節約は出費を3種類に分けて考えないと成功しない

固定費、準固定費、流動費の3つ

黒い光沢のあるテーブルに、金貨が階段状に積まれている。逆さ富士のようにテーブルに写っている

家計を見直そうとするとき、手あたり次第に手を付けるより、出費を種類ごとに仕分けして、ポイントを絞って見直した方が始めやすいし、継続しやすいです。

なぜなら、カテゴリー分けすると、色んな出費が浮彫りになり、節約しやすい・しにくい部分が把握できるから。手あたり次第の節約では何がどう節約されたか実感しにくいんですよね(汗)。

裏を返せば、適切なやり方をしないと失敗しやすいという事です。

私の経験上、節約を初めて行う場合は、失敗しやすい物はほぼ必ず失敗します。節約するという事自体、慣れていないと抵抗があります。やりやすい環境を整えて楽な方法を取らないと、慣れる前に面倒さが勝り、挫折するか理由を付けてやめてしまいます。

一般的には、固定費と流動費(変動費と呼ぶことも)に分ける事が多いです。が、しかし、これでは分け方が足りないのです。だからお金の流れが把握しづらく、管理が複雑になるんです。これは、金融の話をする学者など、経済学っぽく家計を語る時の分け方です。

実際に節約をしようと思って家計を担っている人の立場に立たれていない考え方なんです。だから上手く行かない。上手く行った人は、自分で工夫して節約方法を作り上げる事が出来た人です。つまり私と同じような方々。自分で言うのもなんですけど。

 

私たちが我が家の家計の節約という観点で出費を分析する場合、大きく以下の3つに分けるのが良いと考えます。

  • 固定費(保険、通信費、家賃、住宅ローン、車のローン、固定資産税、習い事)
  • 準固定費(毎月の飲み物代、飲み会代、ガム代、洋服代、交際費)
  • 流動費(医療費、食費)

それぞれ性質が違うお金(出費)なので、同じ考え方では不都合が出ます。別の物として見直しも節約対策も分けて行った方が、節約が楽におこなえて効果も最大化しやすいんです。

出来る事なら、ここにもう1つ、不定期費(たまに必要なことや突発的な出費)を加えると、長い目で見ても安心なので理想ですが、とりあえずは上の3つでOKです。

ではさっそく、これら1つ1つをご説明していきます。

 

固定費

  • 家賃・住宅ローン
  • 車のローン
  • スマホ代
  • 家のネット代
  • 保険
  • 塾・習い事
  • 定期購入(サプリ、化粧品、健康食品)
  • 月額制のネットサービス(動画配信、Yahoo!プレミアム、Amazonプライム等)
  • 旦那さんのお小遣い
  • その他借金返済

 

準固定費

最初に言っておきますと、この「準固定費」と私が読んでいる物は、節約において超重要です。固定費も大事なんですが、ここが分かれ道。

家計の節約が大成功しているご家庭とそこそこで終わるご家庭を分けるのが「準固定費」なんです。

 

準固定費は主に以下のようなものです。

  • 公共料金(電気・ガス・水道)
  • ガソリン代
  • 日用品・消耗品(おむつ、生理用品なども含む)
  • 化粧品代
  • タバコ代
  • 飴・ガム

今挙げた物は、一見「変動費」のように思えますが、幾らかかるかわからない、毎月変動する出費です。なので正確には変動費なんですが、節約の観点からすると変動費とは分けて考えた方が良いんです。

その理由は2つ。

  • 変動するものの、ある一定の範囲におさまっている
  • 自分でコントロール可能

この2点をあわせ持っている費用は、「準固定費」として位置づける事にします。

そうする事により、今までは節約の対象として曖昧にとらえていた物を、金額を決めて節約計画を立てられる様になります。固定費と同じように、先に抜いて計算することが出来て、残ったお金を変動費としてやりくりすればOK。それが大きなメリット。

家計の中で、なんとなくな部分はなるべく減らした方がコントロールしやすくなり、その結果節約も成功します。

よくよく見てみると、準固定費に当てはまるものは結構多く、実質上の変動費というものはあまり多くないんです。

固定費・準固定費・変動費を表で見てみましょう。

固定費 準固定費 変動費
家賃・住宅ローン 公共料金(電気・ガス・水道) 食費(自炊)
車のローン ガソリン代 外食代
スマホ代 日用品・消耗品 飲み物代(缶やペットボトル)
家のネット代 化粧品代 飲み会代
保険 タバコ代 医療費
塾・習い事 飴・ガム・お菓子 洋服代
定期購入品 趣味・交際費
月額サービス 季節物(マスク・制汗スプレー)
旦那さんのお小遣い
その他借金返済

一般的には、変動費は金額が決まってないから、管理しづらいです。すると後回しになる。結局は管理されていない事が多いんです。実はここが節約の一番の問題です。

仕方ない事だと思われてるから、ここに目がいかず。「家計の管理って曖昧で難しい。家計簿つけても意味がないのでは」となってしまうんですよね。それではいけないんですよ。

