、辛い不健全なイメージを持たれがちなんです。それは間違いだという事を知りましょう。

 

準固定費に分類される出費は、使った量や行った回数などで金額が変わるものですが、計算してみると割と毎月同じ位だったり、ある一定の狭い範囲で推移していたりします。家計簿をつけるとよくわかりますよ。

多い月は何かあったのか。特にないのか。季節により傾向があるのか。そういう事を家計簿を見ながら考えます。すると、変動には結構理由があったりします。

ストレスが貯まってうさ晴らししたのか。給料日後は外食が増えてるな・・・とか。使う量は一定だけど、たまたま買い替えのタイミングがその月に2回あったとか。何かにハマって良く寄り道していたとか。上司が変わって飲みに行く回数が増えて飲み代がかさみ、それに比例してタバコ代も増えたなど。人によっては洋服代などもあるでしょう。

 

ご自身の中で毎月使うのが当たり前になっている物は準固定費です。それが嗜好品とか交際費であるかどうかは関係ありません。明確に金額が決まってないけど、出費として毎月出て行く物は全部これです。

 

準固定費の節約方法

準固定費の見直し対策としては、ひとことで言うと、「習慣の見直し」になります。

準固定費は、ほとんどが毎月のご自身の暮らしぶりで決まります。生活習慣や、嗜好品に費やした具合の影響が大きい所です。

難しいと思われるかもしれませんが、理由がわかれば、やりやすくなります。

何となくよりも、これを辞めたらこれだけの金額が節約され、さらに体にもいい、などと計算が立つものは、やる気が起きやすいです。

お金がないと言いながら、必ずしも必要のない、嗜好品や交際費のような物にどれだけお金を使ってしまっていたのか。それが把握出来るのは大きいです。家計簿はとっても大事ですよ。

 

飲み代とかタバコ代、飴・ガムに一日2本買う飲み物代に、いつもの仲間との毎週金曜の夜の飲み会。

これらは辞めたらその金額が丸々節約されます。今挙げたもの全部買ってる人もいます。私が以前勤めていた職場には結構いました。飲みは週に2回くらい。飴かガムはしょっちゅう行くコンビニでよく買ってましたし、飲み物も毎日2、3本買ってました。そしてタバコも吸う。以前の私もそうでした。

こういう人は少なくないです。特に30後半~50代のくらいの方に多い気がします。これらのほとんどが体にあまり良くないものか、明らかに悪い物です。全て辞めるのが理想です。私は全部やめました。お酒すら一年に1、2本の缶チューハイを家で飲むくらい。飲み物すらほとんど買う事はありません。家でお茶パックやインスタントコーヒーをつくって水筒で持っていきます。

本当に必要な物かどうか、一度考えてみて欲しいです。

 

日用品、消耗品は流動費と考えがちですが、毎月ほぼ同じ使用量なので準固定費と考えた方が良いです。

少し品質の高い商品を使っているなら、それを安い品に変えたら、どんな不都合があるのかを考えてみます。不都合がない、またはあるけど気にする程ではないなら、見直しの候補ですね。

ずっと使い続けてる物や、毎月このくらいの金額かかるのが普通だから、という感じだと、見直せる部分が見つけにくいかもしれません。

そういう場合は、「この費用をこの金額まで安くできないか」と考えてみてください。すると選択肢が見えてくるかもしれません。

 

私の例

私は以前、トイレットペーパーに毎月かかるお金を見直しました。

これ1つでは小さな金額の差ですが、他の小さな見直しと合わせると1ヵ月で数千円の差を生みます。

私は昔「トイレットペーパーといえばネピアかエリエールでしょう」と何となく思ってました。その結果、トイレットペーパーに関しては良い物を使ってたんですね。学生時代に初めて一人暮らしをして、様々な商品があり、値段もピンキリだけど、トイレットペーパーといえばやっぱネピアかな~と何となく思って買いました。

いずれそれが習慣になり、他のトイレットペーパーを買うことに抵抗を覚えるようになってました。その後社会人になっても使い続け、かれこれ10年以上ネピアかエリエールなどの、トイレットペーパーの中で一番高いクラスを使い続けてました。

ところがある時、そんな私のトイレットペーパー感を揺るがす、小さな出来事が起きます。

たまたま実家に帰省しており、トイレに入って大をしました。トイレットペーパーを使います。私がいつも使っているのより明らかに質が劣るトイレットペーパーだったんです。値段を聞いたら、ネピアやエリエールに比べて驚きの安さでした。ドラッグストアで一番安い商品だとの事。

そこで初めて思ったんです。親ですらこのレベルのトイレットペーパーを使ってるのに、自分はなんて贅沢な事してたんだって。それもお尻にだけ。それで自分の家でも最安のトイレットペーパーに変えました。

ところが、問題発生です。

私は若い頃から軽く痔があります(汗)。そして神経質なので、トイレで大をしたときは結構な回数拭きます。だいたい10回くらい。他の方々が何回くらい拭いてるか聞いた事がないのでわかりませんが。

すると、少しかすり傷の様になり、ペーパーにうっすら血が付くんです。たまたま一回だけじゃなくて、そういう事がしょっちゅうありました。紙が固いんですよね。ネピアを使ってる時は大丈夫でした。

という事は、最安値のトイレットペーパー~ネピア位の良いトイレットペーパーの間のどこかに、お尻から出血しない境界線がある筈です。

そこで、色んなトイレットペーパーを試す冒険の始まりです。

最安値よりもう少し高いトイレットペーパーにしてみました。すると、もう感触が最安値よりやわらかいです。それでしばらく使ってみたら、ほぼ大丈夫でした。たまに軽く出血する事もありますが、そこはやり方で変わる程度。上手に優しく行い続ければ大丈夫。その後も同じ位の値段の商品を幾つか試し、これなら大丈夫というものを3種類ほど見つけました。

それ以来、ドラッグストアにいった時にそれらの中で一番安い値段が付いてる物を買っています。

 

私のトイレットペーパー見直しの一例でした。

このように、私の場合は家庭の事情というよりお尻の事情でしたが、あなたのご家庭の事情に合わせて見直しを図れば良いのです。

 

まとめ

木製のテーブルの上に電卓と電球とポトスのツルが無造作に置かれている

準固定費は、固定費にくらべて金額が一定ではありません。しかし、金額が毎月固定額かどうかはあまり関係ありません。毎月かかっている費用だという事が重要です。そして、多くのものが嗜好品など、なくても生きていける物だと言うところ。つまり、節約の手が付けやすい部分なんですよね。

だから簡単に諦めず、ぜひ見直しを検討してみてください。

きっと毎月の出費が減ると思います。