アパート契約時の費用

アパート契約時の費用

アパート契約の初期費用は何があるか

チェックリストと赤いペン

 

アパート契約時にはまとまったお金がいります。
まずはどんな費用があってどれ程かかるのか知って頂きたいです。
少し難しいかもしれませんが、非常に大事なことなので頑張って理解しておきましょう。

 

  • 前家賃(家賃1か月分)
  • 入居月の日割り家賃(家賃1ヶ月分を日割りして、その月の残りの日数をかけた金額)
  • 管理費・共益費(そのアパートによるが、数千円)
  • 敷金(家賃1〜2か月分
  • 礼金(家賃1〜2ヶ月分)
  • 仲介手数料(家賃1か月分)
  • 損害保険料(通常は15000円前後)

 

 

全てのアパートが必ずこうとは限りませんが、ほとんどの場合の費用はこうなっています。
一つ大事なことを覚えておいて欲しいのですが、この中の、管理費・共益費と損害保険以外の物は、家賃を元に計算されます。
つまり、家賃が高いとこれらの料金も上がる事になります。

 

ですから、なるべく家賃の安いアパートにする事で、初期費用が大きく下がるのです。
特に、敷金や礼金が2ヶ月分となっているアパートだと、その差は大きいです。

 

敷金、礼金がどちらも2ヶ月分のアパートならば、家賃が1000円変わると、

前家賃(1000円) + 敷金(1000×2 = 2000円) + 礼金(1000×2 = 2000円) + 仲介手数料(1000円)

となり1000円×6で6000円の差になります。
わかりやすくするために日割り家賃は除きました。

 

家賃が2000円変わると、その倍で12000円です。3000円変われば18000円です。
これを念頭に置いて、2000円、3000円でも良いから家賃は安いアパートを探す事をおすすめします。

 

ではこれから、1つ1つについて詳しくご説明して行きます。

 


前家賃

 

前家賃は、入居した月の次の月の家賃を前もって支払っておくという物です。
家賃1ヶ月分となります。

 

管理費・共益費があればそれも一緒に支払います。
例えば、3月20日が入居日なら、4月分の家賃を前家賃として支払う事になります。

 

住み始めてからも、家賃と管理費・共益費の次月分を、前の月末までに支払うのが通常です。

 

入居月の日割り家賃

 

アパートに入居する月の日割り家賃です。

 

入居日がいずれかの月のちょうど1日(4月1日、5月1日など)である事はそうそうないと思います。
家賃は1ヶ月分の金額なので、その場合の計算はどうなるのかですが、通常は家賃に管理費・共益費を加えた金額の日割りとなります。

 

たとえば、3月20日に入居の場合、3月は31日までありますから、
31 − 19 = 12
となり、3月分は12日分だけ支払うことになります。

 

家賃 + 管理費・共益費を31で割って一日当たりの金額を出し、それに12をかけた金額となります。

 

管理費・共益費

 

管理費と呼んだり、共益費と呼ぶ事もありますが、通常は1000〜数千円です。

 

部屋探しの時に間取り図を見ているとこの欄に金額が書かれている場合がありますが、家賃の他に毎月支払うことになっている物です。

 

これは、アパートの通路の電灯やエレベーターなど、そのアパートの住人全員が共通して使用する部分にかかる電気代などの費用に使われるお金、という事になっています。

 

敷金、礼金、仲介手数料の計算には、この管理費、共益費は含まれず家賃のみを元にするのが通常です。

 

敷金

 

敷金というのは、大家さんに預けておくお金で、担保みたいな物です。
家賃の滞納があった場合に支払いにあてたり、アパートを解約する時にどこか破損させてしまった所があれば、その修繕費用にあてられます。

 

通常は家賃1、2ヶ月分です。
なので、家賃が安ければ、契約時に払うこの敷金も安くなります。
何もなければ部屋を出る時に戻ってきます。

 

例えばタバコを吸う人の場合は部屋の壁紙がいつの間にか茶色くなってしまいます。それは住んでいた人が原因ですから、壁紙を貼りかえる費用が敷金から使われます。
それで敷金がまだ余っていればその分は返って来ます。何も交換や修繕が必要なければ丸々返って来ます。
アパートを退去する時になって初めて要求されるのではなく、アパートを契約する時に先に預けておくという事ですね。

 

インターネットでアパートの情報を見ていて、「敷1」と書いてあれば、敷金として家賃1ヶ月分を、アパートを契約する時に渡さなければならないという事です。

 

礼金

 

礼金は、アパートを契約する時に払う事になっている物で、通常は家賃1、2ヶ月分です。

 

一昔前では家賃2ヶ月分が相場でしたが、幸い、最近では礼金は必要ないアパートも多いです。地域によって違いがあるかもしれません。

 