変動費の中の多くは、確かに毎月決まった金額ではない物の、だいたい一定の範囲内で変動する、決まって出るお金なんです。だからある程度計画が立つ。しかも自分の行動次第なのでコントロールできる。という事は、大きな節約がチャンスという事なんです。

準固定費について詳しくは別記事で解説しています。節約において準固定費は肝となる重要な部分です。私の改善例も載せているので、合わせてお読み頂くことをオススメします。

 

変動費

変動費は、その月によって流動する、金額が定まらない出費の事です。

  • 食費(自炊)
  • 外食代
  • 飲み物代
  • 飲み会代
  • 医療費
  • 洋服代
  • 趣味・交際費
  • 季節用品(マスク、制汗スプレー)

これらが主な変動費です。

一般的には、前述した「準固定費」もあわせて変動費と呼ばれています。

固定費でもなく、準固定費でもない物と言い換えることも出来ます。

変動費は、固定費・準固定費とは性質が異なり、以下のような特徴を持ちます。

  • ふり幅が大きい
  • ゼロの時もあれば、結構な額になる事もある
  • 無くても暮らせる

そういう変動が大きい物だけを流動費と考えるのが良いと思います。

 

この内の、「趣味・交際費」の内容は、人によって大きく変わります。

不定期で友達と会ってお茶飲みながらおしゃべりとか、ストレスが貯まってくるとスーパー銭湯に行くとか、一人カラオケに行くとか。自分へのご褒美にスタバに行くとか。人に会うための交通費、普段課金しないゲームに課金しちゃったなど。

この変動費の節約方法は、「なるべく使わない」しかありません。対策としては、固定費、準固定費を差し引いて残ったお金の中でやりくりする様にします。

 

不定期費

普通は固定費と変動費しか分けないのですが、私はそこに準固定費を加えて3つに分けるべきというお話をしました。

さらに、この「不定期費」まで考えておいたら完璧です。家計管理で困ることはまずないでしょう。

いつ発生するかわかっている物は、それに向かって積み立てましょう。予想される金額を、現時点からその月までの月数で割り、毎月積み立てます。

例えば、今から2年後に車検があり、その金額が12万円位ならば、「12万円 ÷ 24ヵ月 = 5000円」となり、1ヵ月あたり5000円を積み立てて行けば大丈夫ということです。

もし12万円を多少オーバーした位なら何とかなります。直前まで忘れてて何も準備してなかったら、とても対応出来ませんね(汗)。

 

残るは、予想がつかない、突発的な出費です。

  • 友人や親戚の結婚式
  • 身内や知人の不幸
  • 急な病気やケガ
  • 急な家電製品の故障

主な例としてはこんなところでしょうか。

この中で、友人の結婚式だけは、ある一定の時期に集中します。男女差はありますが、だいたいご自身の年齢が20代後半から30代半ばが一番多い時期でしょう。

私は多い時は年に3回とかあって、非常に大変でした。しかも県外で開催とか(汗)。交通費もかかるはお祝儀はいるはで、おめでたいやら辛いやら良くわからない年でしたね。

こういうのって、こちらの気分で自由参加とかではなく、基本的に断れないですからね(汗)。おめでたいことなので断るのもんじゃないでしょうけど。

 

対策としては、ある程度の額の貯蓄を作っておくしか方法がありません。もし貯蓄がなければ、借金をする事になってしまいます。借金というのは、利子がついて元々の金額より高い金額を支払うという事です。節約の真逆を行く行為です。

なので出来る限り借金はしない方が良いんです。もう他に方法がなくてどうしようもないという時以外は借金しないようにしましょう。

 

まとめ

電卓と小銭ケース

節約を成功させる具体的な手順です。

  • 出費の仕分け(固定費、準固定費、流動費)
  • まずは固定費で見直せる物は見直す
  • 次に準固定費を見直す
  • 流動費を見直せるものを探す
  • 出来れば不定期費に備えて積み立てや貯蓄を

こういう流れで見直しを行うと良いです。これが出来ていれば、普通の人生で起きることは何があっても家計が赤字になることはないでしょう。

とことんまで切り詰める必要はないです。とりあえず今出来るレベルで。今よりも出費が減れば良いんです。

また来月見直してもいいし。あまり一気にやってしまうと、生活レベルのギャップに苦しんでストレスが貯まりますし。

折を見て再度見直せば良いんです。

 

ちなみに、食費は一番後まわしです。場合によってはやらなくてもOK。一番健康にかかわる部分ですし、食べることは楽しみでもあります。

ただ、外食費は別に考えてください。基本的に外食は控えるほど節約になります。そして外食は不健康です。とはいえ完全にやめる必要はないですし、外食が趣味の方もおられるでしょう。しかし、油断すると食費が自炊した場合の数倍になるので要注意ですよ。

私は一人暮らしのときに、普段自炊してると20000~25000円くらいなのに、ちょっと忙しくて外食やスーパーのお惣菜ばかりになった月の食費が6万円を超えた事があります(汗)。気を付けましょう。

外食は節約の優先度が高い項目であることを忘れないでください。