この礼金という物は、敷金と違って後から返って来ませんし、後々の家賃に充てられる訳でもありません。払ったら払いっぱなしのお金です。
敷金の様に、後から返って来るから仕方ない、と思う訳にも行かないですね。
ですから、アパートを探す時に礼金が1ヶ月分のアパートか、またはゼロのアパートを探す事が、初期費用を安くする上でとても重要になります。

 

物件の情報を見てる時に、「礼1」となっていたら礼金として家賃1ヶ月分を払う必要があるという事です。家賃が5万円なら礼金5万円支払うことになります。

 

仲介手数料

 

仲介手数料は、不動産屋が入居者(あなた)と大家さんの仲介(橋渡し)をした手数料として支払う物です。

 

通常は家賃1ヶ月分です。消費税を含めて、1.05ヶ月分と記載されている事もあります。

 

損害保険料

 

火事になってしまった場合など、損害保険に入ってなかったら大変です。
そのため、アパートを契約する時は原則として損害保険に加入する事になります。

 

通常は2年分で15000円前後で、アパート契約時に2年分を先に支払います。
アパートはだいたい2年ごとに更新で、その度に一緒に次の2年分の保険料を払う事になります。

 

初期費用の例

 

ここで少し初期費用の例を挙げてみましょう。
日割り家賃があると計算が複雑になりわかりづらいので、ここでは無い物とします。

 

例1

  • 家賃50000円
  • 管理費・共益費2000円
  • 敷金1ヶ月分
  • 礼金1ヶ月分
  • 火災保険15000円

前家賃(家賃50000 + 管理費・共益費2000) + 敷金50000×1
     +  礼金50000×1 + 仲介手数料50000 + 損害保険15000 =215000

 

215000円ものお金を1度に払わなければなりません。

 

例2

  • 家賃50000円
  • 管理費・共益費なし
  • 敷金1ヶ月分
  • 礼金なし
  • 火災保険15000円

前家賃(家賃50000 + 管理費・共益費0) + 敷金50000×1
     + 礼金0 + 仲介手数料50000 + 損害保険15000 =165000

 

165000円となり、家賃は例1と同じ50000円ですが、初期費用の差は大きいですね。

 

このように、その物件(アパート)がどういう初期費用の設定になっているかで、初期費用は違ってきます。

 

初期費用を安くする方法

 

初期費用についてまとめると、安くするコツは以下の2つになります。

  • 礼金が少ない(つまり礼金がゼロか、1ヶ月分)部屋を探す
  • 家賃が少しでも安い部屋を探す

 

まず1つ目についてですが、インターネットで部屋を色々見てみると、敷金が1ヶ月分で、礼金なし、という物件は結構あります。
敷金もゼロの部屋で探すと、選択肢が少なくなるので、どうせ戻ってくる物ですし、敷金1ヶ月くらいは当たり前と思った方が良いかもしれません。

 

まずは礼金なしの部屋を中心に探し、それでもどうしても住みたいけど礼金が1ヶ月の部屋が出て来たら、引越しの予算と相談するくらいが良いと思います。

 

2つ目の、家賃が少しでも安い部屋にする事についてですが、初期費用に含まれる、前家賃、敷金、礼金、仲介手数料などは家賃の何ヶ月分かで計算されますから、家賃を5000円安くしたら、一般的に初期費用は25000以上(前家賃も含めて)安くなります。

 

なので、少しでも家賃が安い部屋を探すことは非常に重要なポイントです。

 

ここで1つ気になる事があるかもしれません。例を挙げてご説明します。

 

いま仮に、礼金はゼロだけど家賃が63000円のアパートと、礼金が1ヶ月あるけど家賃が60000円のアパートの2つがあり、あなたがどちらも気に入って迷っていたとします。
その場合どちらを選ぶべきかですが、私の考えを述べます。

 

結論から言ってしまうと、礼金が1ヶ月あるけど家賃が60000円のアパートを選びます。
その理由は、2つのアパートの家賃の差が3000円ですから、1年でその差は36000円。2年ならその倍の72000円です。
という事は、2年経つ前に礼金は元が取れてしまいます。

 

家賃は毎月の物ですし、長く住む程何度も払って行くのですから、家賃が安い方が得と考えます。
もちろんこれは、今回の例の様な条件で迷った場合のお話で、礼金がゼロであるに越した事はありません。

 

ちなみに、毎月の家賃を払う事より、初期費用としてまとまったお金を準備する方が困難な方は、家賃が少し高くても、礼金がゼロの方が良いという考え方だってあると思います。それはあなたの状況に合わせて考える必要がありますね。

 

一人暮らしを始めるにあたって、アパートの契約以外にも引越し費用や生活用品を買うお金などもかかります。
住みたいアパートとお金のバランスを考えて、くれぐれも慎重に検討しましょう。

 

 

 

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